賃金が低い!所得が低い!とお嘆きのあなた!

もしかしたら所得や賃金が高い県、低い県など、地域によって違ったりするのかな?と思ったことありませんか?

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私はずっと東京で仕事してましたのであまり意識したことありませんが、実は地域による格差って結構あったりするんですね。

勿論所得や賃金はその職業で必要とされる環境(住まいや交通費や服装など)やその地域で生活する上で必要となる費用にも左右されるため一概に高いからどうだ、低いからなんだ、とも言えませんが、それでも格差があるとなれば気になります。

ということで「都道府県別の所得や賃金の高い、低いはどうなっているか」を一緒にざざっと見てみましょう!

賃金の高い県と低い県

最も賃金の高い県は勿論...

所得が高い低いに関連するのはまずは賃金。

賃金の高い県、低い県はどうなっているか調べてみると以下の結果となりました。(引用数値:厚生労働省-平成26年賃金構造基本統計調査。単位は千円)

salary_each_area01

平均は一番左の黄色部分、299.6(229,600円)です。

予想はされましたが赤色の東京が最も高いですが、多い順に並び替えると以下となります。

salary_each_area02

最も高い東京の平均賃金は377.4(377,400円)ですが、全国平均を上回っている都道府県は5つだけ!

  • 全国平均を上回る5つの都道府県の賃金
    • no.1 東京 37万7400円
    • no.2 神奈川 33万6千円
    • no.3 大阪 32万1900円
    • no.4 愛知 31万2500円
    • no.5 京都 30万1500円

賃金の高い低いはその地域で普段の生活にかかる費用や物価にも影響されるため一概には言えませんが、これらの都道府県で働くと平均的に賃金は高いとは言えそうです。

最も賃金の低い県は「青森」!?

では逆に「最も賃金の低い県」はどこでしょう?

失礼ながら、こういった指標ではいつも最下位にくる「沖縄」なのかなと思ったら、実は「青森」が最下位でした。

  • 賃金の低い都道府県
    • no.1 青森 22万6600円
    • no.2 沖縄 22万7700円
    • no.3 岩手 23万4600円
    • no.4 宮崎 23万8200円
    • no.5 秋田 24万1400円

トップの東京と最下位の青森の差は、377.4-226.6 = 150.8。

なんとトップと最下位では15万円も差がある!

東京は大企業の中枢機関が集まるなどちょっと特殊でしょう、ということで、最下位の青森と上位2位から5位の差も見てみると、

  • 最下位(青森)トップ5との差
    ・東京 15万800円
    ・神奈川 10万9400円 
    ・大阪 9万5300円 
    ・愛知 8万5900円 
    ・京都 7万4900円

第5位の京都と最下位の青森の差は約7万5千円
15万円といった東京都の差は大きすぎるにしても、最下位の青森と第5位の京都では約7万5千円の差となりました。

平均した値で比べたものですが、7万5千円の差ともなれば年間で約90万円の差となります。これは大きいですよ...

それでもこれは賃金に関するデータです。自営業とか含めたデータはあるのかな、と見てみると...

県民所得の高い県と低い県

県民所得の高い県はまたもや

自営業や企業を含めて、所得の高い県、低い県はどうなっているかなと見てみると、内閣府の「県民所得に関する平成27年発表の平成24年度状況」がありました。

  • ※)県民所得とは
    県民雇用者報酬、財産所得、企業所得を合計したものであり、個人というより企業の利益も含めたその県全体の所得
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赤色の東京がダントツ!
他の追随を許さない!という感じですが、こちらも多い順に並べ替えて見てみると...

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黄色が全国平均。平均以上となっているは以下の12都道府県。

  • 県民所得が平均以上の都道府県
    • no.1 東京
    • no.2 神奈川
    • no.3 大阪
    • no.4 愛知
    • no.5 埼玉
    • no.6 千葉
    • no.7 兵庫
    • no.8 福岡
    • no.9 北海道
    • no.10 静岡
    • no.11 茨城
    • no.12 広島

北海道!入りましたね。
(意味はありませんが個人的に好きな場所だけに何故か嬉しい)

県民所得の低い県は「鳥取」

先ほどの賃金では最下位は「青森」(黒色)、最下位から2番目は「沖縄」(茶色)となってましたが、企業まで含めた県民所得では最下位は「鳥取」、そして最下位から2番目は「島根」という結果になりました。

続いて「高知」「佐賀」「徳島」の順となっています。

  • 県民所得で最下位5都道府県
    • no.1 鳥取
    • no.2 島根
    • no.3 高知
    • no.4 佐賀
    • no.5 徳島

県民所得:一人あたりの所得の高い県と低い県

一人あたりの県民所得の高い県

県民所得も当然その県の人口に大きく左右されるため(人口が多いほうが当然合計の所得も増えるため)、県民所得をその県の人口で割って一人あたりの所得の高い、低いを見てみましょう。

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これを多い順に並べ替えて、

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さぁ、どうでしょう?

一人あたりでは、全国平均以上は東京を筆頭に以下の8都道府県

  • 一人あたりの県民所得が平均以上の都道府県
    • no.1 東京
    • no.2 愛知
    • no.3 静岡
    • no.4 茨城
    • no.5 滋賀
    • no.6 富山
    • no.7 栃木
    • no.8 広島

2番めが愛知、3番目が静岡なんですね。自動車産業の影響でしょうか。

そして神奈川や大阪、埼玉、千葉、といった大所の代わりに、滋賀や富山、広島などが入っています。

一人あたりの県民所得の低い県は「沖縄」

最下位から順に5つの都道府県を見てみると、

  • 一人あたりの県民所得が低い順
    • no.1 沖縄
    • no.2 鳥取
    • no.3 高知
    • no.4 宮崎
    • no.5 島根

一人あたりの県民所得の最下位には「沖縄」が来てしまいました... これらの都道府県は人口に対して賃金や企業所得が低い地域、ということになりそうです。

(沖縄や鳥取の皆さん、ごめんなさい!調べたらこういう結果になったんです)

まとめ

  • 賃金の高い県は東京がダントツ。平均以上は都道府県は5つだけ。
  • 最も賃金の低い件は青森県。次いで、沖縄、岩手、宮崎、秋田の順。
  • 県民所得を見れば最も高いのはやはり東京で、平均以上は12都道府県。
  • 県民所得が低いところは鳥取県。続いて、島根、高知、佐賀、徳島の順。
  • 一人あたりの県民所得では最も高いのは東京で、平均以上は8都道府県。
  • 一人あたりの県民所得が低いところは沖縄。続いて、鳥取、高知、宮崎、島根と続きます。

今後を考える

賃金の地域差などを見てきましたが、結構格差はあるようですね。

東京は大企業の中枢機関が集まったりしてますのでちょっと別格ですが、賃金について「全国平均を上回っている都道府県は5つだけ」というのが少々びっくりな結果でした。

あなたの暮らす都道府県はどうでしたか?

ここで全国平均を上まってた、下回ってた、というのは気になりますが、だからといって給料が変わるわけでは勿論ないし、今後、賃金があがっていくぞ!ということにもなりません。

結局のところ、会社や組織で働きそこだけの収入に頼っていく、現状だけで手一杯で他のことは考えられないといった状況を続ける限り、後々つらい方向に向かうのは予想されるところです。

少しでも経済的に安定する方向にもっていくには、今の賃金が上がる下がるといったことではなく、その依存から離れて新たな収入源を考えていくことが今まで以上に求められる時代になって来ていると思います。

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