- 中古ドメインの再利用自体は、
Googleのスパムポリシーで一律に禁止されているわけではない。 - 問題になるのは、価値の低いコンテンツで、
検索結果の上位表示を取ろうとする使い方。 - ジャンルが違うだけで即アウトになると明言されているわけではなく、ユーザー価値を重視した運用であれば、AdSense審査を通過している事例もあります。
※)ユーザー:検索する人、検索結果を見て訪れる人のこと
「中古ドメインは危険らしい」
「Googleのポリシーを見ると、事実上の禁止に見える」
そんな不安でこの記事にたどり着いた方も多いと思います。
実際、ここ数年のポリシー更新で「期限切れドメインの不正使用」が明文化され、中古ドメイン利用がペナルティ対象になるのでは?と心配する声が増えてるようです。
ただGoogleが本当に排除したいのは、
中古ドメインではなく「質の低い中身」です。
禁止されているのはドメインの再利用そのものではなく、
過去の評価を踏み台にして、価値のない記事を上位表示させようと量産するような使い方。
この記事では公式ポリシーをかみ砕きながら、
・なぜ「中古ドメイン=危険」と誤解されやすいのか
・どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか
・根拠を持って判断するための基準
これらを整理して解説します。
不安の正体を知って、サイト運営の参考になりましたら幸いです。
中古ドメインはGoogleポリシーで禁止されているのか?
まずGoogleのポリシーで、
中古ドメインがどのように書かれているか確認しておきましょう。
期限切れのドメインの不正使用
期限切れのドメインの不正使用とは、期限切れのドメイン名を主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用することです。例としては次のものがありますが、これらに限定されません。
- 以前に政府機関が使用していたサイトで、アフィリエイト コンテンツを掲載する
- 以前に非営利の医療団体が使用していたサイトで、医療関連の商品を営利目的で販売する
- 以前に小学校が使用していたサイトで、カジノ関連のコンテンツを掲載する
「期限切れのドメイン」が中古ドメインのことですが、
「期限切れのドメインの不正使用」という表現から、「期限切れのドメイン(中古ドメイン)は不正使用扱いになる」と捉えている方も多いようです。
実際には、Googleのポリシーが問題にしているのは「中古ドメインを使うこと」ではなく、ユーザーにとって価値の低いコンテンツで上位表示を狙うような“使い方”です。
上でみるポリシーの記述では、ジャンルが変わることがNGのようにも見えますが、過去とは異なるジャンルが変わること自体が直ちにNG、という意味ではなく、「そのドメインが持つ、過去の権威性や信用を装うような使い方」が問題視される可能性があるようです。
※)過去の権威性や信用を装うような使い方とは:
以前のサイトの雰囲気や“信頼できそうな体裁”を残したまま、中身は別物の商用コンテンツに切り替えるような使い方(看板だけ使い回す状態)
大事なのはドメインの新旧ではなく、
ユーザーにとって有用なサイトとして成立しているか、というポイント。
Googleが本当に問題視している行為とは
Googleが「期限切れドメインの不正使用」として問題視しているポイントは、大きく言えば以下2つ。
- 目的が「検索順位の操作」になっている
- 中身が「ユーザー価値の低いコンテンツ」になっている
この2つが揃うと、
ドメインの過去の評価(被リンクや信頼など)を“踏み台”にして、
「本来検索結果の上位に行かないような質の低い記事を、
上位に押し上げようとしている」
と判断されやすくなります。
逆に言えば、問題にされるのはドメインが中古かどうかではなく、
ユーザーよりも検索結果での露出そのものを目的化していないかという点です。
公式が示す極端なNG例とその本質
Google公式がポリシー内で挙げている、
分かりやすい代表的なNG例は以下の通り。
- 1)以前は政府機関が運営していたサイトに、アフィリエイト目的のコンテンツを掲載する
- 2)非営利の医療団体が使っていたドメインで、医療商品を営利販売する
- 3)小学校の公式サイトだったドメインで、カジノ関連のコンテンツを公開する
これらに共通しているのは、ジャンルが変わったこと自体ではなく、
過去にそのドメインが持っていた「公的・非営利・信頼性の高い立場」を利用して、「本来は評価されにくい、ユーザー価値が乏しい商用コンテンツ」を上位に出そうとしている点。
つまり、ドメインの過去の評価や立場を“看板”として利用し、
「質の低い記事で上位表示を狙う」といった実態のズレを意図的に生み出すこと。
これがグーグルのポリシーが示す本質部分です。
典型的なアウトパターン
より具体的に、
ペナルティの対象になりやすい中古ドメインの使い方を見てみましょう。
- 薄い記事を短期間で量産する
- ユーザーの疑問に十分答えず、
広告やアフィリエイト導線だけが目立つ構成になっている - 検索ボリュームだけを基準にテーマを選び、サイト全体としての一貫性や文脈がない
- 実体験や独自の整理がなく、
他サイトの要約やAI生成文を並べただけの内容になっている
これらに共通するのは、
「ユーザーに価値を届けること」ではなく、
検索結果で上に出ること自体が目的化している点。
逆に言えば、中古ドメインを使っていたとしても、
- 検索意図を正確に捉え
- 情報を整理し
- ユーザーの理解や判断に役立つ内容を丁寧に提供している
こうしたユーザー重視で整えられているサイト運営であれば、
スパム的な「順位操作」とみなされにくくなります。
順位はその結果として付いてくるものであり、
最初から「順位獲得こそが目的」としてしまうと、評価は不安定になりやすくなります。
こうした背景を踏まえた上で、
なぜ中古ドメインが「危険」と言われやすいのかを整理してみます。
なぜ中古ドメインは「危険」と言われやすいのか
中古ドメインが危険視されやすい理由は、
大きく分けて3点(過去の使われ方と情報の伝わり方)にあると思います。
1)過去に「近道」として使われてきた歴史
一つ目は、過去に「近道」として使われてきた歴史。
被リンクやドメイン年齢を引き継げることを理由に、
以下のようなサイトが、過去、数多く作られてきてます。
・内容の薄いアフィリエイトサイト
・量産型の雑記サイト
・短期回収前提の検証サイト
結果として、今なお
「中古ドメイン=楽に稼ぐための道具」というイメージが強く残っていて、それが「危ない手法」、「危険」と言われやすい元にもなるでしょう。
2)ペナルティ事例が強調されやすい
二つ目は、ペナルティ事例だけが強調されやすい点。
人はプラスの話しより、
マイナスの話の方が記憶に強く残りますし、拡散されやすくもなります。
ブログで言えば、
・検索順位が急落した、
・AdSenseが停止された、
といった話は拡散されやすくもなりますね。
ただ、こうなる理由として、背景にある
「薄いコンテンツだった」
「検索順位のみを目的としていた」
などの前提条件が省略されたまま語られることが多くあり、
その結果、中古ドメインを使ったサイトでそうした事例が出ると、「中古ドメインを使ったから危険」という単純な結論だけが独り歩きすることもあります。
3)ポリシーへの誤解
三つ目は、Googleポリシーの読み違いです。
先ほども出てきましたが、
ポリシーになる「期限切れドメインの不正使用」という強い言葉だけを見ると、
中古ドメイン自体が禁止されたように感じてしまいます。
でも実際には、
問題にされているのは不正使用であり、中古ドメインそのものではありません。
これら3つが重なった結果、
中古ドメインは「使った時点で危ない」「避けるべきもの」
という印象を持つ方が多くなるのでしょう。
中古ドメインでも問題にならない・セーフな運用ケース
ここまでを踏まえると、
中古ドメインが問題になるかどうかは
運用の中身で決まることが分かります。
実際、次のようなケースであれば、
Googleのスパムポリシー上も問題になりにくく、
中古ドメインだからといって自動的に不利になるわけではありません。
- 1)意味のある情報を提供
- 2)過去を装うことはしない
- 3)検索順位を操作する意図が見えない
1)「意味のある情報を提供」について
まず前提として重要なのは、
ユーザーにとって意味のある情報を提供していること。
検索需要があり、
「知りたい」
「調べたい」
「比較したい」
という意図に対して、きちんと答える内容になっているか。
この点は、新規ドメインでも中古ドメインでも同じです。
2)「過去を装うことはしない」について
次に、過去の履歴を利用して“装う”ことをしていないこと。
たとえば、
・以前は公的機関だった
・教育・医療系だった
といった過去を、プロフィールやコンテンツで匂わせたり、
信頼性の裏付けとして使ったりしないこと。
単なる「新しく立ち上げた個人サイト」として運営していれば、
過去の肩書きが自動的に問題視されることはありません。
また、ジャンルが変わっている場合でも、
- 内容が薄くない
- コピペや量産ではない
- 短期回収の前提になっていない
※)短期回収:長く育てるつもりはなく、短期間で順位や収益だけを取って終わらせる運用のこと
こうしたサイト運営であれば
即アウトになる理由にはなりません。
そもそもジャンル不一致そのものがポリシー違反とは明記されていません。
3)「検索順位を操作する意図が見えない」について
また「検索順位を操作する意図」が見えないことも重要です。
被リンクを踏み台にするためだけのページ構成や、
リダイレクト専用の空ページを置くといった使い方をせず、
一つひとつの記事を独立したコンテンツとして成立させていれば、
「不正使用」と見なされるリスクは大きく下がります。
まとめると、セーフな運用に共通しているのは次の点。
- ユーザーの検索意図にきちんと答えている
- 独自性のあるコンテンツを作っている
- 過去の信頼や肩書きを利用しようとしていない
- 短期的な順位操作を狙っていない
一言で言えば、普通に運営する、となりますが、
これらを満たしていれば、
中古ドメインだからといって危険視される可能性は低くなります。
AdSense審査との関係と本質的なポイント
AdSense審査について聞かれる場合が多いので期限切れドメインの不正使用」が
ここで少し整理しておきます。
中古ドメインでアドセンス審査に通るか、と心配する方も多いようですが、中古ドメインを使っているという理由だけで、AdSense審査に落ちるとは限りません。
というのも、中古ドメインでAdSense審査を通過している事例は報告されていますし、私自身やコンサル生も、実際中古ドメインで審査を通過しています。
AdSense審査で見られているのは、
そのサイトが「広告を掲載するに値するかどうか」。
具体的には、次のような点が総合的に判断されます。
- ユーザーにとって有用なコンテンツがあるか
- コンテンツが独自で、意味のある情報になっているか
- サイト全体が広告目的だけに見えないか
- ポリシー違反(低品質、誤解を招く内容など)がないか
これらは、新規ドメインでも中古ドメインでも共通です。
中古ドメイン特有の問題というより、
低品質サイト全般に対する評価であり、
落ちる理由は中古ドメインそのものではなく、怪しく見える運用です。その結果を見て「中古だから落ちた」と誤解されやすい、というだけになるかと思います。
AdSense審査で重要なのは、
- コンテンツが一定量あり
- サイトの目的が明確で
- 広告が前面に出すぎていない
という、AdSenseの基本をきちんと満たしていること。
この条件を満たしていれば、
中古ドメインであること自体が、
AdSense審査の決定的な要因になるとは限りません。
一番リスクが高いのは、この「考え方」
では最後に、
実は一番リスクが高い「考え方」そのものについて整理してみます。
ここまで読んでいただいた方なら、
中古ドメイン自体が危険なのではなく、
どう使うかが評価を分けるという点は、すでに理解できていると思います。
それでもなお、トラブルに近づいてしまう人が一定数いるのは、
技術や知識以前に、ある共通した考え方を持ってしまうからです。
それは以下のような発想。
中古ドメインなら、
多少内容が薄くても、ドメインの力で何とかなる
この考え方に立つと、
- 短期間で結果を出そうとする
- 量を優先し、内容を軽視する
- ユーザーにとってよいものというより、検索エンジンをより見てしまう
といった運用になりやすくなります。
Googleが問題視しているのは、まさにこの部分で、
中古ドメインをユーザーのための器ではなく、検索結果を操作するための道具として扱った瞬間、グーグルから見た「不正使用」に近づいていきます。
逆に言えば、
「このサイトは、初めて訪れた人にとって分かりやすいか」
「検索結果と、実際の中身にズレはないか」
という視点で運営している限り、
(つまり、普通に運営しましょう、ということであり)
中古ドメインであること自体が問題視されにくくなると言えますね。
近道を探す思考よりも、
ユーザーにとって意味のある情報を積み重ねる姿勢が、
結果的に一番安全で、長く続く運用につながります。
これは新規ドメインでも中古ドメインでも同じです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 中古ドメインを使うとAdSense審査に落ちやすくなるのか?
いいえ、
中古ドメインだからという理由だけでAdSense審査に落ちるとは限りません。
審査で見られているのは、
ドメインの新旧ではなく、サイト全体の品質やユーザーへの価値。
内容が薄い、広告目的に見える、といった点があると、
新規ドメインでも同じ基準で審査されるため、品質が低ければ落ちるのは共通です。
Q2. ジャンルがまったく違う中古ドメインはNGですか?
ジャンルが違うだけで即アウトになるとは限りません。
Googleが問題視しているのは、ジャンル変更そのものではなく、過去の信頼や評価を利用して検索順位を操作しようとする使い方。
過去の肩書きや実績を匂わせず、
独立した新しいサイトとして運営していれば問題になりにくいと言えます。
Q3. トレンドネタを中古ドメインで扱っても大丈夫か?
トレンドネタ(インフルエンサーや芸能ネタ、その他時事ネタを含む)では、
ユーザーが実際に求めている情報を提供し、
内容に独自性があるといった、通常の運用をしてくのが良いですね。
実際そうした運営をしている中古ドメインサイトも
ネット上では多く見かけます。
ただ一方で、薄いまとめ記事やAI生成コンテンツを量産したり、短期収益だけを目的にした運用をすると、「価値の低いコンテンツ」と判断されるリスクが高まります。
これは中古・新規ドメインを問わず共通です。
Q4. Googleが言う「検索順位を操作する」とは具体的にどういうこと?
「検索順位を操作する」とは、
過去の被リンクやドメイン評価を利用して、
本来評価されにくい内容を無理に上位表示させようとすること。
ユーザーのためではなく、
検索結果を有利にすること自体が目的になっている場合、問題視されやすくなります。
Q5. 過去に怪しい履歴があった場合はどうすればいい?
中古ドメインの過去履歴を見た時、
スパム的な使われ方や、明らかにペナルティ履歴が確認できる場合は、そのドメインは避けるのが賢明です。
特に初心者の場合、
AdSense審査や検索評価に悪影響が出やすいため、
リスクのあるドメインは選ばないことをおすすめします。
Q6. 中古ドメインのメリットは、今でもあるの?
グーグルのポリシーから見ると、
以前ほど「ドメインの力」だけで有利になることは少なくなっていると思います。
(私の経験上の感触とは少し異なる部分にもなりますが)
被リンクや運用歴がプラスに働くケースがなくなったわけではなく、インデックススピードが速い、ドメインパワーで上位を狙いやすい、という場合も多いです。
ただ、コンテンツの質が伴わなければ当然順位は落ちますし、コンテンツ品質を前提に使うようにしましょう。
Q7. 結局、中古ドメインは初心者におすすめですか?
中古ドメインに対する不安が強い場合や、
判断に迷う場合は新規ドメインの方が安心です。
一方で、グーグルのポリシーを理解した上で、
ユーザー価値を重視して運用できるなら、中古ドメインを試してみる価値は大きいと思います。
重要なのは、「どう使うか」 という視点です。
まとめ:中古ドメインは本当に危険なのか?
ここまでの内容を踏まえると、
「中古ドメインは危険なのか?」という問いの答えは、
YESでもNOでもなく「使い方次第」となるかと思います。
Googleがスパムポリシーで問題視しているのは、中古ドメインという存在そのものではなく、過去の評価や信頼を利用して、ユーザーにとって価値のない情報で上位表示を行うこと。
重要なのは、以下の観点ですが、
これらを見て問題なければ、中古ドメインだから危険視される可能性は低くなります。
- ユーザーの検索意図にきちんと答えているか
- 中身のない量産になっていないか
- 検索結果と実際の内容にズレがないか
- 過去の信頼を“看板”として使っていないか
新規でも中古でも共通ですが、一言で言えば、
「このサイトは、初めて来た人にとって価値があるか」
という視点が大切というわけですね。
ユーザーにとって意味のある中身を積み上げていけるかどうか。
それが、長期的に評価されるかどうかを分ける基準と言えるでしょう。
また、ブログを改めて進めてみたい、
ネットで収益を上げる方法について、基礎から改めて進めてみたい、という場合には、以下の無料メルマガにも登録してみてくださいね。


コメント