ブログの収益化では、なくてはならない「グーグルアドセンス」。
グーグルが運営している広告システムですが、プラグインやテーマの設定で一旦セットすれば、あとは自動で記事内容に合わせて広告を表示してくれる、といった手間いらずの優れもの。
ただ利用するには審査通過が必要で、合格の難しさが年々増してますし、最近ではAIで作成した記事で審査に通るのか、という疑問も出ています。
今回は、このアドセンス審査に必要なことは何か、またAIを活用して審査通過するには何が必要かをまとめましたので、是非参考にしてみてください。
※)1次審査、2次審査について:
何年か前まで、アドセンスの審査は「1次審査」「2次審査」と2段階の審査になってましたが、現在はそうした段階はありません。ネット上に未だにそうした説明が残ってますのでご注意を。
アドセンス審査に必要な事
グーグルアドセンスの審査に合格し、ブログに広告を貼れるようになるには、いくつか大切な準備があります。これらをしっかり整えることで合格へとグッと進められるので、まずはここをしっかり押さえていきましょう。
審査通過に必要なことをまとめると、以下3つのポイントになりますね。
- 1)独自ドメインのブログを用意する
- 2)アドセンスのポリシーを理解する
- 3)独自性、有用性のある記事を20記事ぐらいは用意する
この1~3を揃えて審査に出し、実際に審査に出していきます。
1つ1つ見ていきましょう。
1)独自ドメインのブログを用意する
ブログには「無料ブログ」(はてなブログやAmebaブログなど)と「有料ブログ」とあり、アドセンス審査では「有料ブログ」が審査対象になります。
(※ 無料ブログでも、一部のサービスや独自ドメインを設定可能なプランであれば審査に提出できる例外はあります)
「有料ブログ」とは独自ドメインを取得して運営するブログのこと。ドメインを独自で取得するのには「.com」で年間千円と数百円など、多少でもお金がかかってくるので「有料ブログ」と呼ばれます。
独自ドメインのブログは、例えるなら「自分で決めた住所と名前をもったブログ」。
たとえば「youtublogname.com」ように、あなたが好きなオリジナルの名前で取得して、レンタルサーバーを借り、そこにWordPress(ワードプレス:ブログの作成や更新ができるソフトウェア)を使ってブログを構築します。
グーグルから見て、こうした「本気で取り組む」ブログだけを審査対象にしている、と言えますね。
2)アドセンスのポリシーを理解する
続いては「アドセンスのポリシー」について。
グーグルアドセンスも「これはしてはいけない」とか「こうしたことが必要」といったルールがあり、それらのルールが「AdSenseプログラムポリシー」と呼ばれるもの。
このポリシーは、グーグルアドセンスという広告を使う上でのルールブックであり、このポリシーに従ったブログになってなければ、残念ながら審査は通過しません。
何時間もかけ、どんなに一生懸命書いても、審査に合格できませんし、仮に合格しても、審査通過後にポリシー違反が指摘されると広告配信がストップするなどあることから、特に審査に出すブログでは事前にこのアドセンスのポリシーをしっかり読んでおきましょう。
※)審査に合格しなかった場合は不合格通知が来ますが、その内容は具体的に指摘はなく、代わりに「AdSense プログラム ポリシーに違反している」ということが記載されます。
ポリシー内容の詳細は、上の方にあるリンクから1つ1つ確認する必要がありますが、ここではその中でも特に気をつけるべきルールを、いくつかピックアップしてみました。
- その1)載せてはいけないコンテンツ:
- 誰かが作った写真や文章を勝手に使う「著作権侵害」は、もちろんダメ。
- アダルトな内容(文章や画像、Youtube動画のタイトルの文字列やサムネイルも対象)もNG。
- 暴力的な表現、特定の誰かを差別するような表現、誹謗中傷もNG。
- 薬物など法律に違反するような行為を促すコンテンツもNG。
アドセンスのポリシーとしては、
まずはこうしたNGコンテンツの把握がとても大事な部分です。
ここでは特に注意するべき4点を挙げてますが、これら以外にも、たとえば国際結婚の斡旋ともとらえられる内容はNGなどもありますので、どんなコンテンツがNGになるのかは必ず押さえておきましょう。(でないと、その記事が原因で、他にどんなに良い記事が沢山あっても、いつまでたっても合格できない)
ちなみに国際結婚の斡旋というと、「そんなこと書かないよね」と普通は思いますが、たとえば国際結婚カップのブログであったら「国際結婚、楽しいよ~」的な内容は斡旋と誤解されるかも、という考えからすれば、書かないほうが無難、となりますね。
- その2)プライバシーポリシーの設置
ブログを始めたばかりの場合、「プライバシーポリシー」が何なのかが分かりづらいですが、簡単に言えば個人情報をどう扱うかを説明するもの。
アドセンスでは必須コンテンツとして説明されてます。
プライバシーとセキュリティ:必須コンテンツ(Google公式)
これは個人情報保護法など法律でも求められていますし、そうしたことからGoogleの審査でも必須の扱いとなってます。
そのそもブログ運営をする中で、他の人の個人情報を得る場面ってあるの?と思うかもしれませんが、たとえば「お問い合わせ」からの「メールアドレス」も個人情報。
普段そうした個人情報はあまり意識してないかもしれませんが、ブログを運営する中では「それらの取り扱い」がとても大切なことになるんですね。
- その3)お問い合わせ先の明記:
あともう一つ、ブログの記事にアクセスしてきた人(これらを読者と呼びます)が、あなたに連絡を取れるようなお問い合わせフォームを設置するか、メールアドレスなど連絡が取れる連絡先をはっきりと書いておくことも必須と言っていいほど重要です。
これは、
- このブログには管理している人がいる
- もし何か疑問があっても連絡が取れるんだな
ということを示し、そのブログの信頼にもつながり、グーグルから見てもとても重要ってことですね。
3)独自性、有用性のある記事を20記事ぐらい用意する
続いては、独自性や有用性、ということ、記事数や文字数について。
Google AdSenseの審査で一番よく見られるのは、やっぱりその「中身」。つまり書かれている記事になります。
上で見たアドセンスのポリシーにも書かれているポイントも含まれますが、以下4つの点はしっかり押さえていきましょう。
- 1)独自性(そのブログ独自の内容)
- 2)有用性(読者の疑問に答える内容)
- 3)記事数と文字数
- 4)E-E-A-T
では1つ目の「独自性」から順に詳しく見ていくと...
1)独自性について
まず審査通過にとても大切なのが、
あなたの記事に「独自性」(ユニークさ)があるかどうか。
現在のネット上には数えきれないほどの情報があふれてます。だから、どこかのサイトの文章をそっくりそのままコピーしたり、少しだけ表現を変えたりするのは勿論、内容がよく似ている場合には、Googleからみて「ああ、これはもう他にある情報だな」ということで、「コピーコンテンツ」と判断されてしまうんですね。
そうではなく、自分の「体験」、他の人は持ってない「知識」、「自分なりの考え」をしっかり盛り込んで、オリジナルとなる記事を書く、というのが基本です。
何か凄く難しそうに聞こえると思いますが、そんな難しい話しではなく、例えば、あなたが実際に何か商品を購入して使ってみた時の正直な感想や、思わぬ発見、他にも「こうすればもっと良かったのに」と感じたことなどを、写真と一緒に「私の体験談」として語ることで、立派な独自の記事になります。
この「商品を購入して」というのを、
「どこかに行って」とか「何かをして」と置き換えて考えればよいわけです。
そうした記事を書くことで、他のどこを探しても見つからない、あなたならではの価値が生まれ、それがブログの「個性」になり、審査通過へとつながります。
2)有用性について
「独自性」の次は「有用性」。
この「有用性」がなかんかピンとこない場合が多いようですが、「役に立つこと」ととらえればよいと思います。
つまり書いた記事が誰かの役に立つ内容になっているかどうか、ということですが、1つ前に見たように、独自性がある記事でも、この有用性がないと中々合格につながりません。
「どこかに行った」という記事を例にすると、独自性を意識し、そこに行った時の正直な感想や思わぬ発見、もっとこうだったらよかったのに、などを写真と共に語ったとしても、単にそうした内容がダラダラ書かれているだけだと、グーグルから見て独自性があるにしても有用性のない「単なる個人の日記」ととらえられてしまうかもしれません。
ここも実はそんなに難しい話しではなく、
独自の内容を盛り込んだら、それを読む人にとって役立つように見せる工夫をすればよいんですね。
たとえば「どこかに行った」という記事の中に、「上の方までxxx段もある階段を登ったけど、実はケーブルカーもあった」という気づきや感想が書かれていたとします。
これをこのままにせず、「そのことから何が言えるのか」までをしっかり書く。たとえば「足腰に自信がなければケーブルカーもあります。料金は~なので、是非検討してみてくださいね」など。
そうしたお役立ち情報という形にしていけば、読んでる人も「なるほど、そうした場合はそうすればいいんだ。これは読んで良かったな」となります。
記事を読む人の「困った」「知りたい」と思っている気持ちを汲み取って、記事内でその解決策も書いていく。
アドセンス審査では、こうした有用性、しっかり意識していきましょう。
3)記事数と文字数について
アドセンス審査では「何記事書けばいいんですか?」「記事は何文字ぐらい必要ですか?」とよく聞かれますが、特にGoogleからの公式情報はありません。
まず記事数ですが、以前は5記事~10記事でも審査通過してますが、近年は審査のハードルが上がっており、安定して合格するためには20記事程度を一つの目安として用意するのが一般的になっていると思います。
ブログ全体としての情報量(文字数など)も重要だと思いますが、具体的に記事数も重要視されてきているようですね。
また文字数も特に決まりはありませんが、審査に通らないなどの相談が出来るアドセンスの公式フォーラムでは、以前から1記事1500文字以上にして行きましょう、ということは言われてます。
ただこれもグーグルの公式見解ではなく、あくまで有識者が共通してもっているような経験則的なところであって、絶対的なものでありません。
経験的には1500文字では内容が薄い記事にしかならないので、
- 具体的に詳しく書く(独自性)
- 読者にとって有益な内容になるように書く(有益性)
という点を意識すると、2千文字、3千文字ぐらいは普通に書くことになると思います。
最低2千文字以上、3千文字から4千文字ぐらいを基本に考えると良いと思います。
※)文字数が多ければ良いというものではない:
文字数が多ければ良いというものではなく、逆に文字数ばかりを気にして書くと、冗長であったり無駄な部分が多くなり、グーグルから見て「質の悪い記事」と見られ、結果審査に通らない、と言事にもなりますのでご注意を。
4)E-E-A-Tについて
Googleが検索結果の品質を評価する上で、
特に大切にしている概念が「E-E-A-T(イーイーエーティー)」です。
- Experience(経験):
そのトピックについて、書き手自身が実際に体験・経験しているか - Expertise(専門性):
その分野について、深い知識や専門的な視点を持っているか - Authoritativeness(権威性):
その分野において、社会的に信頼される情報源として認識されているか - Trustworthiness(信頼性):
サイト全体が、安全で嘘偽りなく信用できるか
これら4つの要素の頭文字を取ったもので、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に明記されています。
特にYMYLのジャンル(Your Money Your Life:例えば、医療やお金、法律など、間違った情報の場合に読者の人生、生活に多大な影響を及ぼすもの)では、このE-E-A-Tが特に厳しく見られます。
たとえ個人のブログであっても、あなたの実体験に基づいた情報を盛り込んだり、参考にした情報源をきちんと明記するなどして、「この情報は信頼できる」とGoogleに判断してもらえるように努めることが大切です。
ただYMYLのジャンルはアドセンス審査では避けるのが良いですし、E-E-A-Tとはまずこうしたものという理解の上で、どの記事でも「信頼されるコンテンツ」を意識して書いていきましょう。
AIでの記事作成とアドセンス審査
ここ最近は生成AI(ChatGPTやGemini、copilotなど)の劇的な進化によって、「AIで作成した記事で楽をして審査を通過したい」という考えも出てきます。
実際AIの記事で審査を通過した、という方の情報もネットで散見されますし、実際自分でも試してみましたが、確かに審査通過できました。(2025年3月、2026年1月)
ただ少し試行錯誤したこともあり、1回で審査通過せず、3回目で合格した、という流れ。
AIでの記事作成とアドセンス審査
ここ最近は生成AI(ChatGPTやGemini、Copilotなど)の劇的な進化によって、「AIを活用して効率的に記事を書き、審査を通過したい」と考える方も増えています。
結論から言うと、AIを活用して作成した記事でもアドセンス審査に合格することは可能です。
私自身も実際に検証を行ったり、コンサル生にも試してもらいましたが、適切な指示(プロンプト)と人間による手直しを加えることで、無事に審査を通過できることを確認しています。
ただ、AIが出力した文章をそのまま貼り付けただけでは、現在のGoogleの目をごまかすことは難しく、不合格になるリスクが高くなるようです。
また何も考えずにAIで記事作成をしてもらったわけではなく、独自性、有用性がでるようなジャンル選びと、記事1つ1つのテーマ選ぶもポイントがあるな、という感じがします。
グーグルもAIによる記事は否定しておらず、ただ、AIのみと見られる記事(単にAIに作成してもらっただけで、そのまま投稿しているような記事)では審査には通らないようですね。
記事作成におけるプロンプトも、独自性や有用性がでるようにしたり、生成された記事も見直して、段落分けしたりと、見やすくなるような見直しはしたり、というのは必要になると思います。
※)それでも記事作成にかける労力は、ゼロから自分で書く場合と比べると、10分の1とかそんな感覚。1記事にかける時間は30分程度。
あくまでどの記事を読むのは人間であり、そうした読者にとって読みやすく分かりやすい、役に立つ記事になることを念頭に、見直したのちに投稿していく、というスタンスは重要になると思います。
※注意:古い「AI無加工合格」の情報に惑わされないこと
ネット上には「AIに作らせた記事をそのままコピペして一発合格した」という情報もありますが、それらの多くはAI対策がまだ厳格化されていなかった過去の古い情報の場合が多いようです。現在の検索エンジンは、AI生成コンテンツの検知や「中身の薄いコンテンツ」への対策を急速に強化していますので、情報は注意深くチェックしましょう。
AI記事を合格ラインまで引き上げる3つの「ひと手間」
AI記事で合格を目指すなら、
必ず人間の手で以下の「3つの要素」をプラスしてみてください。
これが審査通過の大きなポイントになると思います。
- 自身の体験談や独自の写真を挿入する
AIは一般的な知識をまとめるのは得意ですが、人間が実際「使ってみた感想」「失敗したエピソード」は書けません。自分で撮影したオリジナルの画像と一緒に、一次情報を必ず追記するのが良いです。 - 専門用語や情報の正確性をファクトチェックする
AIは時として、もっともらしい嘘(ハルシネーション)を混ぜてきます。特に数字や公的なデータ、法律に関わる内容が含まれている場合は、必ず正しい情報か確認しておきましょう。 - 読みやすさを整える(装飾と推敲)
AIが書く文章は、どうしても丁寧すぎて冗長になりがちです。(まわりくどかったり、同じことを何度も言ったり)適度に箇条書きを使ったり、重要な部分を太字にしたりして、読者が飽きずに読める工夫をしましょう。
まとめ
- Googleアドセンス審査には、独自ドメインのブログとアドセンスポリシーの理解が必須
- 独自性と有用性のある記事を20記事以上、各2000字以上を目安に作成
- プライバシーポリシーの設置やお問い合わせ先の明記など、サイトの信頼性向上も重要
- AIで作成した記事も審査通過は可能だが、必ず内容を確認し、読者にとって価値ある情報に加筆・修正する工夫が求められる
Googleアドセンスの審査は毎年厳しくなっているようですが、ポイントは今も昔も変わらず、「読者にとって価値のあるコンテンツを提供できている」というところ。
独自性、有用性をしっかり意識し、記事作成を進めていくことが、合格へとつながります。今ではAIも強力なアシスタントになりますが、AIまかせにせず、見直しは必ずしていくのがおすすめです。
地道な努力が必ず実を結びますので、諦めずに挑戦を続けていきましょう!


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