改行(<br>タグ)に対して高さを変更したい(高さを設定したい)という場合があったりします。
たとえば、サイトタイトルやブログの記事のタイトルに改行を使い、実際の表示ではその改行に高さを設定して見やすくする、みたいな使い方になりますが、ここではその <br>タグに高さを設定する方法をみてみましょう。
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例文に対して検証
ではまず例として、以下のような改行を含む文があるとします。
- CSSの設定法!(ここで改行)
改行に高さを指定する方法は簡単か?
HTML的には、以下のようになりますね。
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<p>CSSの設定法!<br>改行に高さを指定する方法は簡単か?</p> |
この<br>に高さを指定したい!という場合、以下の3つぐらいが考えられます。
- 1)単純に line-height を使う(行の高さを指定)
- 2)br に対して margin, padding を指定する(br タグの余白を指定)
- 3)br に対して height を指定する(br の高さを指定)
ではまず line-height を使うとどうなるかから、順にみてみましょう。
light-height を使う場合
brタグに高さを設定しようと、br自体というより単純に line-height を使って行の高さを指定する場合、改行以外のところにも意図しない余白が生まれます。
分かりやすいようにちょっと極端ですが、line-height:100px と指定したとすると、イメージ的には以下のようになりますね。
これだと上下に マイナスマージンを指定したりして、ちょっと面倒になりますね。
<br>に高さを設定
そこで、brタグに直接高さを持たせられるように、br に margin や padding, height を使いますが、ちょっとした「おまじない」をすると上手くいきそうです。
margin を使う
まず margin ですが、<br>に対して以下のCSSを設定すればOK.
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br { display: block; content: ""; margin: 10px 0; } |
- display: block;
- 高さ方向を margin で指定できるように、displayプロパティに blockを指定
- content: "";
- display:block; を追加しただけでは br タグは高さを持てないようなので、contentプロパティを入れてます(本来の使い方とはまたちょっと違う感じですが、おなじない、というところ)
- margin: 10px 0;
- 改行の上下に 10px のマージン(余白)を持たせる場合
このCSSを設定するとイメージ的には以下のようになります。
padding でも OK
上の例では改行(<br>)に対して margin を指定してますが、margin の代わりに padding を使っても良いですね。
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br { display: block; content: ""; padding: 10px 0; } |
このCSSを設定するとイメージ的には以下のようになります。
height を使ってもOK
br に高さを指定する、ということで、分かりやすく margin や padding の代わりに height を使っても勿論OK。
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br { display: block; content: ""; height: 10px; } |
このCSSを設定するとイメージ的には以下のようになりますね。
ポイント
「content: "";」を使うことで br にも高さが指定できましたが、単純に上の例のCSSを使うと、ヘッダーやフッター、サイドバーなど含めて、すべての箇所の改行(brタグ)に適用されてしまうので、ここには注意ですね。
以下の記事などを参照し、適用箇所の範囲はどこなのかを調べ、その範囲内での適用としていきましょう。
ブログのデザインカスタマイズの決め手!CSSの適用範囲を確認する技
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