アイディア出しや頭の中の整理をする時に活躍する「マインドマップ」。このマインドマップもChatGPTはサクサクっと作ってくれたりしますね。

ここではChatGPTにマインドマップを作ってもらう時のプロンプトやその使い方、また実際に使った時の具体例を紹介してます。

またマインドマップを作る時のプロンプトのコツや応用例も解説してますので、アイディア出しやブログの記事構成を考えるなどにに活用してみてくださいね。

マインドマップ作成のプロンプトまとめ

まずはマインドマップ作成に関するプロンプトまとめ。

種類プロンプト例
マインドマップ作成の基本「○○○」について、テキストでマインドマップを作って。
項目数を指定する以下のマインドマップをテキストで作って。

・テーマ:○○○
・2階層目:5項目
・3階層目:5項目
・2階層目の各項目の下に対応する3階層目を記述する
2階層目だけ作成する
対象を指定する
コピーできるようにする
以下のマインドマップをテキストで作って。

・テーマ:英語の勉強法
・2階層目:10項目
・3階層目:書かない。まず2階層のみ。
・2階層目の内容:小学校低学年が対象

・マインドマップについて
箇条書きの先頭はマークダウンを使わず日本語の全角英数記号を使う
(マインドマップの応用1)
ChatGPTに事前学習をしてもらう
・○○○の課題は何?
・○○○の予測は?
(マインドマップの応用2)
ChatGPTに事前学習をしてもらう
・別の視点のワードも10個追加して。
・グルーピングして。

分かりやすいようにプロンプトだけまとめようとしても、なんだかよくわからなくなりました。(笑)

まずは基本のプロンプト「「○○○」について、テキストでマインドマップを作って。」から順に以下具体例で解説します。

マインドマッププロンプトの使い方と具体例

うまく行かないプロンプト

マインドマップをChatGPTに作ってもらうと、単に「~のマインドマップを作って」とプロンプトを入力すると、うまく回答してくれる場合もあれば、以下のようにうまく行かない場合もありますね。

【失敗例:図を表示しようとする】

このようにマインドマップを画像で表示しようとする場合もあり、ChatGPTは(今のところ)そうしたことはうまくできないので、結果「なんだ、マインドマップは作れないのか」と思ったりしてしまいます。

でもこうした場合「あくまで文字で表現してね」という趣旨のプロンプトにする良いです。

プロンプト例

「英語の勉強法」について、テキストでマインドマップを作って。

文字でマインドマップを作成してもらうために「テキストで」と入れてみた例。

このプロンプトを送ってみると、以下のような感じで返してくれます。

この例みたいに、「テキストでマインドマップを作って」と「テキストで」をプロンプトに含めると、図は使わず文字で表現してくれる場合が多いです。

(それでも「マインドマップを作れないのよね」と応答してくる場合もありますが、そうした時も何度が試してみるのが良いです。)

上の例では、メインテーマを「英語の勉強法」としてますが、「英語の勉強法」を1階層目にして4階層目まで表示してくれてます。

通常「マインドマップを作成して」とChatGPTにプロンプトを送ると、3階層目まで返してくれることが多いと思いますが、あまりに沢山の項目を出力しようとするとChatGPTの応答で使える文字数にも限りがあり、途中で切れてしまうこともありますね。

そうした場合「続けて」とプロンプトを送れば続きを書いてくれますが、切れた個所とうまくつながらないような場合もあるので、「まず2階層目まで」とか、3階層目まで欲しい場合でも、2階層目、3階層目の項目数を指定するのが良いです。

2階層目、3階層目の項目数を指定する

試しに項目数を指定してみた時のプロンプトは以下。

プロンプト例

以下のマインドマップをテキストで作って。

・テーマ:英語の勉強法
・2階層目:5項目
・3階層目:5項目
・2階層目の各項目の下に対応する3階層目を記述する

このプロンプトはテーマや項目数をすぐ変えて試せるように箇条書きにしています。

また最後の「2階層目の各項目の下に対応する3階層目を記述する」はなくても良いですが、2階層目や3階層目の項目数を指定すると「まず2階層目はこれね」と表示し、その下に「3階層目はこれ」と表示することもあるので入れてます。

実際上のプロンプトをChatGPTに送ってみた結果が以下。

いい感じで返してきてくれますね。

アイディア出しでマインドマップを作成する場合では、2階層目の項目数もそれなりに多い方がよい場合もあると思いますが、ChatGPTが一度に出力できる文字数の制限を考えると、2階層目の項目を多く欲しい場合では、まず2階層目だけを出してもらう、その後3階層目を出してもらう、というような順を踏んでいくのが良さそうです。

では、プロンプトに「まず2階層まで」「2階層目は10項目」としてマインドマップを作成してもらいましょう。

プロンプト例

以下のマインドマップをテキストで作って。

・テーマ:英語の勉強法
・2階層目:10項目
・3階層目:書かない。まず2階層のみ。
・2階層目の内容:小学校低学年が対象

・マインドマップについて
箇条書きの先頭はマークダウンを使わず日本語の全角英数記号を使う

マインドマップも、どんな視点でマインドマップを作るかといった内容を含めると、それを考慮して作ってくれます。(必ずしも考慮してくれるとは限らないんですが笑)

そのため上のプロンプトでは最後に「小学校低学年が対象」というように想定しているターゲットを入れてます。

またあとでChatGPTの出力をコピペしやすいように
「箇条書きの先頭はマークダウンを使わず日本語の全角英数記号を使う」
と入れてます。

※)マークダウンっていうのはHTMLで表示する「・」みたいなもので、コピーしようとしてもコピーが出来ないんですね

このプロンプトで実際ChatGPTに作ってもらったマインドマップは以下。

2階層目までですが、続いて3階層目を作ってみましょう。

3階層目の項目数は5つぐらいで考えた場合、2階層目の5項目ぐらいまでは途中で切れずに行けそうなので、以下のプロンプトをChatGPTに送ってみます。

プロンプト例

2階層目の1から5に対して3階層目を作って。

・3階層目:5項目
・3階層目の内容:小学校低学年が対象

・マインドマップについて
箇条書きの先頭はマークダウンを使わず日本語の全角英数記号を使う

このプロンプトの出だし「2階層目の1から5に対して」と「2階層目」という表現をいれてますが、これを入れないと「3階層目」が何を意味してるかChatGPTが正しく理解できない場合があるようです。

このプロンプトを実際使ってみると、以下のように結果がChatGPTから返ってきますね。

つづいて、2階層目の5番目から10番目も同様にすればよいですが、上のように2階層目の1番目から5番目に対して3階層目を作った直後に、「2階層目の5番目から10番目の3階層目を作って」とプロンプトを送ると、「2階層目」とはすぐ上の回答の中の2階層目を指しているのかどうか、ChatGPTが混乱するようです。

ということで、2階層目までをコピペしてプロンプト内に貼って「どの2階層目を指しているかを明示する」か、先ほど送ったプロンプトを編集して6番目から10番目を作ってもらうのが良いですね。

以下は、先ほど送ったプロンプトを編集した例。

この例では、ChatGPTが丁寧に2階層目の1から5まで書いてくれた上で6から3階層目を示してくれてます。

同じプロンプトを送りなおす

すぐ上で見たようにChatGPTからの応答では「分かりやすく1番目から表示して、6番目から実際に3階層目を表示する」みたいなパターンで返してくれる場合もあれば、6番目からのみ示したり、5項目と指定しているのに3項目しか入れてくれなかったりと、ChatGPTの応答にもばらつきがあるようです。

ChatGPTからの応答が期待したものとは異なる場合には、もう一度同じプロンプトを再送すれば良いですね。

【同じプロンプトの送り方】

送ったプロンプトの右端にある鉛筆マークをクリック。

↓↓↓↓↓↓

そのプロンプトが編集できる状態になるので、
そのまま「Save & Submit」をクリック!

こうすることで、同じプロンプトを何度もChatGPTに送れますね。

マインドマッププロンプトの応用例

上の例で見ると気が付きますが、マインドマップとは言いつつも、

「テーマ(1階層目)を単にブレイクダウンしているだけでは?」という感じもしますね。

特化ブログの構成を考える、みたいなときはこれでも十分参考になる、という感じですが、自由な発想でアイディア出しする、という場合には、より幅広い視点からマインドマップを作ってくれると嬉しい。

こうした場合には、応用として以下2つの方法がありそうです。

  • 方法1)ChatGPTに事前学習をしてもらう
  • 方法2)2段階目を沢山出してもらい、それらをまとめ直す

ではこの2つを見てみましょう。

ChatGPTに事前学習をしてもらう

ChatGPTに自洗に何か学習してもらい、それを元にマインドマップを作ってもうらう方法。

  • 1)事前にChatGPTに対して、テーマについての課題や予測などを聞いてみる
  • 2)ChatGPTの返してきた回答を元にマインドマップを作成してもらう

例えば、「社会人の英語の上達法」というテーマでマインドマップを作成したい場合、まずChatGPTに「社会人の英語の上達における課題は何?」と問いかける。

ここでは5つの課題を挙げてくれました。

※)「他には?」というプロンプトを送ると更に課題を挙げてくれるますので試してみてください

こうした問いかけをした後、その回答を元にマインドマップを作ってもらう、ということをすると、普通にマインドマップを作成する場合とまた異なる項目が出てくる場合がありますね。

プロンプト例

この情報を元に、以下のマインドマップをテキストで作って。

・テーマ:社会人の英語の勉強法
・対象:社会人

・マインドマップについて
箇条書きの先頭はマークダウンを使わず日本語の全角英数記号を使う

ぶっちゃけというか、単純にChatGPTが「社会人の英語の上達における課題は何?」に対して回答してきた内容を構造化して整理しただけにも見えなくもないですね。^-^;)

このようにまずChatGPTにテーマに関する質問をして、その回答を元にマインドマップを作成してもらうと「お!これは気が付かなかった視点だ」みたいな項目が見つかるかもしれませんので是非ためしてみてください。

2段階目を沢山出してもらい、まとめ直す

マインドマップの2段階目の案をとにかく沢山出してもらい、それを後からまとめ直して2段階目にする、という逆から考えたやり方。

まず何かのテーマに対するマインドマップの2階層目までの案をChatGPTに出してもらう。

ここでは様子見として10個限定で出してもらったところ。

それぞれの項目が文章になっているので、マインドマップらしく単語にしてもらいましょう。

プロンプト例

”英語の”とか”英語で”などは削除して、
「歌を歌ってみよう」は「歌」だけにするなど、主要なキーワードだけにして。

ここからさらに2階層目の案を追加してもらいます。

プロンプト例

別の視点のワードも10個追加して。

10個は5個でも15個でも良いですが、ワードを追加してもらったら、必要に応じて「”英語の”とか”英語で”などは削除して~」を使って単語だけの表現に直したりする。

さらに同様のプロンプトで「もういいかな」と思えるまで案を出してもらう。

実際やってみた過程で「あれ?先生とか教室に関連するワードが含まれてないな」と思って以下のプロンプトを投げて追加してもらいました。

プロンプト例

英語の先生や友達に関連するワードも追加して。

この画像上には追加されたキーワードは見えませんが、下の方に実際に追加されてます

このように、ChatGPTから提案されたワードを見ながら「こうした視点からのワードもあるよね」とか「何々関連のワードがないな」と思ったら、追加していってもらう。

今回は40個まで案を出してもらったところで区切りとしましたが、
そこで以下のプロンプトを投げる。

プロンプト例

グルーピングして。

この「グルーピングして」というプロンプトは、似たようなものはまとめてね、という意味になりますが、実際このプロンプトを送ると以下のような感じでまとめてくれました。

この例では「勉強法」「コミュニケーション」「単語学習」といったものから、上の画像では見えてませんが「クイズ・ゲーム」「人との関わり」「テスト対策」といった形でまとめられているところもありますね。

こんな感じで、マインドマップの作成では、最初から完成系をChatGPTに教えてもらおうというのではなく、とにかく案をたくさん出してもらい、そこから逆に遡るような形で2段階目へと集約させる、みたいな方法も簡単にできますね。

(こうしたことが簡単にできると、ただでさえ考える力や発想力がないのに余計にそうした力が劣っていきそうで怖い...笑)

※)「グルーピング」(や構造化)の使い方については、以下見てみてください
【ChatGPT】箇条書きのプロンプトと具体例!文章を分かりやすく整理する方法

ポイントまとめ

  • ChatGPTはマインドマップが作れ、アイディア出しやブログの記事構成を考える時にとても便利
  • ポイントの1つには「テキストで」と文字で作ってねという形のプロンプトにすること
  • ChatGPTに事前学習してもらい、それを元にマインドマップを作成してもらう、というやり方もある
  • とにかく2階層目の案を沢山出してもらい、グルーピングしてまとめ直して2階層目を考える、というやり方もある

ChatGPTがマインドマップを作ってみようとした時、最初画像が表示できなくて「なんだ、残念...」と思いましたが、テキストで作ってもらえば良いと気が付いたときは、めちゃめちゃ嬉しくなりました(笑)

一般的にイメージするマインドマップとは違う感じもしますが、そこはChatGPT使いの腕の見せ所。出してくれた項目を眺め、追加したほうが良さそうな項目があれば、どんどん追加して、最後にグループんぐしたりして整理すると良いですね。

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