ブログを進めていると、いたずらコメントが来るのをなくしたい!スパムコメントを削除したい!と思う時があると思います。
あ、コメント来た、と思ったら英語だらけのコメントだったり、英語じゃなくてもロシア語だったり(笑)最近多いのが、日本語の自動翻訳を使ったらしい変な日本語のコメント。勿論何かの宣伝だったりしますが、こういったスパムコメントをサクッとなくしたい、という時に活躍するのがプラグイン。
有名どころでは「Akismet」というプラグインがありますが、最近では広告が貼ってあると使えないようになってきているようですね。その代わり、というか、それ以上のものかも、と思えるのが「Throws SPAM Away」というプラグイン。
ここではこの「Throws SPAM Away」の使い方やその設定、効果について見て行きましょう。
- 参考)Akismetについては以下見てみてください。
WordPressの必須プラグイン!JetPackとAkismetの設定法!
プラグインのインストールと有効化
ではまずはプラグイン「Throws SPAM Away」のインストールと有効化からです。
ワードプレスにログインし、「プラグイン」⇒「新規追加」を選択。
キーワードに「Throws SPAM Away」を入れて検索し、早速インストールです。
- ①:キーワードに「Throws SPAM Away」を入力(コピペでOK)
- ②:プラグインが表示されるので「今すぐインストール」をクリック!
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インストールはすぐ終わりますので、その後は有効化。
- ①:「有効化」をクリック!
基本は以上で終わり!
細かい設定もありますが、まずは特に何もしなくてOKです。
設定については後で見るとして、まずは初期状態でどういった動作になるか見てみましょう。
基本の動作(初期状態)
プラグインをインストールして有効化すると、以下のような動作になります。(これだけでも十分な気がします)
- ①:プログラムによる入力を抑止する
- ②:コメント内容に日本語がない場合は無視する
- ③:タイトルに日本語があってもコメント内容に日本語がなければ無視する
- ④:最低3文字ない場合は無視する
- ⑤:コメント欄の下に、「日本語じゃないとだめよ」という注意文言を表示する
では実際にどうなるか、具体的に見てみましょう。
名前、内容とも日本語ではない場合
まず名前とコメント内容ともに日本語でない場合。
これでコメントを送信すると...
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コメントには何も表示されません(つまりコメントは無視された、ということ)
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名前は日本語、内容は日本語ではない場合
続いて、名前だけ日本語、コメント内容は日本語を含まない、としてみます。
これでコメント送信してみると...
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この場合も、コメントは無視されて、コメント欄には何も表示されません。
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名前は日本語ではない、コメントは日本語の場合
つづいて、名前は日本語を含まないが、コメント欄には日本語を含む場合。
これでコメントを送信してみると...
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はい、コメントが送信されました。
ワードプレスのコメント欄を見てみると、しっかりコメントが来ていることが分かります。
このように、プラグインをインストールして有効化するだけで、コメント内容が日本語でない場合は無視する、という動作になりますね。
コメントフォーム下の注意文言
また以下のように、コメント入力フォームの下を見ると、「日本語が含まれない投稿は無視されます」といった注意文言が表示されているのが分かります。
では、以下設定をみながら、改めてこのプラグインで何ができるのか細かく見て行きましょう。
基本の設定
プラグインの設定は、ワードプレスにログインして、左のメニューから「Throws SPAM Away」を選ぶと表示されます。
以下のような細かい設定が表示されますが、基本は初期状態のまま使えます。
ここでは基本となる「スパム対策機能設定」をざっと見ておきましょう。
人の目には見えないダミーの入力項目を作成し、入力があれば無視対象とする
初期状態:「する」
プログラムを使ってスパムコメントを送る場合があり、それを無視する対象とするかどうか、というもののようです。
初期状態「する」で問題ないでしょう。
日本語が存在しない場合、無視対象とする
初期状態:「する」
コメント欄に日本語がない場合には、コメントを無視する、という設定。
日本語以外の言語を扱っているサイトでは話が変わりますが、通常は日本語で記事を書いていると思います。日本語の記事へのコメントを他の言語で行う、というのは普通は考えられないですよね?
例えば英語で書かれている記事を読み、それに対して日本語でコメントする、なんてことはまずないと思います。それを考えれば、日本語で書かれている記事へのコメントを他の言語で書く、というのはスパムとして扱っても良いところ。
(私がもらうスパムコメントのほとんどは他の言語のコメント、というか、日本語以外のコメントは全てスパム)
ということから、この「日本語が存在しない場合、無視対象とする」では、初期状態「する」で問題ないですね。
タイトルの文字列が含まれる場合、日本語としてカウントしない
初期状態:「する」
コメント欄にタイトルの入力フォームがある場合になると思いますが、スパムコメントを送るために、日本語を無理やりこのタイトル欄に入れてごまかす(コメント内容は日本語以外の言語)、ということを阻止する設定になるでしょう。
初期状態「する」で問題ないですね。
日本語文字列含有数
初期状態:「3」
この文字数以上じゃないとコメントとして送れませんよ、という文字数の設定。
初期状態は3(つまり日本語3文字以上)でないとコメントが送れない、というのが初期状態、ということになりますね。(動作確認してみると、設定した数字より多くないと送れない、となっているようにも見えますが)
コメントとして書く文章は、通常、それなりの文字数になるはずです。(”こんにちは”でも5文字。”ありがとうございます”では10文字)
初期状態の数字「3」でも良いですが、もう少し増やして例えば「5」とかにしておいても良いかもしれません。
ここは初期状態でとりあえず使っておいて、問題なければそのまま。文字数が非常に少ないスパムコメントが来るようであれば、数値を上げる、として行けば良いと思います。
元の記事に戻ってくる時間(秒)
初期状態:0
たとえば上の方の設定の「日本語が存在しない場合、無視対象とする」を「はい」にしておいた場合、コメント欄に日本語を含まないで送信すると無視される(エラーなる)ことになりますが、そういったエラーの場合に「エラー画面を何秒表示するか」の設定です。
初期状態「0」は、つまりは「エラー画面を表示しない」ということになりますが、仮にそれ以外の数字で「1」を設定し、日本語を含まないコメントを送ると、 一瞬 (1秒)以下のような表示がされます。
エラー表示で、何が問題なのかコメント送信者に知らせるのは親切ですが、スパムを送る人にヒントを与えるようなものにもなります。(ちなみにこのエラー表示の文言は設定で変更できます)
これは初期状態の「0」で良さそうです。
コメント欄の下に表示される注意文言
初期状態は「日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)」という文言が設定されています。
先ほど見たように、以下のような感じでコメント入力フォームに表示される文言の設定欄となりますね。
この注意文言を変更したい、という場合には、こちらで編集しますが、そもそも表示したくない、という場合には空白にすればOK。
ちなみに、タグなどを入れて文字色を変えてみよう、としてもタグは単に文字列として表示されるだけとなり、使用はできないようです。
この文字列個別にデザインを適用したい場合には、CSSを使うのが良いです。例えば文字色を赤にしたい、としたら以下の様にすれば良いですね。
1 2 3 |
p#throwsSpamAway { color: red; } |
コメント注意文言の表示位置
初期状態:「コメント送信ボタンの上」
1つ上で見た「日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。」という注意文言を、コメントの送信ボタンの上に表示するか下に表示するかの設定。
ただこの設定はテーマによってうまく機能していないのか、賢威の場合、初期状態では送信ボタンの下に表示されます。
試しに「コメント送信フォームの下」を選ぶと、文言がどこかに行ってしまい表示されない、みたいになるようです。
プラグインが送信ボタンをどのように認識しているかによりますが、テーマによってはこの設定はうまく機能しない、となるのか、そもそもこのプラグインの不具合か何かで現状うまく機能していない、となるかもしれません(プラグインが更新されていく過程で修正されるかもしれませんね)
日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言
初期状態:「日本語を規定文字数以上含まない記事は投稿できませんよ。」
上の方で見た、エラーの時の表示文言を設定します。
特に初期状態から修正する必要はないと思いますし、そもそもどうしてエラーとなるのか表示しない方が良いように思うので(スパムを送る人にわざわざ教えてあげるようなものなので)このままでよいでしょう。
以上が基本的な設定になりますが、その他にも、便利な設定として、NGキーワードの設定があります。最後にその設定について見ておきましょう。
NGキーワード
実はこのプラグインを導入するきっかげが、この「NGキーワード」。ちょうど「NGキーワード」が登録できるものがないかな、と探していたところ、このプラグインに出会いました。
日本語でないコメントをはじく、というのは Akismet とかでも良いと思いますが(時々くぐりぬけて来てしまいますが(笑))、最近では日本人の日本語ではない、翻訳した日本語で何かの宣伝みたいなコメントがちょこちょこ来るようになりました。
これをどうにか撃退したい、ということで、その中の特徴的なキーワードを設定してシャットアウトできないかな、というところです。
特徴的なキーワードとして考えているものが「無料相談」などですが、一歩間違えると、通常のコメントもシャットアウトしてしまう可能性もあるので、注意を払って設定したいところですね。
その他の設定
ここまで見てきたもの以外では、以下の設定もあります。
- URLらしき文字列が混入している場合エラーとする設定
- 必須キーワードの設定(指定した言葉が入ってないとエラー扱い)
- トラックバックへの対応
- コメントを拒否するIPアドレス設定
- ワードプレスのコメントでスパムにしたIPは拒否する設定
- 特定IPアドレスは優先的にコメントできるようにする設定
こうしてみると結構細かい設定ももっています。
「URLらしき文字列」という表現が良いですね。
今回のまとめ
ブログを続けていると、最初はコメント来たらどうしよう、なんて思ってますが、実は全然来なかったりします(笑)
それでもたまに、コメント来たぞ!と思ったら、英語だらけのスパムコメントだったりしてがっかり、という経験をされる場合も多いですね。
Akismetも良いですが、利用制限がかかっているようですので(広告を貼っていたらダメ)、今回紹介している「Throws SPAM Away」などのプラグインを使って、スパムコメントは撃退していくと良いと思います。
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