グーグルの「サーチコンソール」は非常に便利なツールですが、サーチコンソールへの登録(プロパティの追加登録の手順)に少し戸惑います。
プロパティタイプを「ドメイン」「URLプレフィックス」と選択できるようになってますが、特に「これからサーチコンソールに登録して使ってみよう」という場合には、やり方が分からない、難しい、と感じるかもしれません。
ここではサーチコンソールに登録する手順、また、プロパティ追加で「ドメイン」「URLプレフィックス」の違いを理解しつつ、簡単にプロパティを追加・登録する手順を見て行きましょう。
Contents
サーチコンソールを開始する
では、まずはサーチコンソールの開始です。
「サーチコンソール」で検索して「Google Search Console」をクリックしていきましょう。
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サーチコンソールのスタート画面が表示されるので、「今すぐ開始」をクリック!
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プロパティタイプの選択
続いてプロパティタイプの選択ですが、ここが分かりづらいところです。
1)始めてサーチコンソールを使う場合
始めてサーチコンソールを使う場合には、以下の画面がまず表示されます。
プロパティタイプの選択には、「ドメイン」と「URLプレフィックス」という2種類がありますが、ざっくり言うと「URLをまとめて扱いたいか、個別に扱うか」みたいな感じです。
「ドメイン」「URLプレフィックス」の どちらを選んでもサーチコンソールは使えるようになりますが、ここでこの2つの違いを簡単に押さえておきましょう。
(初めてサーチコンソールを使う場合には、以下の2)はサクッと飛ばして、その下に続く「ドメインとは」から見てみてください)
2)すでにサーチコンソールを使っている場合
すでにサーチコンソールを使っている場合には、以下の操作でプロパティの追加(ドメインの追加)を行います。
- 左上のサイトのURLが表示されている所の▼をクリック!
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- 「プロパティを追加」をクリック!
では続いて、「ドメイン」と「URLプレフィックス」の違いを簡単に押さえておきましょう。

ドメインとは
プロパティタイプの選択の「ドメイン」「URLプレフィックス」 の違いについてまず「ドメイン」から。
例えばブログのドメインが「 example.com 」の場合、このブログにアクセスできるURLとしては、以下のようなものがありますが、
- http://example.com(http:// が付いたもの)
- https://example.com(https:// が付いたもの)
- http://www.example.com(http://、www が付いたもの)
- https://www.example.com(https://、 www が付いたもの)
プロパティタイプの選択 で「ドメイン」を選んで登録すると、
- これらの 「http://~」「 http://www.~」 などを一括してまとめて扱かってくれる
(一括してまとめて確認することができる)
というものになります。
いちいち各々のURLを登録する手間が省けて、一括で扱ってくれる、ということで便利ですね。
URLプレフィックスとは
上で見た「ドメイン」に対してこの「URLプレフィックス」は「従来型」。というか、以前からサーチコンソールを使っている人にはお馴染みのものです。
上で見た「ドメイン」の場合では、「http://~」、「https://~」 などを一括してまとめて扱ってくれるのに対して、
- この「URLプレフィックス」では、
「http://~」、「https://~」 などのURLを個別に登録する(個別に扱う)
ということになります。
例えば、まず「https://example.com」でプロパティを追加登録して、続いて必要に応じて「www」付きの「https://www.example.com 」などを更に追加していく、という感じですね。
上で見た「ドメイン」を選択して登録すれば、これらの手間を省けるので、できれば「ドメイン」の方を選んで登録したいところ。
ただ、サーバー側の操作が入るので、これが嫌だ、良く分からない、となれば、下方で説明している従来型の「URLプレフィックスでの登録」でも良いかと思います。
では早速プロパティの追加登録(ドメインの追加登録)をして、サーチコンソールを使えるようにして行きましょう。
「ドメイン」で登録する
まずは便利な「ドメイン」で追加登録する手順からです。
「TXTレコード」の追加、という「なんだこれは?」みたいなものが出てきますが、大したものではありませんので、気楽な感じで進めて行けば良いです。
以下は私も使っているエックスサーバーでの例ですが、エックスサーバー以外のサーバーをお使いの場合には、サーバーのマニュアル(必ずあると思います)で「DNSレコードの追加の仕方」「TXTレコードの追加の仕方」を調べてみてくださいね。(手順は非常に単純で、大体同じだと思います)
プロパティタイプの選択
まず「プロパティタイプの選択」画面で、「ドメイン」側で入力をして行きます。
- ①:ドメインを入力する
先頭に「http://」や最後に「/」を付けると「プロトコルとパスを削除してください」エラーが表示されるので、その場合はそれらを削除しましょう。 - ②:その後「続行」をクリック!
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以下のように確認中のウインドウが表示されるので、しばらく待つ!
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DNSレコードでドメイン所有権の確認
暫くすると以下の表示がされますが、
- まず②の「コピー」をクリック!
つづいて、このコピーしたものをサーバー側で設定します。
(TXTレコードというものを追加します)
以下少し補足ですが、興味がなければ飛ばして、続く「TXTレコードの追加設定」に進みましょう。
このウインドウに表示される「DNSレコード」という言葉や、②にある「TXTレコード」というのが、なんですかそれは?みたいな感じですが、あまり気にしなくてOK.
ざっくり言えば、
- 「DNS」とは
「ドメイン名」と「IPアドレス」をどのように関係づけるか、という仕組みの事 - 「レコード」とは
「ドメイン名」と「IPアドレス」の関連付けのための記述の仕方 - つまり「DNSレコード」とは
ドメイン名とIPアドレスを関係づける記述の仕方で、その記述の仕方の1つが「TXTレコード」というもの
まぁ、あまり深く考えなくてもOKですね。
(ほぼ使う機会ないですし ^-^;))
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TXTレコードの追加設定
では、先ほどコピーした文字列をサーバー側で 設定(「TXTレコード」の設定)していきましょう。
(エックスサーバー以外では、サーバーのマニュアルでDNSレコードやTXTレコードなどで調べてみてくださいね。操作自体は大体同じだと思います)
先ほどサーチコンソール側で行ったコピーがうまくできてない場合に「またすぐコピーできるよう」ブラウザの別のタブを開いてサーバーにアクセスしましょう 。
1)エックスサーバーにログイン
エックスサーバーにアクセスして、「ログイン」から「サーバーパネル」を選びます。
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サーバーID、サーバーパスワードを入力して「ログイン」をクリック!
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サーバーパネルが表示されるので、その中から「DNSレコード設定」をクリックで選択。
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ドメイン瀬卓画面が表示されるので、
- 「 ①設定対象のドメイン」のところの行の「②選択する」をクリック!
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続いて「DNSレコード設定」の画面が表示されるので、
- ①:「DNSレコード追加」をクリック!
- ②:続いて「種別」で「TXT」を選択
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続いて同じ画面で以下のように、「内容」にサーチコンソール側でコピーした文字列(コード)を貼り付けます。
- ①:「内容」に、先ほどサーチコンソール側でコピーした文字列を貼り付け
- ②:最後に「確認画面へ進む」をクリック!
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以下のように確認画面が表示されるので、
- ①:改めて内容の確認
(選択したドメイン名があっているか、TXTを選んでいるか、を確認) - ②:確認が終わったら「追加する」をクリック!
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最後に「DNSレコードの追加が完了しました」と表示されるので、「戻る」をクリック!
以上で、TXTレコードの追加設定は終了です。
とっても簡単でしたね。^-^)
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サーチコンソールに戻って続きを行う
ではサーバー側の設定は終わりましたので、先ほどのサーチコンソールの画面に戻りましょう。
- 一番下にある「確認」をクリック!
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サーバー側で先ほど行った「TXTレコードの追加設定」がうまくできていれば、以下のように「所有権を確認しました」と表示されます。
- 「プロパティに移動」をクリック!
※)エラーとなってしまう場合
サーバー側の設定が反映されるのに時間がかかっている場合、エラーとなることがあるようです。しばらく時間をおいて再び「確認」をクリックしてみてください。
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最後に以下のように「ようこそ」画面が出ればOK!
「新しいドメインプロパティへようこそ」と表示されたら「開始」をクリック!
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以下のようにサーチコンソールの画面が表示されます。
これにて、サーチコンソールが新たなドメインで使えるようになりました。左上に登録したドメイン名が表示されているか、確認してみてくださいね。
「URLプレフィックス」で登録する
上で見た「ドメイン」での登録が難しそう、うまくいかない、という場合にはこちらの「URLプレフィックス」で登録してみてください。
プロパティタイプの選択
以下「プロパティタイプの選択」画面において、「URLプレフィックス」側で入力をして行きます。

- ①:ドメインのURLを入力する
「http://」をつけないと「完全なURLプレフィックスを入力してください」とエラーが表示されるので、その場合は「http://」を付け忘れてないか確認しましょう。 - ②:その後「続行」をクリック!
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所有権の確認(HTMLタグの選択)
以下のように「所有権の確認」画面が表示されます。
先頭の「HTML ファイル 」での確認を進めても良いですが、ファイルをアップロードしたりするのに少し手間がかかりますので、ここでは2つ目の「HTMLタグ 」で進めてみます。
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ではまず「HTMLタグ 」のところをクリックします。
「HTMLタグ」をクリックすると、「<head>セクション内に以下を貼り付けよう」ということで、上の図の赤丸のところに「<meta name = “google ~」といった文字列(メタタグというもの)が表示されます。
この文字列をコピーしておきます。
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ワードプレスでHTMLタグを設定
続いてはワードプレス側の設定になります。
1)ワードプレスへログイン
上でコピーした文字列を貼り付けますが、
「うまくコピーできてなく、再びコピーしたい」
という場合に備えて、ワードプレスはブラウザの別タブを開いてログインしましょう。
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ワードプレスにログイン後は、「外観」⇒「Theme Editor」(テーマの編集)を選びます。
- ①:「外観」を選択
- ②:「Theme Editor」(テーマの編集)を選択
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以下のような「注意!」の画面が出るかもしれませんが、この場合には、内容をサッと確認したら「理解しました」をクリック!
- 理解しました」をクリック!
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2)テーマの編集(テーマヘッダーを選ぶ)
以下のようにテーマの編集画面に入りますが、右のメニューから「テーマヘッダー」を探してクリック!
- 右のメニューから「テーマヘッダー」を探してクリック!
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3)テーマの編集(文字列の貼り付け)
選んだ「テーマヘッダー」へ、先ほどコピーした文字列を貼り付けます。
貼り付ける場所は、<head>セクション内の一番最後。
つまり </head> の手前、になりますが、使っているテーマによってはこの </head>を目で見て探すのが大変な場合もあるので、ここで文字列検索してみましょう。

文字列検索は簡単で、
- 1)キーボードで「ctrl + F」(windowsの場合)をする
- 2)すると「上の画像の①の赤丸」で示されているように、検索窓が開く
- 3)そこに </head> と入力して Enterキーをバシ!
すると「上の図の下方②」にあるように、赤文字と黄色背景などで、</head> の場所がすぐ分かります。
(一度試してみてくださいね。文字列検索できなければ、目視で頑張って探しましょう)
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では実際に </head> の前に貼り付けます。
- ①:</head>の前に、先ほどコピーした文字列を貼り付ける
- ②:「ファイルを更新」をクリック!
以上で、ブログ側の設定は終わりです。
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サーチコンソールに戻って続きを行う
ここまで来たら、あとはサーチコンソールの画面に戻って確認ボタンを押すだけです。
- 一番下にある「確認」をクリック!
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ブログの「テーマヘッダー」への文字列の貼り付けがうまく行っていれば、以下のように「所有権を確認しました」と表示されると思います。
- 最後に「プロパティに移動」をクリック!
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その後、以下のようにサーチコンソールの画面が開きます。
- 新たに登録したサーチコンソールの画面が開きます
- 左上に登録したドメインが表示されるか確認しましょう。
以上で、プロパティの追加も終わり、新たなドメインでサーチコンソールが使えるようになりました。
この「URLプレフィックス」で登録した場合には、必要に応じて「www.」付きのURL(プロパティ)を追加登録していきましょう。
今回のポイント
サーチコンソールはとても便利なツールですが、さぁ、サーチコンソールに登録するぞ、といった時の出だしのプロパティ追加が少し難しいですね。
プロパティの選択では、使い勝手の良さでは「ドメイン」で登録するのが良いですが、難しそうなら「URLプレフィックス」でまずは登録してみてください。
サーチコンソールではいろいろなデータ収集、それに基づくブログの解析もできるので、まずは使ってみる、というのがスタートライン。
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