住宅ローンを返せない人はどんな人?支払いが遅れる,返せないという場合は何が起きる?

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夢にまで見たマイホーム。
それでも昨今の経済状況、金利の影響もあり、住宅ローンを返せない人方もいます。

ローンを借りた当初から、いつか返せなくなると考える人はいるはずもないですが、返せなくなる人はどんな人なのでしょう?

そして住宅ローンを返せない場合、何がおきるのでしょうか?

住宅ローンを返せない人はどんな人か、返せない場合はどうなるか、将来のためにここで一緒に見ていきましょう。

住宅ローンを返せない人

住宅ローンを返せない人(返済の延滞率)は約3%と言われてます。

過去から現在まで大体変動はなくこのぐらいの数値で推移しているようですが、それでも30人に1人ぐらいの割合でローンの返済が滞ることになるようです。

将来こうならないよう、まずなぜローンの支払いが出来なくなるのか、その理由を見ていきましょう。

住宅ローンが返せななくなる要因

住宅ローンは、誰しも初めから「いつか返せなくなる」と考えているはずもなく、基本的には順調にローンの支払はスタートすると思います。

それでも住宅ローンが払えなくなる人も出てくるのには理由があり、まず最初に来るのが「そもそも自分たちには高すぎるローンを組んだこと」。

つまり、ローンを返済してはいても、ぎりぎりの状態やそれに近い状態が続いているご家庭ですね。

こうした家庭では、何か悪い材料が1つでもでてくると、もうローンの支払ができなくなります。例えば、

  • 予期せぬ病気
  • 子供の教育費増加
  • 昇給なし
  • 給料カット
  • ボーナスカット
  • リストラ(これは最悪)

などなど、当初はある程度「いざ」という時を想定していると思いますが、収入のカットは家計を直撃。ローンの支払い不能へとつながる非常に悪い材料です。

特にボーナスの減額が著しい会社に務めている方では、ボーナス月の支払いが辛くなり、月々の返済はなんとかできてもボーナス月の支払いは貯蓄から切り崩し。ついには支払いができなくなるということにもつながります。

上で上げた以外にも「医療費の増加」「介護費用」「家や車の修繕費用」なども、当初あまり考えに入れてない予期せぬ支出になるでしょう。

支払いが辛くなった場合、本来であれば、すぐにでも銀行へ相談へいくところですが、体裁にこだわったりして中々それもできず、時既に遅し、となる人も多いようです。

こうしたことに何か思い当たることがあれば、払えなくなる前に相談するのが良いですね。

支払ができなくなると?

ここまで見てきたように、ローンの支払ができなくなる要因は色々とありますが、では実際に支払ができなくなると何が起こるのでしょうか?

支払いが遅れると

まず、住宅ローンの支払いが1日でも遅れると「遅延損害金」が発生したり、優遇金利が適用されている場合は解除される可能性があります。

その後、電話や書面で催促が届くことになりますね。

※)遅延損害金について:
遅延損害金 = 遅延している元金 × 遅延損害金利率 ÷ 365日 × 遅延日数。遅延損害金利率は年14%~15%ぐらいで、たとえば毎月10万支払いのローンでは1230円ぐらい。

支払い遅延が連続して2回発生すると「延滞」とみなされ、今度は遅延損害金だけでなく、金利優遇の解除や追加の警戒措置が取られる可能性も出てきます。

さらに、延滞が61日以上続くと信用情報機関に「異動」として記録され、いわゆるブラックリストに載る状態にもなるようです。こうなると新たなローンやクレジットカードの審査に大きな影響が出るので十分な注意が必要になりますね。

更に返済が滞れば、督促、そして返済見込みなしの判断となり、ローン保証会社が銀行へ一括返済という流れ。

住宅ローンの返済先は銀行からローン保証会社と変わり、こうなると次に返済延滞しようものなら差し押さがやってきます。

勿論連帯保証人がいれば、即、その連帯保証人に取立てが向かい、容赦なく取立てという事に。

自分だけでなく、色々な人を巻き込んで大変なことになって行きます。

そして売却へ

どうしても払えなくなれば、最後には住宅を売ってローンを支払うしかない、つまりは「任意売却」をすることになります

※)任意売却とは:
住宅ローンの返済が出来なくなった時、金融機関の同意を得て不動産を売却する債務整理の方法

任意売却をした結果、借金が全て返済できればまだ良いですが、実際には住宅ローンの残債がすべてなくなるとは限りません。

例えば、ローン残高が3,500万円ある住宅やマンションを売却する場合、中古扱いで売却額が3,000万円となると差額の500万円が借金として残ります。

この残りの借金は銀行やローン保証会社(債権者)との交渉により分割返済が可能となるケースが一般的のようですが、マイホームを手放した上にまだ借金が残るのはとてもつらいことですね...

それでもその残った借金の支払いができ、普段の生活が普通に遅れるようになれば、まだ良い方かもしれません。

新たな借金スタート

任意売却した結果、残った借金の額が大きい場合(周囲の環境が変わり評価がかなり低くなった場所の住宅の売却)や収入の大きな変化によっては、月々の支払いが厳しくなることもあります。

例えば、1,500万円の残債が残り、月々5万円の分割返済を求められたとします。(ローンを支払ってるのとあまり変わらないかも)。任意売却後は賃貸に住むことになると、家賃負担も加わります。

仮に家賃が8万円だった場合、家賃8万円+ローン返済5万円=毎月13万円の負担。生活を大きく圧迫する可能性が高くなります。

任意売却後の支払いも難しくなる場合には、債権者(銀行やローン保証会社)と「返済額をさらに減らせないか」とか「支払いを一時的に猶予できないか」などの交渉を行うことも重要。

こうして見ると分かりますが、任意売却を検討する際は、売却後の生活を見据えて早めに銀行や保証会社と相談し、無理のない返済計画を立てることが必要になりますね。

ローン返済が滞る前に

返済が苦しくなったらまず相談すること。
金融機関(銀行)へ行って、住宅ローンの返済計画見直しなどを相談しましょう。

金融機関では、以下のような手段で柔軟な対応を検討してくれます。

  • 期間の延長
    返済期間を延ばすことで、月々の返済額を減らし、負担を軽減。
  • 返済額の一時的な減額
    一時的に月々の返済額を減らし、減額分を将来の返済に上乗せすることで負担を軽減。
  • 元本の据え置き
    一定期間、元本の返済を停止して利息のみを支払うことで負担を軽減。

※)返済期間の延長は返済額総額の増加にもなることから慎重に!

負担を軽減するために収入を増やす努力も勿論重要です。でも収入はいきなり増えたりはしないことから、月々の負担が大きい、難しいと感じたら、早めに金融機関に相談するのが良いですね。

相談する時は、返済が難しくなった原因を示すもの(給与明細や確定申告書など)を持って行くと、より適切な対応を受けやすくなります。(普段の生活の見直しにもなりますね)

面倒、仕事で忙しくて時間がない、恥ずかしい、などの理由から何もせずに放置すると、状況がどんどん悪化して、住居の競売などをする状況になるなど取り返しのつかないことにもつながります。

早め、早めの対応を考えていきましょう。

まとめ

夢にまで見たマイホーム。そして底に暮らす家族の幸せな笑顔を一気に壊す住宅ローンの返済遅延。

最後には売却、それでも借金が残り、最悪自己破産までに追い込まれる怖い流れも描かれます。

  • ローンが返せない人は、ギリギリかそれに地価状態が続くようなローンの組み方をしている人が多い
  • ボーナスカットなどの悪材料が発生してローン支払いが難しくなれば、まずは銀行相談。
  • 体裁にこだわり、相談にもいけない人も多く、そうなると手遅れになる可能性が大きくなる。
  • 支払いが実際にできなくなれば、差し押さえ、任意売却、そして更にローンの残債の返済、といったことにもつながり、最悪自己破産も考えられる。
  • こうなる前に、問題があれば相談第一。そして収入を増やすことも考える。

今後を考えると...

収入を増やすと一口に言っても、簡単にできれば誰も苦労はしません。

住宅ローンを組むときにセールストークにうまくのせられ、住宅ローンを組んだ時から状況も変わり返済が難しくなっても中々銀行などに相談できない、という方も多いようです。

結局最後にどうにかするのは自分自身。

いつまでに完済するのか、完済できそうか、完済が難しそうでもまだ先の話だから、と問題を先送りにしているのか。果たしてあなたの住宅ローンは今どのような状況になっているか今一度客観的に考えてみることはとても大切なこと。

給料があがる、ボーナスがあがる、というニュースもありますが、上がり幅も5千円とか1万円。確かに家計にとって助かりますが、生活の質はどれほど向上するかはまた別問題。会社や組織に依存する限り、住宅ローンを含めてこの先の不安は常につきまといます。

先々を考えれば、会社に依存し続ける、現状維持の他には選択肢がないような1つのレールだけを歩いて行くというだけでは、後々つらい状況になるとは誰もが感じているところでしょう。

先々を見た時、それでも経済的に少しでも安定する方向にもっていくためには、今まで以上に会社に依存しない生き方、新たな収入源を考える必要性が高まって来ていると思います。

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