嬉しい楽しいお小遣い。
夫も結構限られた中でやりくりしているようですが、奥さんのお小遣い事情はどんなものでしょう?
主婦と一口に言っても、専業主婦から、パートやフルタイムで外で働く奥さんたち、またお子様がいるいないで結構変わってくるとは思います。
その辺り含めて、主婦のお小遣いの平均などを見てみましょう。
主婦のお小遣いと実際使う額
では、早速主婦のお小遣い事情を見てみましょう。
少し前ですが2013年の博報堂調べで「子供を持つ既婚女性の就業形態と消費に関する調査結果」から見てみると...
主婦のお小遣い
働く主婦と、専業主婦では異なり、以下のようになっています。
- 主婦のお小遣い
- 全体の平均 ・・・ 1万6478円
- フルタイムで働く主婦 ・・・ 平均2万6725円
- パート・アルバイトの主婦 ・・・ 平均1万5562円
- 専業主婦 ・・・ 平均1万4942円
グラフにしてみると以下のようになります。
一番左が全体平均。その横にフルタイムから専業主婦と並びます。
一目瞭然ですが、フルタイムでしっかり働く主婦がお小遣いが一番多くて2万5千円超。一番右の専業主婦に比べて1万円多い結果です。それでも個人的には少々意外。
働いている主婦のお小遣いが多いのは分かりますが、それでも平均2万5千円と少しです。専業主婦にしてもパート、アルバイトにしても同じ主婦は主婦、といえばそうなんですが、それでも特にフルタイムで働くともなれば、職場での色々なお付き合いもあるでしょうし、仕事に関連して書籍などの購入も必要になるでしょう。
夫のお小遣いと同等とまでは言いませんが、もう少しあってもいいのかな、と個人的には思います。
実際どれほど使うのか
さて、そんなお小遣い。
実際どのくらい使うかを見てみれば、これが更に意外な結果。
- 1カ月で実際に自分のために使った金額
- 全体の平均 ・・・ 1万1037円
- フルタイムで働く主婦 ・・・ 平均1万8716円
- パート・アルバイトの主婦 ・・・ 平均1万769円
- 専業主婦 ・・・ 平均9919円
全体的にお小遣いの平均より各々5千円少ない、という結果です。
先ほどのお小遣いグラフに、この実際使う金額を並べてみると...
オレンジ色が実際使う額の平均です。
フルタイムで働く主婦を見れば、お小遣い平均が2万6千円のところ、実際使うのは1万1千円。
専業主婦もこの傾向は同じで、お小遣い平均が約1万5千円のところ、実際使うのは1万円。
お小遣いがあっても多少低くても、
しっかり5千円は貯金する!
みたいな、主婦ならではのしっかりしたお金の使い方が見えるようです。男性諸君は見習わなくてはいけませんね。
別のデータでは2万1800円
上では博報堂の調査結果を見てみましたが、他にもGEコンシューマー「サラリーマンアンケート」の結果が有ります。
こちらを見てみると...
- 全体平均 2万1800円
- 20代 ・・・ 2万6200円
30代 ・・・ 2万800円
40代 ・・・ 1万8300円
50代~・・・ 1万9300円 - 専業主婦・・・ 1万7000円
共働き ・・・ 2万9100円
子供あり・・・ 1万4900円
子供なし・・・ 3万1200円
- 20代 ・・・ 2万6200円
同じようにグラフで見てみると...
専業主婦では、こちらは1万5千円を上回る1万7千円。
フルタイムとパートも合わさっていると思いますが、共働きが上で見たデータより高めの約3万円。
決定的に異なるのが、やはりお子さんがいるかどうかです。お子さんがいない場合、お子さんがいる場合に比べて倍の3万円超。
こうしてみると、お小遣いに関しては
お子さんのいない20代が一番多そう
ですね。
ちなみにこの調査で子育て専業主婦ママのお小遣いはいくらだったかというと、
- 子育て専業主婦ママのお小遣い
- 1位 なし(0円) ・・・ 81人(54%)
- 2位 7000円以内 ・・・ 27人(18%)
- 3位 1万6000円以上 ・・・ 26人(17%)
- 4位 8000~1万5000円以内 ・・・ 15人(10%)
半数以上がなんと「なし」という結果に。
子育てで専業主婦ともなると自身の収入はなく、しかも子育てで何かと物入りです。旦那さんの給料は急には上がらない、ということから、お小遣いゼロなんですね。
お子さんがいると中々一人でどこかに、ということはできないのでしょうが、それでもちょっとコンビニで立ち読み休憩とか、たまには近くの喫茶店でお茶休憩、みたいなところで、月5000円ぐらいはあってもいいんじゃないかなぁと思いますがいかがでしょう?
まとめ
- 主婦のお小遣いは、博報堂調べでは全体の平均1万6478円。専業主婦に比べて1万円多い。
- 実際どのくらい使うかを見てみれば、5千円は残す金額となっている。しっかり5千円は貯金する!といった姿勢が見て取れる。
- 別のデータでは主婦のお小遣い平均は2万1800円となっている。
- 決定的な要素としてはお子さんがいるかどうか
- お子さんがいない場合、お子さんがいる場合に比べて倍の3万円超。
- 専業主婦ママのお小遣いで見てみると、半数以上がなんと「なし」という結果。
主婦のお小遣い、意外に少ないような気がしないでもありません。
私の周りの友達の奥様方も「え?お小遣いもらってるの?」と驚かれる方も結構いたりして、夫の収入に関係なく、そもそも各家庭での考え方の違いが一番大きいのかも知れませんね。
今後を考える
お小遣いを増やすにはどうすればいいでしょうか?
最も効果が大きのは「収入を増やすこと」。収入が増えれば勿論へお小遣いとして使える額も増やせるでしょうけど、中々難しい問題です。
よく言われる103万円や130万円等の働き損の壁を超えて稼ぐ場合、現状から更に時間を割いて働くのか、という問題も出てきますし、特にお子さんがいるご家庭では、時間や場所的に難しい、という場合もあるでしょう。
では夫の給料が上がればいい!(そうだそうだ!)となりますが、会社勤務での給料を上げるのは並大抵のことではありません。景気が上向いてきている、ベースアップがあるそうだ、と聞いてはいても、果たしてどれほど給料に反映されるのか。現実はやはり厳しいですね。
夫の場合で言えば、1つの会社に依存する働き方、主婦の場合では1つのライフスタイルに依存し続ける生活、今までと同じように淡々と毎日を過ごす以外に他の選択肢考えない、というだけでは、お小遣いも増えなければ、将来の不安も大きくなるばかり。今はそれで良くても、果たして将来を考えた時に、どんな未来が見えるでしょうか?
こうした状況の中、経済的に少しでも安定する方向にもっていくためには、今まで以上に新たな収入源を考える必要性が高まって来ていると思います。
現在私は自分の体験を通し、そうした先を見越して何かしなければ、と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。
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