以前に比べれば結構減って来ていると思われる残業時間。男性も残業する人はものすごくしますが、女性だってそりゃ負けてません。
働く女性はどれほど残業をしているかちょっと見てみると、忙しい時には残業時間が倍にもなるんですね。となると何時間ぐらい残業してることになるのでしょうか?
また最近では残業時間抑制の波に押されてか、定時で帰れる仕事を望む女性が増えている!という話も聞こえます。
ということで、バリバリ働く女性たち、定時で帰って何をしたいと思っているのか、残業時間とあわせて一緒に見てみましょう。
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女性の残業時間の平均は?
政府統計の数字が分かりませんでしたが、化粧品メーカー・マンダムが2013年に調査したところ、20代、30代の女性の残業時間は以下のようになっています。
- 20代、30代の女性の残業時間
- 平均残業時間は1時間半
- 忙しい時期になると倍の3時間ぐらい
月の勤務日数が20日とすると、単純計算で、
- 月平均30時間前後
- 忙しい時には60時間前後
ぐらいとなるでしょう。
もう1つ、比較のために別の調査を見てみると、人材サービスのパソナキャリア調べでは以下のようになっています。
- 男性の残業時間平均:37.9時間
- 女性の残業時間平均:30.1時間
数字的にはマンダム調査と同等ですね。
残業が多い時の平均残業時間を見ると、
・男性で(青枠)70時間超(70.6時間)
・女性は(赤枠)60時間弱(57.4時間)
にもなってます。でもこれ、平均ですからぁ!
女性の場合60時間弱となってますが、当然それ以上の人達もいるということです。残業60時間ともなれば、毎日の残業は3時間以上。(日々21時~22時ぐらいまでは働いているといった感覚です)
私も残業時間は80時間超えなど普通にしてましたが、こうしてみると男性、女性とも結構残業してます。
皆さん、身体を壊さないように十分気をつけてがんばってくださいね!なんといって身体が資本です。
定時で帰って何をする?
最近では定時で帰りたい!そうした仕事を選びたい!という女性も増えてきています。
そんな女性たちが定時で帰って何をしたいのかをちょっとここで見てみましょう!
- 女性が定時で帰ってしたいこと
- コミュニケーション(家族、恋人、友人と過ごす、外食など)
- 自己啓発(勉強・習い事、読書など)
- 気分転換(テレビや映画、趣味、遊び)
- 休む(睡眠・リラクゼーション)
- 家事(掃除など)
- その他
マイナビウーマンの調べでは、平年収約550万円以上のハイキャリアと呼ばれる女性からは「残業時間が減ったらしたいこと」として以下の回答が得られてます。
実際にすることとしたいことはまた別なのかもしれませんが、やはり一番にくるのは「家族や友人と過ごしたりする親しい人とのコミュニケーション」(68%)。そして「自己啓発の勉強、習い事」(同じく68%)など。
キャリアを積むほど「勉強や習い事」などの「自己啓発をしたい!」という人の割合も多そうですね。(こちらも同じく68%です。素晴らしい...)
それでも「趣味、遊び」もしっかり57%あることから、一番の「親しい人と過ごす」の中には一緒に遊びに出かけるといったことも含まれているかもしれません。
ハイキャリアらしく「人脈作り」が入ってますが「恋愛、婚活」は16%と低めです。(人脈作り...単に飲み会、女子会だったりして)
キャリアを積むほどこの傾向は強くなるかもしれませんね。
定時で帰る方法
では親しい人と過ごしたり自己啓発などをするために、定時で帰るにはどうすればよいか!?
そもそも、なぜ残業が多いのかといえば、
- やることが多い(物理的な問題)
- とにかく自分なりの切りをつけたい(自分の問題)
- ダラダラといつまでも仕事をしてしまう(自分の問題)
- 自分だけ帰れる雰囲気ではない(環境の問題)
などなど、物理的な問題、環境の問題、自分自身の問題、といったものが挙げられます。
特に納期や締め切りなどの忙しい時期は残業が多くなるのも致し方ないところですが、それ以外は帰れる時はしっかり帰って気分を切り替えたいものですね。
ではどうしたらビシっと帰れるようになるか考えてみると...
定時で帰る宣言!
とにかく周りの人、特に上司に「今日は定時で帰ります!」と朝宣言しておくのが効果的。
こうすれば、よくある定時頃になって仕事を頼まれる、みたになこともなくなるし、自分自身、定時を目標に仕事をしっかり進められます。
上司や周りからすると、宣言された時に反論しなかった分「認めたという気持ち」があるだけでに、中々色々と頼みづらくなる感じです。逆に「定時に帰るんだろ?これ早く!」みたいに追い込みをかけられたりして普段以上の力だ出せるかもしれません。(これはこれで辛いですけど)
残業だけでなく、休暇をとるとき、特に長期的な休暇では何ヶ月か前から何度も宣言しておくと、非常に効果的です。(私の先輩がよくこれ使ってました)
午前中をフルに使え!
定時に帰るには、とにかくその日の内にしなければいけない事はしっかり終える必要があります。
ということから、仕事の効率を考えて、特に頭のさえている午前中の時間をどれだけ有効に使うかを考えて進めましょう。
優先順位をはっきりと!
仕事の効率といえば、優先順位。
どういった順番で何をするのが効率が良いか、重要度含めて優先順位付けをして定時帰りを目指す、というのがいいですね。
残業しなくても頑張っている人になる!
所定の就業時間が終了しても帰りづらくなっている職場もありますが、
「残業をしている人=頑張っている人」
「残業をしていない人=頑張っていない人」、
と見られることも1つの要因としてあげられます。特に気になるのは上司の目。
「残業はしていないけど私はしっかり仕事はしています!」というところを見せて評価はバシッとしてもらう必要がありますが、こうした「残業をしなくても頑張っている人」になるにはどうしたら良いでしょうか?
もうズバリ「成果を見せる」につきます。つまり目に見える形にすること、可視化ですね。
「残業せずに早く帰ってもこれだけの成果をだせているんです」(エヘン!)と簡単で良いので第三者でも分かるように資料化して見せることで「残業してなくても頑張っている人」と見られるようになりましょう。
残業をしてもしてなくても「あいつはしっかりやってるぞ」と思われるよう、実績を1つ1つ積み上げながら最終的には上司や周りの信用を勝ち取る!ということですね!
まとめ
- 女性の残業時間は、月30時間、忙しい時は60時間前後。
- 定時で帰ってしたいことは一番は家族や友人と過ごすこと。
- ハイキャリアの女性では、恋愛や婚活はかなり順位が低い
- 定時でビシッと帰る方法は「定時で帰る宣言」が効果的。後は仕事の効率を高める工夫を行うこと。
あなたは残業はどのくらいしてますか?
惰性で残業している、みたいにならないよう、メリハリはしっかりつけて頑張りましょう!
今後を考える
残業時間も昔に比べれば随分減ってきていると思います。
勿論業種や職種にもよりますが、今後は限られた時間の中でどれだけ生産性をあげられるかが益々問われていくでしょう。
特にこのブログでもたまに話題の上がる少子高齢化。近い将来国内の労働力不足により、自然と海外からの安価な労働力が職場に現れることが十分考えられます。
その時どうするか?海外からの安価な労働者と時間労働、低賃金で競争するのか、それとも生産性が高く成果の出せる社員として生き残っていくか、どちらの道に進むかは今からの働き方にかかっています。
いずれの道を行くにしても、あがる税金や各種保険料、年金不安のニュースなど見ていると、会社や組織のみに依存して生活していくことは段々とつらい状況になるのは予想されるところです。今後少しでも経済的に安定する方向にもっていくには、会社や組織とは別に新たな収入源を考える必要性も今まで以上に高まって来ているでしょう。
そうした中、私は現在自分の体験を通し、こうした先を見越して何かしなければ、と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。
詳しくは以下をご覧ください。