XAMPPを使い始めてすぐ直面する問題に、ファイルサイズオーバーでアップロードエラー(画像などのアップロードやテーマファイルのアップロードなど)、そして次に来るのがこのセッションタイムアウトエラー。

ワードプレスを更新する、プラグインやテーマの設定を保存しようとすると、しばらく待った後に以下のようなエラーが表示されて、えぇぇ !?、という感じです。

  • Fatal error: Maximum execution time of 30 seconds exceeded in C:\xampp\htdocs\simple\wp-admin\includes\class-core-upgrader.php on line 399
    サイトで技術的な問題が発生しています。サイト管理者のメールを確認して指示に従ってください。

エラーメッセージの内容は以下になりますね。

  • 実行時間30秒を超えたぞよ
  • 場所は「C:~\class-core-upgrader.php」というファイルの399行目のようだ
  • サイト管理者に確認してね

管理者に確認っていっても管理者は自分だし...と戸惑いますが(笑)、つまり何かタイムアウトエラー(30秒を超えたからダメ!)、ということのようですね。

30秒を超えたのがダメであれば、この30秒という制限をもっと伸ばせばよい、ということになりますので、XAMPPの設定を変えればOK。

変更するのは「max_execution_time」になりますが、これは「php.ini」で定義されているので、まず「php.ini」を開きます。

php.iniを開く

「php.ini」を開くには2つ方法があり、ここでは簡単にメニューから開く方法で開いてみましょう。

(もう1つはフォルダーからファイルを見つけて開く方法ですが、こちらは「XAMPPでファイルのアップロード容量を増やすには?」内の説明を参照してみてください)

以下のようにXAMPPのコントロールパネルから「Apache」の「Config」ボタンをクリックし、表示されるメニュー項目から「PHP(php.ini)」を選択します。

  • ①:「Apache」の「Config」ボタンをクリック
  • ②:「PHP(php.ini)」を選択

これで「php.ini」がメモ帳などのテキストエディタで開かれるので、次の編集に移りましょう。

php.ini を修正する

では実際に php.ini を修正します。

まずエディターの検索メニューや「ctrlキー +Fキー」で「max_execution_time」を検索します。(目視で探すのは大変なので検索を使いましょう。だいたい380行あたりに「max_execution_time」あります)

「max_execution_time」の値を30から120に変えたところ

この例はXAMPPのバージョンが低い場合のものですが
「max_execution_time」の値が30になってますね。
(v3.3.0では初期値は120になっている)

値が30というのが30秒でタイムアウトになる秒数なので、これを「60」とか「120」などに増やしておけば良いです。
(私の場合はちょっと多めに300とかに修正してます。所詮PC内だけの話しですので)

修正したら保存して終了!

Apacheの再起動

「php.ini」を修正したら、一度「Apache」を再起動しておきましょう。

  • Apacheを一度「Stop」し、改めて「Start」しておけばOK!

後は実際にタイムアウトエラーになった操作(ワードプレスの更新など)をして、タイムアウトになれば更に「max_execution_time」の時間(秒数)を延ばすなど調整していけば良いですね。

以上で、XAMPPのタイムアウトエラーの対応は完了!

ここで見たタイムアウトエラーの他によく出る「アップロードファイルサイズの容量オーバーエラー」についても対応しておいた方が良いので、以下を参照してみてください。

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