景気が上向きと言われつつも、実感として中々そうは思えない日本経済。

今の時代に限りませんが、倒産する会社もあれば、やむなくリストラすることもあるでしょう。

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その中でつらい立場に立つのが、もうそろそろ定年という言葉も意識する50代のサラリーマン。自分は一体どうなってしまうだろう、と不安に駆られる方も多い中、面白い本が話題です。

ずばり「50代からの独立・転職は、あなたが思っているより上手くいく: 成功に導く7つのヒント」

その著者が本のエッセンスを語っている内容がニュースとなってますので、ちょっと一緒に見てみましょう。

成功に導く7つのヒントのエッセンス

元記事はこちらです。

元となる本はこちら

50代からの独立・転職は、あなたが思っているより上手くいく: 成功に導く7つのヒント
amazon.co.jp

元記事からエッセンスをまとめて見ると

  • 1「時代の変化」に気づく
  • 2「自分の興味・関心」をあきらめない
  • 3「自分を売り出す」マーケターになる
  • 4「インプット・アウトプット」のバランスをとる
  • 5「運を引き寄せる」工夫をする
  • 6「楽しく学び続ける」
  • 7「自分の人生の主人公」になって、イキイキと生きる

この7つを見るだけで、おおよそ言わんとしていることが分かるようですが、もう少し細かく見てみると...

50代の転身、転職について

50代ともなれば定年までの年数も限られつつある年代。

私も会社を早期退職した後、暫くハローワークや転職支援サービスを経験させてもらった中で感じてますが、当たり前ですが求める側も「これから育てる人材」を求めることは決してなく、即戦力としての採用を考えます

今までのスキル、経験を活かし、部下の教育もできる人材を求めるもの。

50代になるまで、着実にキャリアを積みスキルを磨き上げてきたとしても、いざ転職となると中々条件に合うポストがない、という事がよく聞かれますが。

それでもこの本からすると、状況は徐々に変わってきているようですが、ただしその前提としては、

  • 何年もだらだらと仕事を続けている方は対象外

あくまで、

  • 長年自分を磨き、スキルを育て、ネットワークを大切にしてきた人

に限ります。

これはちょっと自分とは違うな、と思った方もいるかもしれませんが、

  • そうなれるように頑張ろう

と言っている本でもあります。

ポイントを見てみると

では記事のポイントを見てみると、

経済のニッチ化

大元の考えとなるのが「経済のニッチ化」。

つまり、かつては市場のニーズが1つの大きな塊であったものが、今では小さい「ニッチ市場の集合体」に変化し、この小さい集合体1つ1つが活躍の場となっていく、というものです。

  • 今まで:大きな1つの市場
  • 現在 :市場は「ニッチ市場」の集合体

ポイントは、単なる市場の細分化と見るのではなく、あくまで市場が「ニッチ市場」でできあがっていること。

だからこそ、今までのスキル、経験が必要とされる市場、ということですね。

では、その市場環境で、50代が転職、独立するためには何が必要かといえば、

こだわり

何時の時代にも求められるのは独自性や独創性。

それは決して奇抜な発想が求められているわけではなく、長い年月をかけて積んだ経験や磨いたスキルから生み出されるオリジナリティー、つまりここでは「こだわり」です。

会社の中での業務、また長年打ち込んできた趣味でも同じです。

これまで何かに打ち込み、こだわりが持てるぐらいのものになっていることが重要です。

売る力

転身、転職、独立、起業は、待っていても実現されません。あくまで自分で勝ち取っていくものです。要する自分という商品の売り込みが必要です。

この「自分という商品」の1つ1つが冒頭で言われている「ニッチな市場」となり、そこで活躍の場を獲得していくことになります。

必要となるスキル

必要となるスキルは、簡単なようでも難しい「アウトプット」。

今では色々なメディア、媒体がありますが、本格的なホームページや私も使っているブログやSNSに始まり、雑誌出版やお手軽なメール投稿など、自分の考えや経験、体験などを発信することです。

このアウトプットは、この記事の中でも最も重要だと思われますが、アウトプットをすることによって、以下が実現できたり得られたりします。

  • 1.自分が形として見えるようになる。ここではそれを「自分という商品」と言ってます。
  • 2.その「自分という商品」を発信することで、それ自体が自分を売り出すツールになる。
  • 3.アウトプットすることで、フィードバックが得られる

この簡単なようで実は中々手がつけられない「アウトプット」。

転職でも実際に履歴書を書いたり、職務経歴書を書いたりしますよね?

転職支援では、まず自分の強みや弱みを見つけるために、簡単なワークをしたりしますよね?

これらも全てアウトプットです。

今までは単に転職希望の会社に向けての作業に思えたアウトプットも、今では色々な媒体があり、アウトプットできる機会も増えてます。

自分の趣味やスキル、キャリアを生かし、今行っている業務などとのバランスを考えつつ、少しでもアウトプットできる機会を増やしていくことの重要性を言っています。

学び続けること

50代で新たな道へ進むには、今までのキャリアやスキルに安住せずに、常に学ぶ姿勢がそれまで以上に求められます。

ニッチ市場は専門性の高い舞台。それだけに今後も学び続ける姿勢が大事なんですね。

つらく苦しい学びではなく、自分の興味がある分野、今後も続けていきたいと思う活躍の場だからこそ「楽しみながら学ぶ」こともできるというわけです。

会社を早期退職した私も正に同じようにチャレンジしています!

自分の人生をイキイキと

日本の経済が成熟し、経済自体がニッチ市場の集合体になってきた今だからこそ、人の興味や関心に重きをおき、それらに関連する仕事に目を向けていくべき。

そうすることで、やる気は勿論、持続力、集中力も増し、成功へと向かうことができる。これは50代のシニアというだけでなく、幸福な職業人生を目指すすべての人に対して言えること。

経済構造の変化、そしてその中で自分の進むべき道。50代は勿論、40代、30代も興味や関心を大切に、経験を積んだりスキルを磨いていくことが今まで以上に重要になってきているということです。

まとめ

  • 自分の興味、関心を大切にして、あきらめずに経験を積みスキルを磨いていくことが重要。
  • それによりオリジナリティもでてくるし、そういった分野だからこそ、継続的な学びもできる。
  • その中で、今の経済構造が「ニッチ化」してきているため、特にスキルや経験を積んだシニアにとっては、転身のチャンスが増えている。

基本はどの年代、いつの時代でも同じです。
興味、関心があることにこだわりを持って深めていくことが大切です。

今後を考えると

そうはいっても自分はもう40代、50代だから何をしたらよいかわからない。今からできることなんてあるんだろうか、という方もいるでしょう。

私が会社をやめる時、色々な方が話しかけてくれました。話しかけてくれた方の一番の関心は、「私が退職後、何をするのか?」。つまり「転職するのか?それとも別のことをするのか?自分も何か参考になれば是非その情報が知りたい」というのが一番の興味です。

皆さん、実は口に出さなくとも考えていることは同じです。今の自分から何かを変えたい。自分にも何かできるなら、今からでも間に合うなら何かをしたい。

私の退職がまだ社内で知られてない頃、年下の仲間がポツリと言っていたことが印象的でした。

「いや、40歳を超えてる私をやとってくれるとこなんて無いですよ」

私から見ればまだまだ若く、仕事のスキルも非常に高いと思っていた方でしたが、半分冗談、半分本気、その寂しげな顔で語っていた姿がとても印象的でした。

皆さん、自分を過小評価しすぎてませんか?私も(まぁ、ある意味)ハズミだったかもしれませんが、50を前にして退職し、今は海外で自分なりに前に進もうとしています。

10年後、どういった自分になっているかは分かりませんが、とにかく一歩一歩進むだけ。

現役で働くサラリーマン、自営業も同じでしょうが、上がらない収入、増える税金に保険料、少子高齢化による年金不安や住宅ローン破産のニュース。

不安ばかりが漂っているかもしれませんが、諦めずに1つ1つ進むことが今まで以上に大切であり、そういった中でこの記事で見てきたように、ニッチでも何でも新たな収入源を現実のものとしていくことが、何よりも重要なのでしょう。

私は現在、自分の経験を通して、先を見越して何かしなければ、私にできることがあるのなら何かしたい!と考えている人向けに無料のメールマガジンを配信しています。

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