夢にまで見たマイホーム。
それでも昨今の経済状況の影響もあり、住宅ローンを返せない人の増加がとまりません。
ローンを借りた当初から、いつか返せなくなる、などと考える人はいるはずもないですが、それでは返せなくなる人はどんな人なのでしょう?
そして住宅ローンを返せない場合、何がおきるのでしょうか?
ここで合わせて一緒に見てみましょう。
Contents
住宅ローンを返せない人
住宅ローンを返せない、という人の増加が問題視されてからかなり経つような来しますが、どういった人が返せなくなるんでしょう?
住宅ローンが返せない!
住宅ローンは、誰しも返せなくなる、とは勿論始めは考えているはずもなく、基本的には順調にローンの支払からスタートします。
他の記事でもありますが、それでも年々住宅ローンが払えなくローン破綻する人達が増加。その一番大きい要因が大雑把に言えば「そもそも自分たちには高すぎるローンを組んだこと」が原因。
つまり、ローンを返済してはいても、ぎりぎりの状態やそれに近い状態が続いているご家庭ですね。
こういった方は、何か悪い材料が1つでもでてくると、もうローンの支払ができなくなります。例えば、
- 予期せぬ病気
- 子供の教育費増加
- 昇給なし
- 給料カット
- ボーナスカット
- リストラ(これは最悪)
などなど、当初はある程度「いざ」という時を想定していると思いますが、収入のカットは家計を直撃。ローンの支払い不能へとつながる非常に悪い材料です。
特にボーナスの減額が著しい会社に務めている方では、ボーナス月の支払いが辛くなり、月々の返済はなんとかできてもボーナス月の支払いは貯蓄から切り崩し。ついには支払いができなくなる、という事が起こります。
本来であれば、すぐにでも銀行へ相談へいくところですが、体裁にこだわったりして中々それもできず、時既に遅し、となる人も多いようです。
実は内心いつも不安に思っているあなた、大丈夫ですか?
支払ができなくなると?
ここまで見てきたように、ローンの支払ができなくなる要因は色々とありますが、では実際に支払ができなくなると何が起こるのでしょうか?
支払いが遅れると
まず、住宅ローンの支払が遅れれば、勿論電話や書面で催促がやってきます。
これは住宅ローンの支払い遅延に限りませんが、一度は「たまたま口座にあるお金が引き落とし金額に達してなかったのだろう」となりますが、これが次回も続くと大変です。
支払い遅延が連続して2度にもなれば「延滞」となり、返済額が増えるなどの警戒措置がとられたりします。
更に返済が滞れば、督促、そして返済見込みなしの判断となり、ローン保証会社が銀行へ一括返済という流れ。
住宅ローンの返済先は銀行からローン保証会社と変わり、こうなると次に返済延滞しようものなら差し押さがやってきます。
勿論連帯保証人がいれば、即、その連帯保証人に取立てが向かい、容赦なく取立てという事に。
自分だけでなく、色々な人を巻き込んで大変なことになって行きます。
そして売却へ
どうしても払えなくなれば、最後には住宅を売ってローンを支払うしかない。つまりは「任意売却」です。
これで借金が返済できればまだ良い方で、大抵は住宅ローンの残債が残ります。
新たな借金スタート
売っても住宅ローンの借金が消えず、別に借りた賃貸マンションなどの賃貸料を払いながら、新たな借金返済がスタートすることに。
それでも残債が200万とか300万程度であれば、まだ返済もできようというものですが、残ったローンが1000万とかにもなれば、賃貸料+ローン返済は無理!ということで自己破産になる場合も多いようです。
ローン返済が滞る前に
返済が苦しくなったらまず相談。銀行へ行って、住宅ローンの返済計画見直しなどを相談しましょう。
返済期間や返済額の一定期間見直し、そしてボーナス返済の減額や、そもそもボーナス返済の取りやめによる毎月への振替等、払える工夫をすることがまず第一。
本来であれば、払えるように収入を増やす努力をするのが理想的な姿ですが、サラリーマンとして働いていると、月々の給料を5,000円、1万円とあげるのは大変な努力と長い期間が必要で、すぐにというわけには行きません。
いずれにしても、打つ手が何もなくなる前に、まずは銀行へ相談が先決です。
まとめ
夢にまで見たマイホーム。そして底に暮らす家族の幸せな笑顔を一気に壊す住宅ローンの返済遅延。
最後には売却、それでも借金が残り、最悪自己破産までに追い込まれる怖い流れも描かれます。
- ローンが返せない人は、ギリギリかそれに地価状態が続くようなローンの組み方をしている人が多い
- ボーナスカットなどの悪材料が発生してローン支払いが難しくなれば、まずは銀行相談。
- 体裁にこだわり、相談にもいけない人も多く、そうなると手遅れになる可能性が大きくなる。
- 支払いが実際にできなくなれば、差し押さえ、任意売却、そして更にローンの残債の返済、といったことにもつながり、最悪自己破産も考えられる。
- こうなる前に、問題があれば相談第一。そして収入を増やすことも考える。
今後を考えると...
自営業でもサラリーマンでも収入を増やす、と一口に言っても、簡単にできれば誰も苦労はしていません。
住宅ローンを組むときにセールストークにうまくのせられたり、一抹の恥ずかしさや体裁を考えてもあるでしょうが、住宅ローンを組んだ時から状況も変わり、返済が難しくなっても中々銀行などに相談できない、という方も多いようです。
結局最後にどうにかするのは自分自身。
いつまでに完済するのか、完済できそうか、完済が難しそうでもまだ先の話だから、と問題を先送りにしているのか。果たしてあなたの住宅ローンは今どのような状況になっているか、今一度冷静に考えてみることが必要でしょう。
給料があがる、ボーナスがあがる、というニュースもありますが、上がり幅も5千円とか1万円。確かに家計にとって助かりますが、生活の質はどれほど向上するかはまた別問題。会社や組織に依存する限り、住宅ローンを含めてこの先の不安はつねにつきまといます。
先々を考えれば、会社に依存し続ける、まるで現状維持の他には選択肢がないように1つのレールだけを歩いて行く、というだけでは、後々つらい状況になるとは誰もが感じているところでしょう。
先々を見た時、それでも経済的に少しでも安定する方向にもっていくためには、今まで以上に会社に依存しない生き方、新たな収入源を考える必要性が高まって来ていると思います。
現在私は自分の体験を通し、そうした先を見越して何かしなければ、と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。詳しくは以下をご覧ください。