検索順位をあげるためのSEO対策。
タイトルにキーワードを入れるとか、いろいろとありますが、果たして普段行っていることは正しい方向なんでしょうか?
ネットビジネスでのSEOとは、極端に言ってしまえばグーグルの検索エンジンに対して、どううまく見せるのか、ということ。それならその大元のグーグルの検索エンジンがどう解析しているのかを一度見ておく必要がありますね?
丁度グーグルのランキング順位決定要因が解析されたデータがありますので、まだご覧になってない方は、ここで一緒に振り返ってみてみましょう。
普段思っていること実践していることとが、今後の流れに沿ったものか見なおしてみる良い機会ですね。
Contents
グーグルの順位決定要因の元データ
元となるデータは、Searchmetricsが行っている年一度のリサーチ結果。
- This Season’s Fall Reading SEO Survival Guide
2014 Ranking Factors Study
http://www.searchmetrics.com/
そしてそのサマリーを紹介している以下のページ
- SearchMetrics Released SEO Ranking Factors For 2014:
Content Now Really King?
http://searchengineland.com/searchmetrics
一番上の大元のデータはユーザー登録しないと見れませんが、如何せん英語です。丁度日本語に訳されたページもありましたが、残念ながら現在はなくなっているようです。(2019年8月現在)
ここではそれらを簡単にまとめたものに、私の個人的見解を交えて紹介しています。
前提
このデータはSearchmetricsが行っている年一度のリサーチ結果。検索順位の相関とSEOによる検索順位トップ10の平均に基づいた年に1度のリサーチです。
グーグルが発表しているものではなく、このように見える、という、あくまで外部から調査した結果です。
必ずしも個々のサイトに全て当てはまるかどうかは別のお話かもしれませんが、大きな流れとしてこうなっている、と見るべきもの。
順位決定要因
グーグル検索エンジンによる順位決定要因として考えられるものは、以下6つ。
- 1.コンテンツ
- 2.SEOテクニック
- 3.バックリンク
- 4.ソーシャルシグナル
- 5.ユーザーシグナル
- 6.ビックブランド
それらを1つ1つ見てみると...
Content - コンテンツ
- コンテンツの質とランキングは測定可能な相関がある
- これは新たな要素「証拠となる用語」(Proof Terms)と「関連用語」(Relevant Terms)による。
- コンテンツ量は増大傾向が継続
- 内部リンクは重要な要素であり、最も過小評価されているものでもある。
コンテンツの質と量
なにやら不思議な言葉「証拠となる用語」、そして「関連用語」。
「証拠となる用語」はメインキーワードに非常に関連する言葉。「関連用語」はその周りにいる関連した用語達。
「コンテンツの質」についてはここ最近言われてますし、情報を見る(記事を読む)側から見れば当たり前のお話しです。検索エンジンがやっとコンテンツの質まで測定できるレベルに来たということですね。
この傾向はこれからはどんどんと加速するでしょう。
コンテンツ量は増大傾向と言ってますが、これがどこまで必要なのかはまだまだ分かりません。
見る側の使用するデバイス(パソコン、パッド、スマフォ等の主に画面サイズの異なる機器)からしたら、スマホで見るにはあまりに長いとそれもなんだし、とも思えます。
検索エンジンの進化とともに、将来的にはデバイスごとの良し悪しも条件に入ってくるかもしれませんね。(デバイスによって検索順位が変動する、みたいな)
内部リンク
内部リンクは結構見落とされがちな要素。
私も作ってたりする手作りサイトでは特にです。
今主流となりつつある、というかなっている wordpress などのブログシステムでは、優秀なテーマ(既に色々とデザインされているテンプレートのこと)が配布され、それらテーマ自体に内部リンク(関連記事表示や人気記事表示)が自動的に表示されるようになってますね。
ということから実はこれ自体、あまり意識しなくても良い方向なのかもしれませんが、それでも経験上、自動で表示される人気記事や関連記事とは別に、記事の中に手動で入れ込む関連記事のリンクはグーグルも重きをおいているように感じます。
Onpage Technical SEO - オンページSEO
- タイトルやDescription、Body, H1, H2などで表現されるページ内のキーワードはSEO観点では重要。
- キーワードを詰め込むのは避けるべきこと。
- ただし、総合的コンテンツを生成するようにキーワードを開発する方向性はある。
- サイトの読み込み時間(ダウンロードスピード)は、ロボットにとってとても重要。
- 優れたサイト構造は、効果的なSEOの基本中の基本。
決め手のキーワード
サイトの質を決める要素のキーワード。
これは今後も、適切な量でタイトルやボディ内、h1, h2のタグ内で表現されるべきものですね。
あまり意識してもなんですが、個人的には1つの明確な方向性をもったコンテンツを作成すると、自然にキーワードが必要な箇所に入ってくると思っています。
総合的なコンテンツを生成するようにキーワードを開発する方向性、って英語で読んでも日本語にしてもちょっと意味が分かりづらいですが、どうも、キーワードごとのページを作るような事はせず、関連するキーワードは1つのページに集約して総合的なコンテンツを作る、その総合的なコンテンツのためにキーワードを配置する、みたいな意味合いのようです。
解析するのはロボット
いずれにしても、解析するのは人ではなくロボットです。
ロボットによって解析しやすいサイト構造にしておくことは、基本中の基本である、といっています。
でもこのサイト構造も、ロボットが賢くなるに従って、自然に解消されていく方向だと思ってますので、過度に手間ひまかける必要もないと思っている今日このごろ。
タイトルやサブタイトルに、しっかり title, h1, h2とかをつけて、コンテンツを作ることに気をつければ、それで良いような気がします。
Backlinks - 被リンク
- 被リンクの量、そして特に質はまだまだ重要。
- この相関関係は増しているが、キーワードの被リンクは減少し続けている。
- ブランドに対する被リンクの効果は一様ではないみたいだ。
被リンクは今でも重要な要素
被リンクは今でも重要なようですね。
ただ、今までみたいに単にページランクが高いとこからの被リンクを受けるとか、被リンクが多ければいいみたいな効果ではなく、リンク元のブランドなどによって、色々とその効果も変化するようになってきているようです。
(表面上に見えるページランクの更新も終わってますし)
検索エンジンの目指すところを考えれば、同じ種類のサイトから高く評価されると良いサイト、みたいなところは今後も続くと思われるます。ということは同じ種類のサイトからの被リンクが、より高く評価されるようになってきているのでしょう。
同業他社からの評価が高い会社がやっぱり評価が高い、男性に人気のある男性、女性に人気のある女性がやっぱり良い、みたいな感じ!?でしょうか。違うか。^◇^)ゞ
Social Signals - ソーシャルシグナル
- 前年と比べて、良いランキングに対するSNSからの評価は少し関連性が落ちている。
- 平均的には価値は少し上がっている。
SNSからの評価はそれでも重要
相反することを言っているように見えますが、SNSからの評価の関連性の度合いは前年に比べると下がっているが、それでも価値としては上がっている、ということでしょう。
SNSからの評価はやはり重要なんですね。
User Signals - ユーザーシグナル
- 高ランクサイトほど、クリックスルー率や滞在時間は長い傾向にある。
- 直帰率は、高ランクサイトでは低い。
クリックスルー率や滞在時間
「クリックスルー率」とはCTRとよばれるもの。
「クリックスルー率」とは広告が表示された回数に対して、どれほどその広告がクリックされたかの割合を示すインターネット広告の効果を図る指標の1つですが、SEOとして考える場合では、検索結果に表示された時、どれぐらいの割合でクリックされたかといった事になります。
ということから、クリック率が高い、滞在時間の長いサイト、直帰率の低いサイトが、高ランクとなるんですね。
クリック率は、検索結果に表示されるタイトルがどれほど魅力的に映るかによる、と考えられるため、タイトルの付け方がとても重要な事が分かりますね。
関連記事 ブログ記事のタイトルの付け方4つのポイント!アクセス数はタイトルで決まる!
滞在時間の長いサイトを目指そう
滞在時間の長いサイトを目指すには、まずは訪れたユーザーにとってコンテンツが興味深いものでなければなりません。
まとまりもなく、キーワードが単に並んでいるような内容を読み続けるほど、ユーザーは忍耐強くありません。
「直帰率」はグーグルの定義では、
- あるページAから始まったセッション(一連のブラウジング)で、そのページAが最後のページだった割合。
つまり、Aというページに訪れたユーザーがAというページを見て、そのままそのサイトを離れると、Aの直帰率が上がります。
高ランクサイトで直帰率が低いとは、Aというページを見た後、続けて同じサイトの別の記事をみている割合が高い、ということになりますね。
関連記事を表示したり、人気記事を表示する、メニューをわかりやくす表示するなど、次の記事が簡単に見られる工夫も必要だということです。
Brand Factor - ブランド要因
- 大きなブランドには特別な配慮がされているようだ
- 今年大きなブランドやその定義は変化している
やっぱりこの世はブランドか?
極端に言えば、名も知れぬ個人の書いた記事と、有名な大手新聞社の記事、どちらの信頼性が高いと思いますか?ということだと言えそうです。
検索エンジンの知能も益々上がり、人間の思考を考慮する力が更に付けば、人間の判断に近づくのも道理です。
人間社会でもブランドや権威のある方が重要視され信頼性が高いのは普通のコトですので、ネットの世界でもこれは同じなんですね。
自分の記事を振り返り、何かしらの権威付けも意識していく必要があるのかもしれません。(一番良いのは、自分が権威になることですけど...)
参考データ
Ranking Factors 2014 - ランキング要因
- 紫色:重要な要因
- オレンジ:ソーシャル
- ブルー:被リンク
- グリーン:オンページSEO
- 水色:コンテンツ
特に紫で示される、
- クリックスルー率
- サイト滞在時間
- 直帰率
には留意する必要がありますね。
また、コンテンツ制作者が意識すべき項目を抜き出せば、上位から以下のとおり。(一部SEOの項目も含めてます)
- 関連語
- 証拠となる用語
- 内部リンクの本数
- 本文内のキーワードの数
- HTMLの長さ
- テキストの文字の長さ
- ワード数
- 外部リンク内のキーワード
- 外部リンク数
- H2
- 画像の数
- H1
- H2内のキーワード
- タイトルの文字数
- AdSenseブロック
- H1内のキーワード
- 広告リンク数
- AdSense
- AdSense意外の広告リンクの数
色々と要素はありますが、より良きコンテンツを作れば、自然とキーワードも入りますし、SEOを商売としている専門家でなければ、参考までに見ておけば良いかな、という感じです。
今後を見れば
細かく見れば色々な要素が見えてきますが、結局はいかに優れたコンテンツを作るか、ということです。
過去色々なSEOテクニックがありましたが(今でもありますが)、そういった細かいお話しよりも、1つのテーマに対してしっかりした内容を提示して、しっかり読んでもらい、別の記事もあわせて読んでもらう(直帰率を低下し、滞在時間を延ばす)
後はタイトルなどに h1, h2 と基本に使って文章構造を明確化する、というところが王道です。
内部リンクなどは、手作りサイトは意識する必要があると思いますが、ワードプレス等をよく利用する昨今、大きく気にしなくても良くなってきそうです。(全然っていうわけではありません。別の記事を読んでもらう工夫として、ページ内に関連記事のリンクを表示する、などの工夫は今でのよく使われる手法であり、SEO的には効果が高いです)
今までコピーコンテンツ、コピーもどきコンテンツが蔓延していたネットの世界。今後はより良質なコンテンツが上位に表示され、検索する側にとってもよい結果につながるといいですね。
この記事を読んでる方は、ホームページを作成したり、ブログで記事を書いたりしている方が多いでしょう。
検索順位があがるようになれば、次は収益化を目指し活動の幅を広げましょう。
いわゆるノウハウコレクターになる前に、どなたか信頼できる指導者を見つけ(ネット上には沢山います)手法を徹底して真似て基礎をつくることが大切です。
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