いろいろと気になるSEO.
テクニックばかりが言われがちですが、実際にはテクニックよりも1つ1つの記事の質がどうなのかが何より重要です。
ここでは外部対策、内部対策とあるSEOについて、内部SEO対策を中心に解説します。
外部SEO対策である被リンクの獲得が検索順位の上位表示には大きな影響を持ちますが、今現在、そして今後重要になるのがこの内部SEO。
検索エンジンのグーグル的にも、順位決定要因としていくつか重要なポイントが指摘されていますが、ここではその中から6つ選んで解説しています。
この機会に内部SEOをしっかり理解し、ブログや記事を強くする手段として役立ててください。
Contents
簡単動画解説
動画で簡単にポイントを解説をしていますので御覧ください。
詳しくは以下を御覧ください。
内部SEO - 重要6項目
グーグルの検索順位決定要因の中で内部SEOとして特に重要だと思われる項目は以下6つ。
- 1.クリックスルー率
- 2.コンテンツ(記事の中身)
- 3.記事の構造
- 4.滞在時間
- 5.直帰率
- 6.モバイル対応
「なんだろ、これ」みたいなものもありますが、1つ1つ見れば特に難しいことではありません。
ここではそれぞれどのような内容であり、どういった対策を取ればよいか順に解説します。
クリックスルー率
SEOで言われる場合の「クリックスルー率」(CTR - Click Through Rate)とは、検索結果に表示された時にどれほどの割合でクリックされるかを示すもの。
この「クリックスルー率」が高いほど検索順位に好結果をもたらすんですね。ということは検索結果に表示されるもの、つまりタイトルの付け方がとても重要となってきます。
あまりに読者を煽るタイトルをつけたり、記事の中身と掛け離れたクリックしてもらうためだけに付けたタイトルでは、後で出てくる直帰率や滞在時間にも影響するため良いとこなしになりますが、一生懸命書いた記事を読者に読んでもらうため、タイトル付けには十分気を配る必要がありますね。
タイトル付けについては、以下の記事を参照してください。
関連記事 ブログ記事のタイトルの付け方4つのポイント!アクセス数はタイトルで決まる!
コンテンツ(記事の中身)
SEOと聞くと何かテクニックを使わなくてはいけない、と思われるかもしれませんが、タイトル含め何より重要なのがコンテンツ、つまり記事自体です。
トレンドアフィリエイトでも普通のブログでも同じですが、以下の2点が極めて重要です。
- 1.しっかりとしたキーワード選定
- 2.質の高い記事の内容
一昔前までであればキーワード選定が全てでしたが、その考え方も既に終わっています。
例えキーワード選定がバッチリであり、検索上位に表示されても、記事の内容が乏しければすぐに順位も下がり気が付けば圏外に、というのが今の時代です。
ここで記事の内容について指標となるのが以下2点。
- 文字数(コンテンツのボリューム)
- 滞在時間
文字数について
トレンドアフィリエイトで言えば、最低1000文字、基本は最低1200文字と考えます。
一昔前であれば最低500文字とか600文字とか言われてましたが、はっきり言ってこの文字数では(もちろん全ての記事がそうではありませんが)内容はペラペラで、読者に役立つものとなっているかといえば(読者に役立つボリュームとグーグルが考えるかは)非常に疑問です。
記事の構成をしっかり整え、読者に分かりやすい記事になるよう意識すれば1200文字程度はすぐいきますので、文字数は必ず意識しましょう。
記事の構成については以下を参照してみてください。
参照記事 ブログの記事の書き方はテンプレートで決まる!効率化こそが成功への分かれ道
滞在時間について
もう1つのポイントが記事の滞在時間。
グーグルにとっても記事の良し悪しに対して大きな指標としている1つです。
- 読者がその記事に長く滞在する
= 読者がその記事をしっかり読んでいる
= 質の高い記事、読者に役立つ記事
としていることから、滞在時間の長いことが重要となって来ます。
この場合のポイントは勿論「最後までしっかり読んでもらえる記事」にすること。
トレンド系の記事では質を高める、というと雲をつかむような話に聞こえるかもしれませんが、あるキーワードで記事を書こうとした時、そのキーワードで上位表示される他の記事をしっかりリサーチしてみて下さい。
良い点をもれなく自分の記事に取り込む、それも単に取り込むだけでなく、整理して分かりやすく、そして書き手独自の視点や感想、経験談などオリジナルなコメントもいれる、とすれば、自然と記事の質は高まります。
そしてもう1つはテクニックとして動画の活用です。
動画はyoutubeに代表されますが、関連動画を記事に張っておけば、その動画を観てもらうことで滞在時間がぐっと伸びます。
動画の貼り付けは以下を参照してみてください。
参照記事 WordPressへYouTubeの貼り付け方法 – 時間指定やサイズ指定はこうやればOK!
記事の構造
記事の構造とは、記事の中でタイトルがどれで、見出しがどれ、重要なポイントはどれと分かるようになっていること。
結局のところ記事の中身を解析するのは人間ではなく検索エンジンの”ロボット”と呼ばれるものであり、文字通り機械処理となっていることから、このロボットがよく分かる形になっていることが大切です。
といっても別に難しいものではなく、
- タイトル
- タイトルはタイトルです。
- 普通にタイトルをつけていればOKなので、何か意識する必要は特にありません。
- 見出し
- 記事本文を書くときには、必ず見出しを付けます。
- 見出しの中に関連するキーワードを入れ、重要なものほど左に持ってくることがポイントです。
見出しの付け方は、以下の記事を参照して下さい。
参照記事 WordPressの記事作成 – 見出しや強調、箇条書きの使い方を覚えてSEOを強化せよ!
- 重要なポイント
- 記事の中で重要となるポイントは、通常リスト形式にしたり、太字にして強調したりします。
- 何でもかんでもリスト形式、太字、となると結局何が重要かわからなくなるため、ポイントを絞ってこれらのスタイルを適用することが大切です。
太字はあまり多くし過ぎると逆にグーグルのペナルティーの対象(検索エンジンを惑わすこととして検索順位を下げるということ)として扱われる、などといったことが誠しやかに色々な方がネット上で言われています。
グーグルの大元の情報も調べましたが該当する記述は見つからず(いや私の調べた範囲ですけど)、どうも情報だけがひとり歩きしている感があったりします。
ただポイントを絞って太字にしたりするのは、その効果を最大限に生かすためには当たり前のことなので、グーグル云々というよりあまり使い過ぎないようにはするべきですね。
リスト形式、太字の仕方については、同じく以下の記事を参照して下さい。
参照記事 WordPressの記事作成 – 見出しや強調、箇条書きの使い方を覚えてSEOを強化せよ!
滞在時間
滞在時間は、検索順位に対して非常に大きな要因となります。
滞在時間には、記事自体に滞在する時間、ブログに滞在する時間とありますが、ここではブログに滞在する時間です。(記事の滞在時間は上に出てきたコンテンツを参照して下さい)
ブログの滞在時間は、基本的に記事の滞在時間と考え方は同じですが、読者がブログに長くとどまれば面白い記事が沢山あるブログ、と評価され、ブログにある1つ1つの記事の評価も上がる、というわけです。
SEOとしては1つの記事を読んで更に別の記事を読みたくなる工夫をどうするか、となりますが、具体的には以下の施策になります。
- 1:(手作業で)記事の中に、関連記事のリンクを入れる
- 2:記事の下に、関連記事、次のおすすめの記事のリンクを入れる
- 3:サイドバーなどに、人気記事のランキングを表示する
- 4:サイドバーなどに、新着記事の表示をする
2,3,4は基本的にどのブログでも取り入れてるものですね。
使用するテーマに機能として付いていることが多く、自動表示されるのでそれとは知らずに使っている人も多いでしょう。
ここでのポイントは1の「(手作業で)記事の中」に関連記事のリンクを入れること。
手作業で記事の中にリンク
この「記事の中」は記事の終わりでも良く、つまり記事の本文の中に入れることを意味してます。
2,3,4の自動で表示される記事のリンクとは異なり、書き手(あなたですよ!)が記事の内容に則して選ぶ関連記事であり、だからこそ読者にとっても強く興味が引かれるものとなることからその記事を読んで貰える可能性も高まります。(つまりブログ滞在時間が伸びる)
一人あたりのページビュー
これを測る1つの指標としては「一人あたりのページビュー」というものがあります。
ページビュー(PV)とは 記事を読まれたトータルの回数であり、
- 一人あたりのPV
=「一日あたりのPV」/「その日訪れた人数」
この「一日あたりのPV」と「その日ブログに訪れた人数」の関係から、
「一人あたりのPV」が2以上を目指す
ということが言われます。つまり、ある記事に訪れた読者に更にもう1記事読んでもらう、という感じですね。
内部リンクの重要性
またこの滞在時間とは別の視点で、SEO的には内部リンクの数も重要であり、個人的な経験では自動で表示される(おすすめ記事などの)リンクより、手動で貼るリンクの方をグーグルは高く評価しているようです。
とういことから、ブログの滞在時間を伸ばす、内部リンクの重要性、といった2点より、
関連記事のリンクを記事内に入れる
という事がポイントです。
あくまで読者視点で
注意点は、あくまで読者視点に立ち、記事中に関連記事を非常に沢山張り過ぎないこと。
よく見かけますが、記事を沢山読んでもらいたいがために、読むのに邪魔になるぐらい沢山の関連情報を記事中に入れているブログがあります。これでは逆に離脱率を高め逆効果。
何事もほどほどに、あくまで読者視点に立ってリンクを入れるようにして下さい。
直帰率
直帰率とは、あるページに読者が訪れ、別の記事を読まずにそのまま帰ってしまう率を指します。つまり1記事だけ読んで帰ってしまう率ですね。
ということから1記事だけでなく、更に他の記事も読んでもらえる工夫がSEOとなり、上で見た滞在時間に対する施策と基本は同じです。
それを含めて他にどんな施策があるかといえば、大きな意味で言えば「ブログに留まりたい」「直ぐに離れるには惜しい!」と思ってもらうことが重要であり、
- 関連記事のリンクで興味を引く
- ブログデザインを魅力あるものにする
- メニューなどをわかりやすくし、色々と見たいと思わせる
といったブログ全体として魅力あるものにすることが施策となります。
モバイル対応
2015年から特に言われ始めたモバイル対応。
ブログを見る場合、パソコンであったりiPadやスマホであったりと、その見る画面の大きさも様々で、モバイル対応とはこの「様々な画面の大きさ」に対応し、特にスマホ用に最適化されて表示がされるか(スマホで正しく閲覧できるか)を言っているものです。
手作りサイトでは自分で色々と対応する必要があり結構大変ですが、WordPressでは「レスポンシブデザイン」(Responsive Design)と呼ばれる「様々な画面サイズに対応して表示させる技術」に対応したテーマを選ぶことで、このモバイル対応が実現します。
(こだわる人は更にチューニングを自分でしますが、基本はテーマを選ぶだけ)
このブログでも取り上げているWordPressの有名なテーマで言えば、
- 賢威:対応
- Stinger5:対応
- Simplicity:対応(ただし初期状態から設定変更必要)
- Hueman:対応
(参考:テストサイト tabibitocafe.com)
グーグルのサイトには、このモバイル対応がされているかテストするページが用意されています。一度ここであなたのブログがどうかを試してみてくださいね。
このブログ(tabibitojin.com)を確認すると、以下のようになりました。
「問題なし」となりました。一安心ですね。^-^)v
今回のまとめ
内部SEOの対策に基本6つ。各々の重要ポイントは、
- 1. クリックスルー率
読者の興味を引くタイトル付けが重要 - 2. コンテンツ
文字数(記事のボリューム)と記事の滞在時間が重要。
動画を利用する、といったテクニックもある。 - 3. 記事の構造
タイトル、見出し、重要なポイント(リスト形式に太字)をしっかりと分けることが重要。 - 4. ブログの滞在時間
手動で関連リンクを入れることが重要 - 5. 直帰率
更にブログのデザインやメニュー等、居心地よい環境まで視野に入れて考えることが重要 - 6. モバイル対応
レスポンシブデザインに対応したWordPressのテーマを選び対応する
難しいと思うSEOも、こうしてみれば特に何がということはありません。
質の高い記事を書くことを心がけ、後はタイトルであったり、関連記事のリンクを入れたりとするだけです。
基本は全ては読者のため。
書き手の立場、作り手の立場ではなく、あくまで情報を求める読者の立場に立った記事の作成が一番重要であり、それらを考えることがSEO対策、ひいてはグーグルの目指すところとも一致します。
内部SEOをしっかり理解し良い記事をたくさん書いてブログを育てる。
一歩一歩着実に成功への道を歩きます。