【ChatGPT】表形式(テーブル)のプロンプト!基本の書き方から驚きの活用事例まで

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ChatGPTは表形式(テーブル)で情報整理はとっても得意。

何かいろいろな要素が入っている文章や、ChatGPTからの回答に対して「表にして」「表でまとめて」といったようなプロンプトを投げると、瞬時にテーブルにしてくれます。

ただ単純に「表にまとめてよ」というより、こうした表にしたい、といったような具体的なプロンプトを送ったり、実際に作成された表に対して更にプロンプトを投げたり工夫していくと、表として情報がしっかりまとまっていきますね。

ということで、ここではChatGPTに表(テーブル)作成のプロンプトの種類やその具体例、またChatGPT自体に「どんな表が良いか」を提案してもらい実際に作ってもらうまでの実践例をご紹介。

表形式にするプロンプトまとめ

ChatGPTを活用して情報を表形式(テーブル)で整理する際、効果的なプロンプトの種類と例を以下にまとめました。

種類プロンプト例
基本・表にして。
・表でまとめて。
項目指定商品名、特徴、値段、発売時期を表でまとめて。
「問題、課題」
の文章に対して
問題点、対応の表を作って。
「説明や紹介」
の文章に対して
特徴やポイントを表にまとめて。
要点整理
(オールマイティに使える)
要点を表にまとめて
項目(列)の追加・「問題点に対して考えられる理由」を表に追加して。
・「発生理由」を表に追加して
・「影響」を表に追加して

・「解決策2」を表に追加して
提案依頼この内容を分析する表を作りたい。
どんな表を作ったら良いか、複数のアイディアをください。

表形式(テーブル)をChatGPTに作ってもらいたい場合、単に「表にして」というプロンプトでも、ChatGPTが自分で表にすべき項目を考えて表にしてくれたりします。

でも期待したものとは違ったりすることもあるので、なるべく「こうした表にしたいんだ」ということをプロンプトに混ぜていくのが良いですね。

では基本のプロンプトから順番に使い方や具体例を見ていきましょう。

基本のプロンプトの使い方と具体例

すでにある文章やChatGPTからの回答に対し、表形式にしてもらうには、ChatGPTに「表にして」とか「テーブルでまとめて」といったプロンプトを送れば良いですね。

表の行や列に項目として何を入れて欲しいか分かっている場合には、具体的にプロンプトで指示するとその通りに表を作ってくれます。

基本のプロンプト

まずは分かりやすい一般的な例。

以下のような文章がある、または、
ChatGPTから以下のような文章の回答があった場合。

【商品A、B、Cの説明の文章例】

商品Aは、新発売のスマートウォッチです。心拍数や歩数、カロリー消費量など、さまざまな健康情報を計測することができます。さらに、睡眠時間や睡眠の質もチェック可能で、健康管理に役立ちます。価格は2万円で、発売時期は今年の秋となっています。

商品Bは、コンパクトなBluetoothスピーカーです。音質が良く、持ち運びにも便利なサイズです。スマートフォンやタブレットなど、Bluetoothに対応した機器と簡単に接続できます。価格は5,000円で、発売時期は来月からとなっています。

商品Cは、耳掛け型のワイヤレスイヤホンです。Bluetoothに対応しており、スマートフォンなどの音楽再生や通話に使用できます。防水機能も備えており、ランニングやジムなどでも安心して使用できます。価格は8,000円で、発売時期は今月末からとなっています。

それぞれの商品は、特徴的な機能があり、様々な場面で活躍することができますね。

商品A、B、Cの説明になってますが、文章中にある「商品名、特徴、値段、発売時期」の表で整理したい場合を考えると、ChatGPTに以下のようなプロンプトを送れば良いですね。

プロンプト例
  • 表にして。
  • 表でまとめて。
  • 商品名、特徴、値段、発売時期を表でまとめて。

単純に「表でまとめて」というプロンプトでも表に出来そうな要素をピックアップしてまとめてくれます。

「こうした項目でまとめたい」という考えがある場合には具体的に「商品名、特徴、値段、発売時期を表でまとめて。」と項目を指定したプロンプトを送れば良いですね。

以下は、元の文章があり、
それに対して表としてまとめたい項目を指定したプロンプト例。

この例では、既にある文章を含めてプロンプトとしてChatGPTに送り表を作ってもらってます。

上の例と全く同じ文章に対して、
単に「表にして」とプロンプトを送っても、大体同じような表を作ってくれますね。

この例のように、表にするべき項目が文章中で分かりやすいと、大体同じ表を作ってくれるようです。

補足)表示される表の形式について

最初の例と2つ目の例では、ChatGPTが表示する表の形式が少し異なります。

2つ目の形式はドラッグ操作でコピーでき、そのままエクセルとかに貼り付けできますが、1つ目はドラッグ操作のコピーはできず、「↓」をクリックしてファイルをダウンロードする形になってます。

ファイルでダウンロードして、それを開いて表を選択してコピーする、というのは結構な手間。

その場でコピーしたい場合には、

  • 「表はそのまま表示して」
  • 「表はコピーできる形にして」

など、ChatGPTに指示すればOK。

場合に応じたプロンプト例

上でみた例は、商品A、B、Cについての内容の文章あったことから、表を作るイメージも非常にわきやすいと思いますが、文章によってどんな表を作ってもらうかも変わります。

例えばということで、
「こうした種類の文章にはこうしたプロンプトを使うと良さそう」
というのをちょっとまとめてみました。

文章の種類使えそうなプロンプト例
●「問題、課題」が記述された文章

・勉強などに対する悩み
・仕事上のトラブル
・人間関係の相談
・何かに対して意見や提案 など
問題点、対応の表を作って
●説明や紹介の文章

・人やもの、場所の説明
・ニュース
・レシピやマニュアル
・映画や本などのレビュー など
特徴やポイントを表にまとめて
●報告の文章
・出来事の報告
・会議の報告
・研究結果の報告 など
要点を表にまとめて

この表の最後にある「要点を表にまとめて」は結構オールマイティで使えます。

どのように表にまとめて整理するのかよく分からない、という場合には、まずこの「要点を表にまとめて」とChatGPTに投げてみて、その結果を見て改めて整理の仕方を考えてみるのも良いですね。

参考までに、以下は笑い話の例ですが、
こうした文章も「要点を表にまとめて」と投げると、なるほどね、という形でまとめてくれます。

「ネコ型ロボット、ついに実用化!…ただし欠陥あり」

ついに夢のネコ型ロボット**「ミャオ3000」**が発売された!
抜け毛なし、爪とぎなし、言うことを聞く完璧な猫!…のはずだった。

しかし発売直後、クレームが殺到。

「夜中に勝手に暴走するんですが?」
開発者「…それは『夜の運動会モード』ですね」

「ゴロゴロ喉を鳴らす音がエンジン並みの爆音です」
開発者「…ご機嫌すぎたようですね」

「たまに機嫌が悪いのはバグですか?」
開発者「…リアル猫の再現です!」

そして極めつけのバグ。ある日、ミャオ3000が叫んだ。

「ごはん…クレ…」

飼い主「なにこれ怖い!!!」
開発者「…『無限ご飯催促モード』が発動しました」

結果、多くのユーザーが悟った。

「これ、結局ただの猫じゃん!」

おしまい。

↓↓↓↓↓↓
「要点を表にまとめて」と投げてみる

物語につられてるのか、最後に「おしまい」と付けてるのが面白いですが(笑)、要点がしっかり表にまとまってるようですね。

応用した使い方

表を使って、さらに有益な情報にするための工夫を2つご紹介。

追加の情報を加える

上の方で見たプロンプトを使い、
ChatGPTに何か表を作ってもらったとします。

表は一旦作ってもらったらそれで終わり、というものではなく、ChatGPTに項目の追加をしてもらい更に有益な内容にしていけますね。

たとえば「何かトラブルがあった」という内容の文章を「問題点と解決策を表にまとめて」と、ChatGPTにプロンプトを送り、表を作ってもらったとします。

以下は「業務上、複数のトラブルが発生してしまった」という内容の文章に対して「問題点と解決策を表にまとめて」とChatGPTにお願いした具体例。

「問題点」とそれに対応した「解決策」が表になってますね!

でもこれで終わりにするのではなく、
「問題点に対して考えられる理由」を追加したり、解決策も1つだけではなく「解決策2」を付けてもらったりもできます。

プロンプト例

(追加情報を入れる場合)

  • 「問題点に対して考えられる理由」を表に追加して。
  • 「発生理由」を表に追加して。
  • 「影響」を表に追加して。

(解決策を増やす場合)

  • 「解決策2」を表に追加して。

上の図にあるChatGPTの回答に対してこれらのプロンプトを送ればOK。

例えば、解決策がもっと欲しいということで ”「解決策2」を表に追加して”とプロンプトを送ってみた例が以下。

指示通り、解決策2が追加されました。

表を作るにしても「作成されたらそれで終わり」ではなく表には後から更に情報を追加できることを意識していくと、情報整理に役立つし、表としての完成度も上がりますね。

ChatGPTに提案してもらう

最初に見た例では「商品A、商品B、商品Cについて書かれた文章」ということから、表でまとめやすい文章と言えると思いますが、

表にまとめて整理したいけど、どんな表にしたらよいか分からない」

という文章もあると思います。

(表の縦横にどんな項目を並べたらよいか分からない、というところ)

そうした場合、オールマイティのプロンプト「要点を表にまとめて」が使えますが、どんな視点で表が作れそうかChatGPTに知恵を借りても良いですね。

たとえばどんな表にしたらよいか分からない例として
「彼女とうまく行かなくて困ってる人」
の文章が以下あったとします。

(ChatGPTに作ってもらいました!)

【「彼女とうまく行かなくて困ってる人」の文章例】

最近、彼女とうまくいかないことに悩んでいます。何が原因かは分かりませんが、最近彼女と一緒にいると楽しくない気がします。以前は一緒にいるだけで幸せを感じていたのに、今では何かが違うような気がしています。

彼女と話しても、彼女の態度が変わっているように感じます。以前は話を聞いてくれていたのに、最近は話をすると不機嫌そうな顔をしています。また、私が何かを言うと、反応が鈍くなっているように感じます。私が何をしても、彼女の反応が薄くなっているように感じるのです。

最近は、彼女との会話も減ってしまっています。以前は何でも話していたのに、最近は話題を振ってもあまり話が弾まなくなってしまいました。彼女が私と話すことを避けているのかもしれません。

私たちは長い時間を共に過ごしてきましたが、最近では彼女と一緒にいると居心地が悪く感じることがあります。どうしたら良いか分からずに、ただ彼女との関係が修復できるように願っています。

恋人関係の違和感やすれ違いに悩む男性の心情が描かれた文章ですが、結構つらそうな文になってますね。^-^;)

この文章に対して表を活用して分析したい、
でもどんな表を作ればよいか分からない、

という場合には、以下のようなプロンプトでChatGPTに聞いてみる。

プロンプト例

この内容を分析する表を作りたい。
どんな表を作ったら良いか、複数のアイディアをください。

必ずいい感じの返答が来るとは限りませんが、
たとえばこのプロンプトをChatGPTに送ると以下のように4つの提案がきました。

(以下は3つまでしか見えてませんが、実際には4つまであります)

何やらすごく細かく説明まで付けてくれて頭がクラクラしそうですが、ChatGPTからの表に関する提案は以下でした。

  • 1)問題点と具体的な現象・要因の分析表
  • 2)彼女の変化に対する主観・客観の分析表
  • 3)現状・原因・対応策の分析表
  • 4)文章構造の分析表(感情の推移を可視化)

この提案を受けて、

「ほほー、そうした分析の視点があるのか。
 ...でもどうしよう」

なんてつい思ってしまいそうですが、
そこですかさず以下のプロンプトをChatGPTに投げてみる。

プロンプト例

ではそれぞれについて表を作ってください。

もうすべてChatGPTにお任せ(笑)

実際にプロンプトを送ると、ササッと作ってくれたりします。

上の画像は途中で切れているので分かりづらいですが、
ここでは4つの提案全てに対して、一気に表を作ってもらってます。

全ての提案に対して表を作るのではなく、
提案から目的にあいそうなものを1つ選んで、たとえば「1の原因分析表を作って」と個別に作っていっても良いですね。

プロンプト例

1のを作って。

【「1の表を作って」と送った場合の例】

個別の表を作ってもらったら、
その表に対して、1つ上で見た「追加の情報を加える」ということをしてみる。

たとえばこの表は「原因」と「詳細な要因」の表になってるので、この表に「効果的な対処」という列を追加したりしてみる。

プロンプト例

この表に「効果的な対処」の列を追加して。

実際にこのプロンプトをChatGPTに送った結果が以下。

送ったプロンプト通り、表に「効果的な対処」の列が追加されました。

内容が実際の役に立ちそうかどうかは人間の目で見て確かめる必要がありますが、こうした表の作り方もあるっていうことになりますね。

※)表には他にもタイムテーブルへの活用とかがあります。
そうした活用事例、プロンプトは以下の記事でみてみてください。

【ChatGPT】プロンプトの質問のコツ!回答精度を上げる工夫には何がある?

今回のまとめ

長い文章、複雑な要素が入り組んでいる文章を読むと、頭の中がこんがらがったりしますが、そうした場合に役立つのが表を使った情報整理。

表(テーブル)の作成はChatGPTも得意分野のようなので、何か文章の整理をしたいと思ったら、とにかく「要点を表にまとめて」みたいなオールマイティなプロンプトを投げてみると、頭にスッと入ってくるような理解につながりそうです。

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