賃金が低い、給料が中々上がらない、など、あると思いますが、もしかしたら所得や賃金が「高い県」、「低い県」など、地域によって違ったりするか、気になったことありませんか?
私はずっと東京で仕事してましたのであまり意識したことありませんが、実際調べてみると、地域による格差って結構あったりするんですね。
勿論、所得や賃金はその地域の環境やその地域で生活する上で必要となる費用(住まいや交通費など)にも左右されるため、一概には言えませんが、それでも格差があるとなれば気になります。
今回は「都道府県別の所得や賃金の高い、低いはどうなっているか」を一緒に見てみましょう。
賃金の高い県と低い県
最も賃金の高い県は勿論...
所得が高い低いに関連するのはまずは賃金。
賃金の高い県、低い県はを調べてみると以下の結果となりました。
(引用元:厚生労働省 – 令和6年賃金構造基本統計調査。単位は千円)

これは平成6年(2024年)のデータですが、
全国平均は一番左の黄色部分:330.4(33万300円)。
※)10年前(229,600円)と比べて4万円ほど上がってます。
予想したとおり東京が最も高くなってます。
これを多い順に並び替えると以下となりますね。

最も高い東京の平均賃金は403.7(40,3700円)ですが、全国平均を上回っている都道府県は4つだけ!
- no.1 東京:40万3700円
- no.2 神奈川:35万5800円
- no.3 大阪:34万8000円
- no.4 愛知:33万2600円
- 全国平均:33万400円
- no.5 京都 32万3300円
- no.6 埼玉 32万2300円
- no.7 千葉 32万300円
- no.8 兵庫 31万8000円
- no.9 栃木 31万4000円
- no.10 滋賀 31万2900円
賃金の高い低いはその地域で普段の生活にかかる費用や物価にも影響されるため一概には言えませんが、これらの都道府県で働くと平均的に賃金は高いとは言えそうです。
最も賃金の低い県は「宮崎」!?
では逆に「最も賃金の低い県を見てみると、
失礼ながら、こうした指標ではいつも最下位にくる「沖縄」なのかなと思ったら、実は「宮崎」が最下位でした。
- no.1 宮崎 25万9800円
- no.2 青森 25万9900円
- no.3 秋田 26万5500円
- no.4 沖縄 26万6600円
- no.5 岩手 26万7000円
トップの東京と最下位の青森の差は、
「40万3700円」-「25万9800円」 = 14万3900円。
なんとトップと最下位では14万円以上も差がある!
東京は大企業の中枢機関が集まるなど特殊でしょう、ということで、最下位の青森と上位2位から5位の差も見てみると、
- 最下位(宮崎)トップ5との差
・東京 14万3900円
・神奈川 9万6000円
・大阪 8万8200円
・愛知 7万2800円
・京都 6万3500円
第5位の京都と最下位の宮崎の差は6万3500円。
14万円以上といった東京都との差は大きすぎるにしても、最下位と第5位では約6万円以上の差となりました。
平均した値で比べたものですが、
6万円の差ともなれば、年間で約72万円の差となります。これは大きいですよね...
それでもこれは賃金に関するデータ。
自営業とか含めたデータはあるのかな、と見てみると...
県民所得の高い県と低い県
県民所得の高い県はまたもや
自営業や企業を含めて、所得の高い県、低い県はどうなっているかなと見てみると、内閣府の「各都道府県・政令指定都市の公表状況」(2025年5月23日時点)がありました。
※)県民所得とは
県民雇用者報酬、財産所得、企業所得を合計したものであり、個人というより企業の利益も含めたその県全体の所得

データのない県は「0」になってますが、
やはり赤色の東京がダントツで飛びぬけてます。
他の追随を許さない!という感じですが、
こちらも多い順に並べ替えて見てみると...

平均が示されてないですが、TOP10を見てみると...
- 県民所得TOP5
- no.1 東京
- no.2 神奈川
- no.3 愛知
- no.4 大阪
- no.5 埼玉
- no.6 千葉
- no.7 兵庫
- no.8 北海道
- no.9 茨城
- no.10 広島
1位:東京、2位:神奈川は分かりますが、3位は大阪ではなく愛知、4位に大阪が来ています。
また北海道が8位に入ってますね。個人的に好きな場所だけに嬉しいですが、意外にも福岡が入ってないようです。
(半導体関連産業で経済も上昇傾向にあると思いますので、今年から来年にかけてのデータに入って来るのでしょう)
県民所得の低い県は「秋田」
最初に見た賃金では、最下位は「宮崎」、最下位から2番目は「青森」でしたが、企業まで含めた県民所得では最下位は、データがある中では「秋田」、そして最下位から2番目は「宮崎」という結果になりました。
続いて「山梨」「和歌山」「山形」の順となっています。
- 県民所得で最下位5都道府県
- no.1 秋田
- no.2 宮崎
- no.3 山梨
- no.4 和歌山
- no.5 山形
まとめ
- 賃金の高い県は東京がダントツ。平均以上となる都道府県は4つだけ。
- 最も賃金の低い件は宮崎県。次いで、青森、秋田、沖縄、岩手の順。
- 県民所得を見れば最も高いのはやはり東京。続いて神奈川、愛知、大阪と続く。
- 県民所得が低いところはデータがある中では秋田県。続いて、宮崎、山梨、和歌山、山形島の順。
賃金の地域差などを見てきましたが、結構格差はあるようですね。
東京は大企業の中枢機関が集まったりしてますのでちょっと別格ですが、賃金について「全国平均を上回っている都道府県は4つだけ」というのが少々びっくりな結果でした。
全国平均より上だった、下だった、というのも気になりますが、だからといって給料が変わるわけではないですし、今後、賃金があがっていくことにもなりません。
結局のところ、会社や組織で働きそこだけの収入に頼っていく、現状だけで手一杯で他のことは考えられないといった状況を続ける限り、後々つらい方向に向かうのは予想されるところです。
少しでも経済的に安定する方向にもっていくには、今の賃金が上がる下がるといったことではなく、その依存から離れて新たな収入源を考えていくことが今まで以上に求められる時代になって来ていると思います。
現在私は自分の体験を通し、こうした先を見越して何かしなければ、と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。
詳しくは以下をご覧ください。
コメント
平均月収の低い県、沖縄に住んでいます。
綺麗な海と自然が好きですが、やはり経済的に苦しく、お給料だけに頼らない生き方を知りたいです。
よろしくお願いいたします。
ふみえさん
JINです。コメント、ありがとうございます!
沖縄は素晴らしいところですね。
沖縄に限らず、場所にとらわれずに収入を得ることとしては、ネットの威力は凄いと思いますよ。ネットで収入を得る、ということに関してはいろいろな情報がありますが、何か1つに絞ってチャレンジしてみてください。
この”なにか1つに絞る”ということがとても重要で、後はそれを兎に角何かしらの成果がでるまで継続してみる(他に良さそうなものがあっても気にしないで1つのことに集中する)ということが、何か遠回りのことをしている感じもするかもしれませんが実際には最短の道になります。
まずは何か些細なことでも良いので「行動を起こす」というところから始めてみてくださいね。