私もよく利用するマクドナルド。
(シンプルなチーズバーガーがお気に入り)
最近では、2014年に発覚した賞味期限切れの食材騒ぎや異物混入事件などの影響もあってか、客足がどんどんと遠のいているようです。
差別化のための高級路線も、ファーストフードに馴染めず非難もあいつぎ、果たして今後どうなるのか?
ここでは、マクドナルドの現状や、復活のキーワードは何かあるのか、健康に関する食の安全が確保されれば、客足が戻ってくるのかなど、そもそも外食産業がどうなってるのかをあわわせて、一緒に見てみましょう。
マック離れの現実
2014年7月に発覚した「チキン問題」。
中国のチキン加工委託工場で期限切れの鶏肉を使っていたり、カビの生えた牛肉を使用していたことが発覚し、一部商品の販売休止する、という衝撃的なニュースが流れました。
結果的に中国2社との取引を停止して仕入先をタイの工場に変更したもののマック離れが止まらず大苦戦。
以下の記事からすると、
- マックから逃げた客はどこへ行った? 日経ビジネス・アンケートから明らかになった意外なライバル(残念ながらリンク切れ)
日本マクドナルドの売上は、前年に比べると17%も落ちており、更に異物混入が発覚したのが追い打ちとなって2015年1月には売上が39%減ともなっているとか。
これはちょっと深刻を通りすぎて非常事態になっているような数字です。
そもそも外食産業の利用率は?
マックの利用頻度が減ったのはいつか?という消費者調査をしてみれば、実は「チキン問題」の起きた2014年7月、というより、それ以前からマクドナルド離れは起きているようです。
ここから見えるのは、1年以上前からマクドナルドの利用頻度が減ったのは、全体の半分弱である45%。
チキン問題以降では、現在から半年~1年前を見てみれば、およそ半数の50%。特にここ3ヶ月以内が多くて17%もいるんですね。
細かく見れば、お子さんのいる家庭ほど、マクドナルドを敬遠している傾向にあるようです。つまりは健康問題が非常に大きく作用している。
マクドナルドの代わりは何?
ではマクドナルドの代わりに何を利用するようになったかを見れば、コンビニ(25%)、そもそも外食の機会が減った(24%)、回転寿司(22%)、と続きます。
マックに行かない代わりに、ちょうど100円コーヒーを提供し始めたこともあってコンビニ利用に流れている、と調査結果は言っていますが、そんな単純な話なのか。
また、どうしたらまたマクドナルドに行くかについては「食の安全が確保できたら」がダントツ1位の61%。食の安全が確保できたら、果たしてまた客足は回復するでしょうか?
そもそも外食産業の状況はどうなっているか、政府統計から見てみましょう。
政府統計では
ここで総務省統計を見てみれば、そもそも外食に対する支出はふたり以上の世帯にしても単身世帯にしても年を追うごとに低下しており、特にファーストフードを文字通り気軽に使う単身世帯の落ち込みが非常に激しい傾向にあります。
この資料は、平成12年(2000年)を100として、その年からの比較を示してますが、ここ10年以上の間に二人以上の世帯では15%減、単身世帯では32%減と、その落ち込みも非常に大きいのが見て取れます。
また、同じく総務省統計から見ると、外食に対する支出の内訳では、和食が一番、そして喫茶、洋食、その次がハンバーガーとなっています。
こうしてみると、外食の支出は既に何年も前から年々減少しているし、支出内訳でも和食、喫茶、洋食、につづいて4番目、ということから、普通に考えれば、経済回復の影響が個々の家庭に給与の増加などといった具体的影響として現れない限り、先に見た「食の安全が確保できたら」といっても減少傾向が果たして抑えられるのかは分かりません。
すでに行っていますが、単純に日本ならではの、和食との融合、喫茶要素をもっと店舗に取り入れる、といった要素を更に少し斜め上や下を考えつつ、違った側面でのアイデイアの取り込みを行ってみてはどうでしょうか?
まとめ
私もよく利用するマクドナルド。その落ち込みようが凄まじいですが、
- 「チキン問題」や「異物混入問題」などもあいまて、客足がどんどん遠のいている。
- マクドナルドから流れたのがコンビニ。100円コーヒーが影響していそう。
- 政府統計では、そもそも外食産業への支出は年々減少している。
- 外食産業への支出内訳では、1.和食, 2.喫茶, 3.洋食, 4.ハンバーガーの順。
- 食の安全が確保されたら客足が戻るとはいえず、高級路線とか言わずに、日本ならではの和食との融合、喫茶要素を更に取り入れる方向でアイディアの取り込みをしてみてはどうか?
売上を伸ばす、お客を伸び戻る、というのは大変なこと。中々ちょっとしたアイディアだけでは難しいですが、私の好きなマクドナルドには頑張って欲しいです。
マクドナルド、頑張れ~!
今後を考える
外食はお金がかかる、というところで敬遠しがちとなっているここ何年かの傾向もありますが、根本にあるのは経済状況。各家庭が経済状況によりどのように潤いがもたらされるかが大きな鍵であることはいうまでもありません。
ここで取り上げられているのはマクドナルドですが、言うまでもなく、これはマクドナルドだけに限った話ではありません。身近な問題として、あなたの働く企業、あなたの家族が勤める会社にも起こり得ることだとはお感じになっていると思います。
企業の収益が減れば当然給料アップは望むことも出来なければ、ボーナスも期待できません。仮に収益があがったところで、会社のお金の流れから考えれば給料への反映はまだまだ先の話しです。それでも毎日色々なストレスに耐え、朝早く起きて仕事に向かう毎日。あなたには自分の未来がどのように見えているでしょうか?
こうした状況の中で、1つの会社に依存し続ける、現状維持だけを考えていく、というだけでは、後々つらい状況になるの十分予想されるところです。
少しでも経済的に安定する方向にもっていくには、新たな収入源を考える必要性も今まで以上に高まっているのではないでしょうか。
現在私は自分の体験を通し、先を見越して何かしなければ、と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。
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