
ブログやネットビジネスをしてる人には特に関心の高い検索順位。
よくSEO(グーグルなどの検索エンジンに対して如何によく見せるかのテクニック)が大事と言われますが、全てはこの検索順位で1位、またはそれに準ずる2位、3位などの上位表示のために行われます。
最近では、GoogleのAIが検索結果を要約して表示する「AI Overviews」といった新機能も登場し、検索結果の見た目やユーザーの行動にも変化が見らますが、そうした中でも2位じゃダメなんでしょうか?
そう、だめなんですね。
いや、ダメとまでは言いませんが、1位と2位とでは物凄い開きです。
ではここでは、その検索順に対するクリック率や、それによるアクセス数の影響などについて見てみましょう。
Google検索のクリック率
Googleで検索した「検索順位に対するクリック率」は、毎年いろいろな会社からのそ結果が発表されています。
検索順位に対するクリック率とは
そもそもこの「検索順位に対するクリック率」とは何かといえば、例えば何かを調べるとき、キーワードや文章を入れてGoogleやYahooなどで検索しますね?
検索するとその結果が順番に1ページ10個ぐらい表示されます。
その1番目から順にどれほどクリックされてその内容が見られるか、
というのを示したもの。
各社発表のデータ
では過去5年間ぐらいの、色々な会社が発表したデータを見てみましょう。
検索順位 | First Page Sage (2025年) | GrowthSRC Media (2025年) | Sistrix (2024年) | Semrush (2024年) | Backlinko (2024年) (デスクトップ平均) |
1位 | 39.8% | 28% | 28.5% | 28.5% | 27.6% |
2位 | 18.7% | 20.8% | 15.7% | 15.7% | 15.9% |
3位 | 10.2% | — | 11.0% | 11.0% | 11.4% |
4位 | 7.2% | — | 8.0% | 8.0% | 8.1% |
5位 | 5.1% | — | 6.0% | 6.0% | 6.1% |
この表では、グーグルの検索順位(1位から5位)に対して、クリックされる率(CTR)が%で示されてます。
たとえば、First Page Sage (2025年)でみると、1位「39.8%」となってますが、これは「検索順位が1位の場合、39.8%(約4割)の人がクリックする」ことを示してます。
同様に2位では「検索順位が2位の場合、18.7%(約2割弱)の人がクリックする」ことを示してます。
※)AI Overvies(AIによる検索結果の要約)とクリック率の関係:
上の表にある「GrowthSRC Media」では、2025年調査でGoogleが「AI Overviews」を表示するようになった際に、クリック率がどのように変化したかも調べていて、1位:28% ⇒19%へ減少、2位:20.8% ⇒ 12.6% へと減少した結果も示してます。
数字だけで見るとピンときませんが、1位は32%の減少、2位は39%の減少という結果。勿論調べるキーワードに寄るので一概には言えませんが、1位で100PVあったのが70PVに落ちる、ということを示唆してます。(逆に言えば、AI OverviewsがあってもそれだけまだPVがあるというのが、検索の奥深さをだしてますね。
上の表を少しわかりやすくということで、
棒グラフにしてみたのが以下。

検索うんい1位の39.8%は他の調査に比べてかなり高いので、1位の場合だいたい28%(3割弱の人がクリックする)としてみると、2位の場合は16%~18%ぐらい。間を取って17%とすると、1位と2位のクリック率の差は1.6倍ぐらい違います。
※)検索順位2位でアクセスが100PVあったとすると、1位なら160PVぐらいは普通にある、と考えられるってことですね。
※)PV:ページビュー。アクセス数のこと。
また検索順位1位(28%)と5位(6%)ではなんと5倍ほどの差。
つまり、検索順位5位ぐらいで100PVあったとすると、1位なら500PVぐらいは普通にある、ということになります。
※)5位より下は出てませんが、順にクリックされる割合(%)は落ちていき、10位ぐらいでは1%とか2%ぐらいだと思います。1位との差は15倍~30倍も違い、10位で10PVの場合には、1位になったら100~150PVぐらいには普通になる、っていう感じですね。
もう少し具体例を見てみると
私の運営しているサイトの1つがいわゆるトレンドサイトですが、たまに1つの記事にアクセスが集中する時があります。
1~2時間の間に1万PV(1~2時間の間に1万回クリックされたということ)となることもありますが、そうした時にキーワードを調べてみると、あるキーワードで検索順位が必ず1位になってます。
もしそのキーワードで仮に検索順位が2位だったとしたら1~2時間に6000PVぐらい、また5位だったら1~2時間に2000PVぐらいだった、と推測することができますね。
逆に見ても同じですが、仮にあるキーワードで5位ぐらいに表示され、一日のPV数(閲覧回数)が200PVとすると、検索順位が1位になった時には1200PVぐらいにはなる、と推測できます。
2位じゃダメなんですか?
SEO(グーグルなどの検索エンジンに対して如何によく見せるかのテクニック)では、検索結果に対する表示順位の大切さが色々いわれてますが、順位に対するクリック率をみると、1位になることがどれほど重要かが分かります。
2位じゃダメなんです。目指すは1位。
さらに最近では、GoogleのAI Overviews(AIによる検索結果の要約)が表示されることが増え、一部の検索ではユーザーが検索結果ページで必要な情報を完結させてしまう「ゼロクリック検索」が増加する傾向にあります。こうしたことから、これまで以上にクリックされるよう意識することが重要になってきてますね。
また今ではモバイル(スマホ)からのアクセスの方が圧倒的に多い(8割ほどはスマホから)ですが、どちらも表示される順位は大体同じ。(異なる場合もあります)
モバイルでは、1位のクリック率が若干低下して、検索結果の2ページ目、3ページ目までの到達率が若干上昇する、という結果のようです。
操作性が変わるとやはり検索結果に対するクリック率も変わるんですね。
アクセス数に影響する要因は?
1位になると、2位以下に比べてどれほどアクセスされるか(クリックされるか)が分かりますが、1位になることによるメリットを2点あげると...
- 2位以下に比べてアクセス数が非常にUP
- パーソナライズド検索結果に反映される
アクセス数が非常にアップするのは今まで見てきたとおりですが、それにより、その記事をアクセス(クリック)した人に対する「パーソナライズド検索結果」においても、今後上位に表示される可能性が高まります。
パーソナライズド検索とは、Google等、検索エンジンがその人の検索履歴からその人にあった検索結果を表示する機能。
例えば、あるキーワードで検索してあるサイトの記事を閲覧すると「この人は、こういったキーワードで、このサイトを閲覧しているから、このサイトの結果の表示頻度や表示順位を上げよう」みたいな感じです。
1位になってアクセスを集めると、更にアクセスが集まってくる可能性が高まる、ということにつながります。
今後重要になる点としては、AI Overviewsなどの機能の充実に対する対応。
ユーザーがウェブサイトをクリックしなくても疑問が解決する「ゼロクリック検索」となるケースも増えています。そのため、クリックしてもらうためには、AI Overviewsでは補いきれない、より深い洞察や独自の情報、ユーザーにとっての明確な価値提供がこれまで以上に意識して、記事に入れていくことが重要になりますね。
まとめ
- 検索順位に対するクリック率は1位と比べると、
- 1位と2位のクリック率の差は1.6倍ぐらい違う
- 1位と5位ではなんと5倍ぐらい違う
- AI Overviewsの登場により、クリック率は変動する可能性があるが、それでも上位表示の重要性は変わらない。
- モバイル検索との比較すると、1位のクリック率が若干低下して、検索結果の2ページ目、3ページ目までの到達率が若干上昇する。
- アクセス数が増えれば、それだけパーソナライズド検索結果に反映される可能性が高まる
検索結果の1位に表示される重要性が分かりますが、それではどうすれば1位に表示されるのでしょう?
これは他の記事でも書いてますが、一番重要なのは見に来てくれた人を裏切らない良質な記事を書くこと。全てはこれに尽きるようです。
色々なSEOのテクニックもありますが、検索エンジンの進化とともにスパムとみなされる(不正な手段で検索順位を上げようとする行為)ことにもつながりますので、変にSEO対策だ!とあれこれせずに、良質な記事をとにかく書く、ということに集中するべきなのでしょう。
こういったあたり、私がおすすめしているネットビジネスの中にもお話しが出てきます。
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