アフィリエイトを行う場合、何かを販売して代金を受けとる、ということもでてきますが、そんな時には「ペイパル」(PayPal)がとても便利です。
ペイパルとは代金の支払いや受け取りをネット上でできるサービスで、無料で利用できる、ということから、今後更に利用も広がっていくでしょう。
ペイパルを利用するためにはアカウント登録をしますが、ここではその中でも「ビジネスアカウント」への登録について、個人的に海外にいながら登録する時に困った事や、そもそもの「ビジネスアカウント」の登録の仕方、
また登録においては「個人事業主」として登録するにあたり、かなり迷う「登記」というものなどについて、ペイパルに直接確認した内容などを含め解説しています。
Contents
ペイパルの種類やそのメリット
ペイパルについては、いろいろなサイトで説明されていますが、最新情報は本家に確認するのが一番確実。
ということで、以下のペイパルの公式サイトを参照してみてください。
- ペイパルの公式サイトはこちら
http://www.paypal.jp/
ペイパルの利用に際し、登録する種類としては
- パーソナルアカウント
- プレミアムアカウント
(パーソナルアカウントに登録した後アップグレードする) - ビジネスアカウント
と3つあります。
何を選べば良いかというと、以下の選択になりますが、
- ペイパルで支払いをしたいという場合には「パーソナル」
- それに加えて何かを販売しお金を受け取ることもしたい、という点では「プレミアム」か「ビジネス」
事業名やグループ名での手続き、ペイパルアカウントを持たない方からも支払い手続きが可能となる、ということから、利用の幅で言えば「ビジネスアカウント」が便利ですね。
海外にいながらの登録
私のように海外にいながらビジネスアカウントを登録するにはどうしたらよいか、と事前にペイパルに直接問合せをしたところ、居住する国を選択して登録が基本、とのお話し。
というのも、登録時に住所入力がありますが、日本を選択した場合は日本の住所の入力形式でとなったり、最後の手続きであるセキュリティーコードが登録した住所に郵送されるため、「居住する国での登録が基本」ということなんですね。
逆に言えば、日本に住所があり、その住所に郵送されるペイパルからの書類を確認できる方(家族など)がいれば、国外においても普通にペイパル日本語サイトで登録手続きをしても良い、ということでした。
- 注意点
最後に出てきますが、本人確認書類が用意できることが前提です
実際にビジネスアカウントに登録!
ペイパルサイトへアクセス
では、実際にビジネスアカウントに登録してみましょう。
まずはペイパルサイトにアクセスです。
- ペイパル公式サイト
www.paypal.jp/
「新規登録」をクリック!
↓↓↓↓↓↓
「ビジネスアカウント」を選択して「続行」をクリック!
日本以外の国の場合
日本以外の国で登録する場合には、以下のURLからアクセスしてみてください。
https://www.paypal.com/jp/mrb/pal=MJGJ4S8QYQRBN
- 1)「今すぐ登録」ボタンをクリック
- 2)「国または地域」で居住する国や地域を選択
- 3)表示言語がその国や地域のものに変わるため、読めない!という場合には、直ぐ下の選択ボックスが言語選択に変わりますので「English」を選択(日本語はない...)
情報の登録 - 個人事業主や社名
続いて登録に必要な情報を順次入力します。
事業タイプでは、個人の場合は「個人事業主」を選択。
その後日本の住所などを順次入力します。
個人事業主の場合、つづく「社名・組織名等」で「どんな名前を入れればよいのだろう...」と、いきなり迷い、ペイパルに念のためどういったものを入力するのが良いか聞いたところ、
- この「社名・組織名等」は代金受け取りの場合にお客様側に表示されるもの
(クレジットカードの請求書などですね) - お客様に分かるもの、例えば販売サイトの名称であったり、サイトのURL,個人名などを入力すれば良い、
ということです。
(登録後、「個人設定」の「氏名」の「変更」から編集もできます)
住所は日本の住所のみ入力可能。
海外の住所も入力できるか?については、入力できない、となっています。
情報の登録 - カテゴリと事業内容の登記
登録項目の下の方に「カテゴリ」「サブカテゴリ」がありますが、適当に決めるのではなく、必ず「最も当てはまる」、といったものを選択します。
カテゴリを選択すると、図にあるように、
- このボックスにチェックを入れることにより、事業の内容が登記されているものと同じであることを確認します。
といったチェックボックスが表示されます。
会社などの法人であれば、事業を始めるために「登記」というものが必要ですが、個人事業主の場合にはこれはありません。
これはおいそれとチェックできない!とペイパルに確認すると、
- 個人事業主でもチェック欄はチェックする
- 取引が月に250万円を超えるとペイパルから確認の連絡が入る
- 確認内容は、登録申請した内容と実際の取引があっているかどうか
- このチェック欄はそのためのもの
(ということから、カテゴリは適当には決めないのが吉) - 確認はメールで来る
(ので海外にいてもメールが見れれば確認できる) - ペイパルからの確認に対し、間違いないことの報告は、販売ページなどをご連絡すれば良い。
といったことでした。
ということから、チェックを入れる!
アカウントへログインするための情報入力
一通り入力後、一番下の「続行」をクリックしてアカウントへログインするための情報入力へ移ります。
メールアドレスやパスワード、セキュリティーのための質問と回答などを入力して完了!
となるわけですが、入力完了のボタンをクリックすると「まだ手続きが完了していない」みたい画面が表示されるんですね。(海外の登録でも同じです)
これはメッセージを良く読まなかったがための勘違いだったと思いますが、手続きが完了していないってなんでだ?、システムエラーか何かかな、もう一度登録してみるか、と再び始めから登録しなおしてみると...
「このメールアドレスは既に登録されている」
といったメッセージが出て先に進めません。
登録されている?
まだ登録自体が終わってないと思うんだけど...
と思いつつ、登録に使ったメールアドレスとパスワードでログインしてみると、これがログインできてしまいます。
何か不備があるにも関わらず登録が終わってしまったのか、と不安になりペイパルに電話で確認してみると、ビジネスアカウントは登録されているので問題ない、とのご回答。
最後に「登録完了しました!」といったメッセージが出ないと不安ですが、ペイパル側でも問題ない、と確認もいただき、これでひとまずビジネスアカウントの取得は完了です。
(結局はメールアドレスの認証手続き等が残っている、という内容だったと思います)
次なる問題:メールアドレスの確認
ビジネスアカウントに登録すると、すぐ登録したメールアドレス宛にペイパルからメールが3通ほど届きます。
- 1)メールアドレスの確認
文字通りメールアドレスの確認。
サービス登録によくあるメール中のリンクをクリックしてペイパルにログインすると、登録したメールアドレスの確認作業が完了する、という流れ - 2)PayPalアカウントの利用について
ペイパルについての簡単な使い方のガイド(説明) - 3)ペイパルからのご連絡
ペイパルのメリットやよくある質問についてのご案内
ここで、1)のメールが文字化けしていて全く読めず、そのメールに返信で再送してください、とメールすると、
- 自動メールへの返信は回答できないので「お問い合わせ」から問合せてください、といったこれまた自動返信メールが来ます。
- 説明通り「お問い合わせ」から同じ内容の要望をご連絡すると、すぐこれまた自動返信で「下記回答例で問題が解決しない場合は、至急対応するのでその旨ご返信ください」といったメールが来ます。
- くぅ~。文字化けでそもそも内容が見れないので、いろいろな質問と解答例を示されても分からないんですが...ということで、その旨を返信することに。
結局のところ、メールタイトルから登録したメールアドレスの認証手続きが終わっていない、というところと想像してましたが、ログイン後の画面に「通知」として「メールアドレスの確認」が表示されていたので、そちらをクリック。
続く画面の下の方に、確認メールを送る、というような項目があったので、そちらをクリックすると「PayPalアカウントの利用開始」というメールが届き、
「ビジネスアカウントを完了するには、リンクをクリックしてパスワードを入力してメールアドレスの確認の必要が...」
ということで、メール中のリンクをクリックして無事メールアドレスの認証も完了、といったところです。
※)その後メールでご返信いただきました。
要約すれば「確認したが、メールアドレスの認証が完了しているので、問題ない、心配ご無用」という内容ですが、非常に丁寧なご連絡でした。
本人確認が大切
ビジネスアカウントは、お客様から代金を受け取ることができますが、そのためには本人確認が必要で、その提出物は以下に説明があります。
- ビジネスアカウントの本人確認書類の提出について
https://www.paypal.jp/jp/contents/support/faq/faq-008/
私のように海外にいる場合が多い方で住所変更などしている場合には、必ず運転免許証の住所変更もしておいてくださいね。
運転免許証以外にも、パスポートや健康保険証なども本人確認書類として提出できますが、これらには「補完書類」というものも併せて提出が必要です。
補完書類は、電気料金、水道料金、固定電話料金のいずれかの六ヶ月以内の領収書、または支払い証明書。
基本的にカード引き落としで料金の支払をしている人が多いと思いますが、支払証明書は依頼すれば発行してもらえます。
- 電気料金
- 電力会社の営業所窓口で申込手続きが必要。
- 参考までに、関西電力では以下のページで説明しています。
https://kepco.jp/faq/payment/02-002
- 水道料金
- 水道局へ申し込み。
- 参考までに、大阪市の水道局では以下のページで説明しています。
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/
- 電話料金
- NTT東日本、西日本のサイトから申込可能
- NTT東日本 - https://web116.jp/atto/riyou/
- NTT西日本 - https://www.ntt-west.co.jp/
電話料金の支払証明書ですが、NTT東日本は1年の内1回目の発行は無料で2回目から有料、NTT西日本は一回目から有料、と扱いが異なるんですね。
補足:アカウント制限になる?
最後に補足として、日本で作ったアカウントに対して海外からアクセスすると「アカウント制限」がかかる、といった記事を見かけます。
海外でアカウントを作るにしろ、日本でアカウントを作るにしろ、私のように海外にいたり日本にいたり、他の国からアカウントにアクセスすることがある場合、実際のところどうなのか、心配事の1つとしてペイパルに確認しました。
回答としては、
- ペイパルとしては不正アクセスや不正取引をしっかり監視している
- その中でアカウント制限というものもあり得る
- アカウント制限になる理由も様々で、単に海外からアクセスしたから、ということでアカウント制限になるか、というとそれは考えづらい
というお話し。
ということから、ビジネスアカウント登録後、実際にアクセスしてみてどうなるか、様子を見てみるしかない、という結論です。
ちなみにペイパルのサイトではアカウント制限について以下のページで説明されています。
- アカウントの制限(Limitation)について
https://www.paypal.jp/jp/contents/support/faq/faq-068/
アカウント制限の解除の仕方も説明があり、基本は「問題解決センター」で情報を確認し、必要な書類、情報などを提出して解除してもらう、という流れになります。
今回のまとめ
- 海外での登録でも、日本に住所があり郵送の書類を見ることができれば、日本での登録も可。
- 「社名・組織名等」は、お客様が分かる名称を付ける
- 「カテゴリ」は最適なものを選ぶ必要がある
- 「登記されているものと同じであること...」はチェックを入れる
- 本人確認書類では、運転免許証では住所変更は忘れずに。
- 電話料金など、カード引き落としの場合でも支払証明書の発行依頼はできる
私の妻は以前より支払いで利用していたみたいですが、私個人ではあまり利用していなかったペイパル。実はとても利用価値の高いものなんですね。
代金の支払い、という点では、クレジットカードの番号を知らせるのが怖い、といった場合でも、カード番号を相手に知らせずに購入できたり、何かを販売して代金を受け取る、という点では、いろいろなカードの種類に対応していたり、と利用するメリットも大きそうです。
あなたもネットビジネスをどんどん発展させて、ペイパルの利用など、いろいろと良いサービスを活用してみてください。
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