ブログやサイトで記事を書く場合、
よく最初に質問されるのが「記事の文字数は何文字ぐらいが良いのか」というところ。
確かに記事には、何文字で書け、といった決まりや目安もなく、つまり文字数に対してゴールが決まってないので、どこまで行けばよいのかが分からず不安にもなる。
沢山書くのは面倒でもあり疲れることにもなるので、できるだけ文字数は少なく済ませたい、という思いもあったりしますね。
- ブログの記事の文字数に決まりはないし、正解はない
- 必要な内容を書いたら文字数は結果としてこれだけになった、
というのがその記事の文字数 - 場合によっては目安の考え方はある
こうしたものが記事の文字数ですが、
ここでは、文字数に対する基本的な考え方と、具体的な記事の文字数目安などを一緒に見て行きたいと思います。
Contents
● 文字数の基本の考え方
まず記事の文字数を考える場合、
基本的な考え方としては以下になると思います。
- その記事内容で読者から見て必要とされるものになっているかどうか
当たり前ですが、ブログで記事を書くということは、あるテーマ(疑問や何かの方法など)に対してその答え、情報をネット上に拡散するということにもなり、つまり「検索されてその記事を読む人がいる、読者がいる」、ということが大前提。
ブログではその記事を読む人のために記事を書くことになり、その記事を読む人が満足する内容になっていることが必要(その結果としてこうした文字数になった)というのが基本的な考え方。
一概に、何文字ならOKみたいなことは言えず、どういった内容の記事を書くかでその記事の文字数も決まる、といった結果論的なものにもなりますね。
(必要な内容を書いたら結果としてこれだけの文字数になった、というものがその記事の文字数)
まず基本の考え方として押さえるべきは以下の点。
- 文字数は結果論的な数であり、
ポイントは、その記事を読む人が満足する内容になっているかどうか
ここを押さえた上で、具体的に文字数というものを考えてみましょう。
● 一般論的な文字数の目安
ネットビジネスの世界もそうですが、
一般論的に言われるブログ記事の文字数の目安は、最低でも1500文字から2000文字ぐらいだと思います。
5000文字ぐらいを目指せ!という意見もありますね。
私もブログのノウハウを伝える中で、その人のブログの状態や目指す目的、タイミングによって「できれば5000文字ぐらいのしっかり内容のある記事を書きましょう」みたいにコンサル生にお話しすることもあります。
でも何も考えずにまず基本とするなら「最低でも1500文字ぐらいから2000文字」というのを1つの目安にすると良いと思います。
なぜ1000文字とかではだめで1500文字とか2000文字という数字が出て来るのかと言えば、話は単純で、それは1000文字ぐらいの記事を読めば分かります。
何について書かれているかによりますが、1000文字程度の記事は内容があまりなく、特に何かに踏みことなく薄っぺらで大した記事になってない場合が多いから。
(読者から見て満足するような記事(有益な記事)になってないことが多いから)
この「最低1500文字から2000文字」をまず1つの目安、基準として、あとは状況によって変化する、と考えると分かりやすくなると思います。
状況によって、というところでは、例えば以下3点。
- 1)サイト視点:どういったサイトで記事を書くか
(どういった段階のブログなのか) - 2)記事目的の視点:何をしたいがために記事を書くか
(その記事の目的は何か) - 3)検索需要の視点:どれぐらいの期間検索される記事を書くか
(検索される期間が長いか短いか)
こうした点で目安となる文字数の考え方も変わることから、以下、少し詳しく見ていきましょう。
文字数目安1)サイト視点
サイトから見た視点とは、
ここでは運営しているブログが既に成長しているブログか、まだ成長途中だったり、生まれたばかりなのか、という「そのブログはどういった状態にあるか」を指してます。
ブログ、ドメインの強さ
文字数を気にするのは、基本はアクセスを集められるかどうか、そのために文字数はどのぐらい必要なのか、とセットで考えることにもなります。
つまり、どのぐらいの文字数を書けば検索結果の上位表示に対して十分かどうか、検索結果の上位表示のために必要な文字数はどれぐらいか?ということになりますね。
どうやったら検索上位表示できるか、と調べると「ドメインが強い/弱い」、「ブログ/サイトが強い/弱い」、といった表現をよく見ます。
SEOというものにもなりますが、
これはそのブログ(サイト)がグーグルからどのように見られているのか、ブログ(=そのドメイン)に対するグーグルの評価が高いか低いか、ということ。
検索結果の上位表示のためには、記事以前にそのブログ(ドメイン)に対してグーグルがどれほど評価をしているかが大きく関係します。
評価の高いブログ(強いドメイン)であれば、文字数は多くなくても上位表示できることも多いでしょう。
逆にグーグルからの評価が低いブログ(弱いドメイン)では、ちょっと書いただけではなかなかその記事の評価は高くならず、検索結果の5ページ目、6ページ目にやっと見つかる、みたいになるかも知れません。
評価の高いブログ(強いドメイン)というのは、ある一定の期間しっかり運営され、アクセスの集まる記事もあり、外部からのリンクもそれなりにされているもの。
まだブログを始めたばかりとか、
それほどまだ記事数もないしそんなに長く運営もしていない、となると、グーグルからの評価は高くない(というか低い)ということにもなります。
これらからすると、一般論的に言えば以下のようにも言えます。
- グーグルからの評価が高いブログ:
それほど多くの文字数はいらない
(けど、必要と思われる内容はしっかり書こうね) - グーグルからの評価が低いブログ:
必要と思う内容以上に詳しく書いたりして文字数もいる
(関連情報含めたりして、より質の高い記事を書こうね)
こう考えて、まだグーグルからの評価が低いブログは、目安の文字数の最低限は1500文字から2000文字以上だけど、3000文字以上を当面の目安などにしていく。
グーグルからの評価が既に高いブログは、あまり文字数は気にせず必要十分と思われる内容を書く。
初期に良い記事を意識して入れる
参考までにですが、私の場合、新たなブログを立ち上げた時には最初の方はなるべく最低3000文字、できれば5000文字ぐらいを目安にして記事を入れてます。
これは経験的にですが、
最初の頃しっかりした質の高い記事を入れているほど、ドメインの評価も高くなる+その評価が維持される傾向がある、逆に最初の頃に質の低い記事を入れていると、グーグルの評価も低くなりそれが維持される傾向にある、と感じているからです。
理論的に考えると(というと大げさですが)「最初の頃に質の高い記事を入れる」というのがポイントで、外部リンク(他のサイトからのリンク)も早い段階からされやすい、という要因が大きくなると思います。(だからグーグルの評価が高くなるのが早い)
最初の頃の記事は、学校で言えばクラス分けのための試験、みたいに捉えると分かりやすいかもしれません。
その試験(最初の頃の記事)の成績が良ければ、Aクラスに入って1年間はそこにいる。良くなければBクラスに入って1年間はそこにいる。
クラス分け後の1年間はAクラス内でどれだけ成績が悪くてもAクラスの一員とみなされ「あの子は優秀だよね」と言われ、Bクラスならその中でどれだけ成績が良くても「あの子はしょせんBクラスだよね」なんて評価される、みたいな。
「グーグルハネムーン」(新たに立ち上げたブログは通常の評価より高めにして様子を見る、といったグーグルの仕組み)も関連してきますが、ブログでもなんでも出だしが特に大事、というのは意識すると良いと思います。
文字数目安2)記事目的の視点
サイトが強いか弱いかという視点以外にも、
「記事を書く目的は何か」によっても文字数の目安の考え方も変わります。
ブログを始めて最初の目的となるのがアドセンスの審査通過、という人も多いでしょう。
- まずはアドセンスの審査を通過する
- 審査に通過したら、よりアクセスを集めるための記事を意識していく
という流れがあると思います。
アドセンス審査通過が目的
アドセンス審査突破がまず目的の場合、
文字数をどう考えるかは逆に言えばアドセンスのポリシーに沿う記事、文字数はどなるのか、となると思います。
アドセンスの公式フォーラムでエキスパート(フォーラムで質問に答えてくれる人の中で優秀な人と考えればOK)は1500文字ぐらいは書こうよ、的なコメントが結構見られます。
※ アドセンスの審査では500文字とか1000文字ぐらいだと、コンテンツ不足と判断されたりして審査に通過しずらくなるので注意
アドセンスのポリシーでは、一言で言えば「読者に役立つ質の高い記事を書く」ということが言われていて、グーグルからそう見える記事(その結果としての文字数)が必要だということになりますね。
アドセンスのヘルプフォーラムで回答してくれるエキスパートという方々が1500文字以上と言っているから1500文字で良いか、ということではなく、当然「読者から見て質の高い」が満たされた中での文字数です。
書く内容によっては「読者に役立つ質の高い記事」にするために、多くの説明、多くの具体例を入れたりして、その場合には、3000文字、5000文字、それ以上の記事になることもあるでしょう。
文字数、という点だけで見れば、1500文字ぐらいはないと内容が薄い、不足している、と感じる記事になることが多いので、1500文字文字はあくまで最低限としての目安。
あとは書く内容によって、詳細を追加したり詳しい説明を追加したりして、その結果がその記事の文字数となる、と考えると良いですね。
※)内容のある記事(結果として文字数の多い記事)を書く方が、記事数が少なくてもアドセンスの審査に通りやすい(5記事ぐらいでもとおる)ので、そうした記事を目指しましょう。
アクセスを集めるのが目的
アクセスを集める(つまりは記事を多く読んでもらう)目的で記事を書く、
これがブログを進める時の一番の目的にもなると思いますが、
そのための文字数を考える上でのポイントは、検索結果の上位表示です。
※ 検索結果で上位に表示されれば目立ってアクセスされやすいし、検索結果の5ページ目や5ページ目では全くアクセスがない、ということにもなりますので。
検索結果の上位表示となるには、まず基本の考え方として、
「同じテーマで書かれている他の記事よりも質の高い記事になっている事」。
検索結果で表示される順は、
あるキーワードで検索した時の「グーグルが考えるおすすめの記事の順」と考えれば分かりやすいと思います。
ネット上にはすでに多くの情報があり、似たようなテーマで書いている記事がある、というのをまず前提とすると、それら似たようなテーマで書いている記事よりも(グーグルから見て)質の高い記事でないと、検索順位で1位とかの上位にはなれません。
特にまだブログを始めたばかり等あまりアクセスのないブログは、ブログ自体(ドメイン自体)のグーグルからの評価が低いので、余計に質の高い記事を書く必要があると考えるべき、というのも自然と分かりそうなところです。
他の記事よりも質を高くする、
その1つの目安として考えやすいのが文字数。
(文字数はあくまで記事を評価する要素の1つにすぎないので、そこはお間違えなく)
狙っているキーワードで検索した時に表示される記事の中で、特に上位に表示されている記事、または検索結果の1ページ目に表示される記事がありますが、それらの記事と同等の文字数は必要としてそれを目安にしてみる。
(記事内容も関係するのであくまで目安としての位置づけ)
検索結果に出て来る記事をざっと見た時、3000文字ぐらいは書いてるな、となれば、自分も3000文字ぐらいを目安にしようと考えるし、5000文字クラスの記事がずらっと並んでた!となれば、自分も5000文字ぐらいの中身のある記事を書く必要があるな、それを目安にしてみよう、という感じです。
同じテーマに関連した記事たちをネットビジネスではライバル、またはライバル記事と呼んだりしますが、ライバルたちに負けないボリュームをまず文字数の目安とする、というところです。
文字数と検索順位の関係
参考ですが、以前(といっても何年か前)アメリカかどこかの調査会社が検索順位1位の記事の文字数を調査した結果があり、それによると1位の記事は5000文字ぐらいが多かった、というのがありました。
この5000文字、日本語の5000文字とは違って半角英数の5000文字を言ってると思いますが、5000という数字は、その数値がポイントというより内容の濃さを指していると思います。
当然詳しく書いていくと文字数も増え、その記事の専門性も高まり、関連情報を入れると記事内の情報の網羅性も出てきて、
「知りたいことが関連情報含めて一通り詳しく書かれ、とても参考になる記事」
としてブックマークされたり外部サイトからのリンクが増えることにつながります。
アドセンスのヘルプフォーラムでも良く「ブックマークされるような記事を書きましょう」ということがエキスパートから言われたりしますが、検索順位の上位表示を狙うなら、
「知りたいことが関連情報含めて一通り詳しく書かれ参考になる記事」
(ブックマークしてもらえると思われる記事)
(自分でその記事を読んだとき、果たして自分はブックマークしたいと思うか、参考記事としてリンクしたくなるか)
を意識すると良いですね。
文字数目安3)検索需要の視点
アクセスを集める、というところに関連しますが、記事を「検索される期間」という視点でみるとざっくり以下2種類があります。
- 1)割と長い期間検索されるもの
- 2)単発で短い期間だけ検索されるもの
1)の「割と長い期間検索されるもの」は、
例えば、恋愛の悩みとか長い間興味がもたれる分野のテクニックやノウハウを伝えるもの。(女性/男性にモテる方法とかお掃除の簡単テクニック、お小遣いのため方、ゴルフの上達法など、年間を通して検索されるようなもの。ネットビジネスを進める人にはロングレンジ、ロングテールの記事というと分かりやすいかも)
2)の「単発、短い期間だけ検索されるもの」は、例えば時事問題やスキャンダル系など、短期間ニュースなどで盛り上がるもの。
(有名人の誰かが離婚した!とか、今日のサッカーや野球の試合の結果はどうなった!?みたいなもの。一定の期間が過ぎると誰も検索しなくなるもの。ネットビジネスをやってる人にはショートレンジ、トレンド記事、速報記事というと分かりやすいかも)
長い間検索される記事は、
ライバル記事(同じテーマで書かれた記事や関連する記事)が既に結構あるのが普通で、それらライバル記事に負けないぐらいの文字数が1つの目安と考えると分かりやすくなると思います。
ライバル記事が3000文字ぐらい書いていたら、自分はそれと同等かそれ以上を目指す。
勿論無駄な表現とかを無理やり入れて文字数をかせぐのではなく(そんなことをするとグーグルから逆に質の悪い記事として評価を下げられるので注意しましょう)、詳しく書いたり関連情報を入れたりして中身の濃い記事にすることで、同等かそれ以上の文字数にする。
短い期間だけ検索されるもの(時事問題やスキャンダル系)はこれまでにない新しい話題が多く、つまりはそもそもライバルがいなかったり少ない場合が多い。
そうなるとライバルの文字数はあまり気にする必要ないので、最低限と考えられる文字数でも良いか、というのが文字数の目安の考え方にもなりますね。
ただ最低限の文字数といっても、アドセンスを利用している場合は特にですが、コンテンツ量(文字数)があまりに少なすぎるとポリシー違反とみなされる可能性も出て来ることから、最低1000文字~1500文字ぐらいを目安にするのが無難です。
文字数が多すぎるのは良くない?
たまにコンサル生にも質問されますが、
記事を書いていて例えば5000文字とか6000文字とかになってしまった場合、
「これは文字数が多すぎる、読者からみて読むのが辛いかも」
と考えて、もっと短くしたほうが良いのか...
など悩むケースがあるようですね。
こうした時によく例えに出すのが「短編小説」と「長編小説」。
- 「短編小説」は勿論短いので、文字数は少ない
- 「長編小説」は勿論長い、文字数は多い
文字数が少ないので短編小説が良い、
文字数が多いので長編小説が良くない、とはなりません。
それぞれにはそれぞれの良さがあり、短編小説と言っても中身が十分良ければその文字数で良いし、中身が興味を引かない、分からない、面白くない、となると、文字数が少なく読みやすいと思われる短編小説でもダメなものはダメ。
逆に長編小説といった文字数が多いものでも、内容が分かりやすい、興味を引く、色々な要素があり予期しない展開や内容があったりすると、その多くの文字数を時間を忘れて読んでいくことになりまし(文字数が多くても気にならない)、
無駄な部分が多い、余計な部分がたくさんある、となれば、単に長いだけで途中で読むのをやめる、ということにもなりますね。
どちらにも共通するのは「読者から見て内容が良いか悪いか」。
もしかしたら、「これは文字数が多すぎる、読者からみて読むのが辛いかも」と思うケースでは、自分自身その文字数の多い記事を読み返した時、「ここまでぐらいしか読まれなさそう」「読んでて疲れる」と感じるものになっているのかもしれません。
- 短くても中身があればよい
(アドセンスの1500文字の例がそうですね) - 長くても、分かりやすく書かれてたり、興味を引く視点が色々出てくれば、読者は気にせず読み進める
文字数が多くなった時に考えることは、
まずその内容を読者が読んだ時、読み進められる内容になっているかどうか、というところだと思います。
文字数が多いと感じたら、分かりやすく整理されている、内容が充実しているか、無駄な部分がないか、をまず考えることにポイントを置いて見直してみるのが良いですね。
(読者の興味を引くことが書かれているか、読み進めるだけの展開がされているか、など)
文字数が多い記事の工夫
文字数が多くなったな、読者から見て読みづらいかも(読んでくれないかも)と思った時の書き方の工夫について参考までに。
ブログの記事は、そのブログの運営者が著名人や有名人でない限り、誰かが何かを知りたくてネットで検索し、検索結果から「この記事に知りたい内容が書かれてそう」と選んで、直接その記事に訪れます。
※)その意味では、有名芸能人などが書く日記調の簡単な記事が楽なので、自分もそのスタイルで書く、というのはアクセスを集めるブログを目指すなら考えた方が良いです。
ネットで検索する時の読者の気持ちには
「これが知りたい」という明確な目的があるってことになりますね。
ブログでは、そうした疑問などに答える記事を書くわけで、読者の期待は「自分の知りたい答えがすぐわかること」。
このように考えれば、
記事の構成として最も良いのが以下になるかと思います。
- まず答えが書かれている
- 続いて詳細が書かれている
会社でレポートを書いたり何かの結果を報告する場合もそうですが、何やら事の経緯から始まって、色々読んでやっと最後に結論として答えが来る、みたいなことをすると、上司から、
「もっと簡潔にまとめろ!」
「結論を先に書け!」
なんて言われたことある人もいるかも知れません(それは私です笑)
それと同じ感覚ですし、論文の書き方でも同じだと思います。
- 答えだけ知りたい人は、答えの部分を読んで満足する。
- 答えも知りたいけど、より深く知りたい人はさらに詳細内容へと読み進める。
何かを知りたくてネットを検索する場合、
いくら普段温厚でゆったりした人でもいきなり短気になる、と思ったほうが良いです。(私もそうです笑)
普段温厚な人が車を運転すると途端に人が変わる、みたいなことあると思いますが、自分一人の世界で何かをしている、といった、自分中心の状況になると、人は結構わがままになる/短気になるものです。
起承転結みたいな感じで、
色々説明して最後にやっと結論が来る/答えが分かる。
推理小説やドラマを見てるわけではないので、そうした書き方をすれば、読者からすると途中で面倒になって他の検索結果に行ってしまうことにもなりかねません。
(当然そうした記事は評価があがらない(検索順位は上がらない)だろうな、と思いますよね?)
書き手の思惑としては、記事の中にある広告をより多く見せたい、とか、順に説明をしていきた、そうした方が自分も書きやすい(といった読者視点というよりは自分視点)、などその他にも理由はあるかも知れませんが「逆効果になることもある」と思ったほうが良いです。
- 読者の求める答え、結論を先に書く
- 詳細内容、関連情報はその後説明する
- 補足は最後に書く
(途中に書くにしても、読み飛ばせるような見せ方、工夫をする)
文字数がとても多くなった、
という場合には、こうした記事の書き方や構成を工夫してみると良いですね。
記事を分割するという考え方
文字数が多すぎると思う場合、
記事を分ける/分割する、ということも考えられます。
ただ「文字数が多いので」という理由だけで記事を分割するのは少し考えたほうが良いのかも。
というのは「文字数が多いから分割する」では、文字数の視点のみで見ているだけで、それ以上に重要な「読み手から見てそもそもその内容がどうか」という視点がどこかに行ってしまってる、とも言えるからです。
記事を分割するにしても、
そもそも分かりづらい、興味を引かない、
という記事になっていたとしたら、分割した次の記事/ページまで読者は見ることはないでしょう。
(分割を考えたり、実際分割するだけ時間の無駄にもなってしまう)
ここでもやっぱりまず考えるべきは、
そもそもその記事、読者にとって良い記事になってるか、という視点。
記事が長い、文字数が多くなった、
というのは理由があるはずで、たとえば、
- 関連した補足が多い
- 関連が薄いが読者に伝えたい内容/書きたい内容があり、それが長くなってしまった
こうした場合には、まず「読者にとって良い記事になってるか」という視点を持ちつつ、本題(記事のテーマ、主題)とは少し異なっている部分を独立した記事にすることで文字数を圧縮する。
独立させた部分(記事)は、当然その記事の主題(その記事のメインとする内容)も変わることから、それが読者から見てよく分かる異なるタイトルを付ける。
そうして、元の記事(文字数が長かった記事)から関連記事としてリンクを張る。
(本題とは関連がちょっと薄いけど、見たい人はこちらをどうぞ、という形にする)
こうした工夫を考えていくのも良いですね。
文字数の目安を設定するメリット
最後に、文字数の目安を設定するメリットも考えてみましょう。
特にブログを始めたばかりであったり、
まだ記事を書くことに慣れてない、
という場合では、1000文字書くのもやっとこさ、なんて場合もあると思います。
(私が最初そうでした ^-^;))
1000文字書くのもやっとという場合もでも
あえて文字数の目安を2000文字とかにしてみる。
当然1000文字しかない記事ではあと1000文字必要となるわけですが、さてどうしよう、どこを増やせばよいか、と改めて記事をじっくり読み返したり、ライバル記事を参考に見たりして、
- ココはもっと詳しく書いた方が良いな
- ここは具体例を入れたほうが良さそうだ
- ライバル記事は自分にはないこうした視点が入ってる、では自分も同じ視点を取り入れるとどうなるか書いてみよう
- 補足情報を入れるともっと良いかも
などなど、色々と気づきを得ながら
詳細情報、関連情報を追加したりすることになります。
これで目標とする2000文字に到達したらその記事は完了、となるわけですが、こうしたことを繰り返すことで記事を書くのに慣れたり、色々な書き方や視点を得たりして、記事を書くことのスキルも上がっていきます。
文字数の目安を設定して、その目安に到達するようにすることで、記事の質を上げるとともに記事を書くスキルも磨く、ということになりますね。
文字数は記事の質に対して1つの要素にすぎませんが、まだ記事に書き慣れてない、中々文字数のある記事が書けない、という場合には、自分なりに文字数の到達目標を設定して記事を書いてみる。
それが結果として記事の質を上げること、記事を書くスキルを上げることにつながり、こうした意味で文字数の目安を設定するのは良いことだと思います。
今回のポイント
- 文字数に決まりはない:
読者から見て必要な内容を書く、が基本でその内容を書いた結果の数字が文字数 - 一般論的な文字数:
最低1500文字から2000文字 - サイトの強さから見た文字数:
- 強いブログは文字数はあまり気にせず読者から見て必要な内容を書く
- 弱いブログは3000文字以上などを1つの目安にしていく
- 記事の目的からみた文字数:
- アドセンス審査通過が目的:最低1500文字以上
- アクセスを集めるの目的:ライバル記事の文字数が目安
- 検索需要から見た文字数:
- 割と長い期間検索されるもの:ライバル記事の文字数が目安
- 短い期間だけ検索されるもの:最低1000文字~1500文字ぐらいが目安
記事の文字数、記事の良しあし(検索結果の上位表示を狙えるかどうか)は、文字数だけで語れるものではありません。
一番のポイントは、アドセンスの審査通過が目的にしろ、アクセスを集めるのが目的にしろ、読者から見てどうか、という視点。
読者の求める答えがしっかり書かれ、それに関連する情報も詳しく分かりやすく書かれた記事を書く。
こうした記事が良く読まれ(アクセスされ)、更にブックマークされたり外部からリンクをされることにもなり、結果として検索結果の上位に表示されるようになります。
文字数は1つの目安に過ぎない、でも、文字数の目安を設定したりして、その文字数に達するぐらい詳しく書く、読者から見て役立つ記事にする。
文字数はこんな感じでとらえていきましょう。
ちなみにこの記事は1万文字を超えてます。
(自分が考えている以上に文字数多くなりました。
これだけの文字数を書こう、とは思っておらず、結果としてこれだけになったという例)
さてこの記事、長過ぎるでしょうか、
それとも、特にそうしたことはない、と思われるでしょうか。
見方によってはアドセンスの部分や検索順位と文字数の関係、文字数が多くなった時の工夫などは独立した記事にしても良いですね。
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